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Hitachi

プラットフォームソフトウェア

2015年8月24日
株式会社日立製作所

エンタープライズサーバ「AP8800E」のオペレーティングシステム「VOS3/US」を強化

さらなる事業継続性の向上を支援する機能の強化や基幹システムデータの
バックアップ業務などにおける運用の効率化を実現

AP8800E
エンタープライズサーバ「AP8800E」

株式会社日立製作所(以下、日立)は、このたび、メインフレーム製品であるエンタープライズサーバ「AP8800E」において、オペレーティングシステム「VOS3/US」を機能強化し、8月26日より販売を開始します。

具体的には、3箇所のデータセンターを利用したディザスタリカバリ環境において、基幹システムデータの2重バックアップを可能としたことで事業継続性をさらに向上したほか、基幹システムデータのバックアップ業務の効率的な活用を支援する仮想テープ機能の強化や電子帳票データの運用管理の効率化を行ないました。

日立は、金融機関や公共機関、電力会社などの社会インフラ分野をはじめ、さまざまな企業・団体の基幹システム向けにメインフレームを提供しており、多くの稼働実績を有しています。今回の機能強化は、事業継続を支える高い信頼性や安定性への継続した要求や、システムのさらなる効率的な活用、導入・運用の容易化など、ITインフラに対する最適化へのニーズに応えるものです。

今後もお客様の既存資産を継承し、ビジネスの成長を支える基幹システム構築を可能にするため、高信頼・高性能なメインフレーム製品や、周辺装置、各種サービスを提供していきます。

主な機能強化ポイント

1. 事業継続性を向上する災害対策センター運用支援機能の強化

エンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform G1000」などが提供するTrueCopy機能*1やUniversal Replicator機能*2と連携し、信頼性の高いバックアップ運用の実現などを支援する災害対策センター運用支援機能「VOS3/Business Continuity Manager」において、これまで正/副2箇所のデータセンター間で可能であった基幹システムデータのバックアップ機能を強化し、3箇所のデータセンターを利用したバックアップの二重化を可能にしました。これにより、ユーザーのシステム環境や運用のニーズに応じ、高信頼なシステム環境を選択、構築することができます。

*1
TrueCopy:同期リモートコピー機能。
*2
Universal Replicator:非同期リモートコピー機能。

2. 基幹システムデータの取り扱い時における運用性向上

(1)仮想テープボリュームを利用したバックアップ業務の運用強化

仮想テープ機能*3などを強化し、仮想テープよりLTO*4媒体にバックアップしたデータをLTO媒体から仮想テープに戻す処理であるリストアにおける運用性を向上しました。例えばLTOライブラリ装置内のLTOドライブの空きがない場合でも空きが生じるまでリトライするなど、バックアップ先であるLTO媒体やLTOドライブ装置の状態に応じたきめこまかな制御を行うことで、リストア処理が中断した際のわずらわしい運用を行う必要がなく、仮想テープ使用業務の運用性向上を図ることができます。

*3
仮想テープ機能:ディスクアレイシステムのボリュームを仮想的なテープボリュームとして割当て、磁気テープ装置の入出力をエミュレーション(VOS3システム上で仮想的に行うこと)する機能。
*4
LTO(Linear Tape-Open):大容量、高速読み書きを目指した磁気テープストレージの規格。

(2)電子帳票データ保管時の運用管理を効率化

メインフレームから出力する帳票データを、帳票サーバ上のメインフレーム帳票オープン連携支援「PRINT DATA EXCHANGE」を活用して電子化し、オープンサーバ上の電子帳票システム 「HOPSS3/AS REV/OSE」にて保管する場合、メインフレーム上の操作で、オープンサーバ上の帳票データを指定した保存日数に従い保管、自動廃棄する機能を提供します。これにより、電子帳票の分類や登録の操作も含め、メインフレーム側より一元的に運用でき、管理の効率化を図ることができます。

3. 周辺装置における新ハードウェアサポート

(1)新パラレルシステムタイマ(PST)のサポート

NTP*5サーバの時刻にあわせ、高い精度で複数のメインフレーム間の時刻を同期させることが可能なパラレルシステムタイマを新たに提供します。ネットワーク環境での時刻同期が可能なため、オープンサーバも含めたシステム全体における、統一時刻での運用を容易に実現できます。

*5
NTP(Network Time Protocol):ほかのコンピュータへの時刻の配信、及びほかのコンピュータとの時刻合わせの機能を持つプロトコル。

(2)LTOライブラリ装置や単体LTOドライブ装置にてLTO Ultrium6*6ドライブをサポート

入出力制御装置(SCSI*7 Gateway)経由で接続可能なLTOライブラリ装置や単体LTOドライブ装置にてUltrium 6ドライブをサポートします。1巻あたりの記憶容量が従来の約1.7倍となる2.5TB/巻のLTO Ultrium 6テープを使用できるようになり、さらなる大容量のバックアップが可能となります。

*6
Ultrium6規格:LTOにおけるテープフォーマット規格の第6世代。
*7
SCSI(Small Computer System Interface):周辺機器とコンピュータなどのハードウェア間のデータのやりとりを行うインタフェース規格。

価格と出荷開始時期

製品名 価格(税別) *8 出荷開始時期
VOS3/US標準パッケージ
(OS基本制御、ストレージ管理、オープン連携ほか)
月額2,865,600円〜 *9 2015年10月7日
*8
サポートサービスは含まれません。
*9
AP8800/100Eプロセッサ、VOS3/US-JSS3使用時の月額料金です。

エンタープライズサーバ「AP8800E」に関するホームページ

オペレーティングシステム「VOS3/US」に関するホームページ

他社商標注記

  • LTO、Linear Tape-Open、およびUltriumは、Hewlett-Packard Development Company, L.P. 、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporation、および米国Quantum Corporationの米国およびその他の国における商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部
お問い合わせフォーム:別ウインドウを開くアイコンhttp://www.hitachi.co.jp/it-pf/inq/NR/

以上

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