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VOS3/XS:ディスク二重書き制御プログラム WDCP/ES

WDCP (ディスク二重書き機能)は、万一の障害に備え、常時、同一内容のデータをシステム中のディスクに二重書きして保持し、一方のディスクボリュームに障害が発生した場合にも、残りのディスクボリュームで業務継続できます。

製品概要

WDCPは、2台のディスクボリューム(WDCPペア*1)に同一のデータを書き込むことにより、ディスク障害が発生しても障害が発生したディスクボリュームだけをシステムから切り離し、残った正常なディスクボリュームで業務を継続することを可能とするプログラムです。
WDCPペアの信頼性を高めるために、チャネルとディスク制御装置が異なる二つのディスクボリュームの二重化を基本としています。
チャネルやディスク制御装置全体の障害にも対応できるように、2台のディスク制御装置配下のディスクボリュームに正装置・副装置を配置することが必須です。

正常時

同じ内容を2つのディスク制御装置配下のディスクボリュームに書き込む

正常時の稼働図

障害発生時

障害の発生により使用できなくなったディスクボリュームを閉塞し、
正常稼働しているディスクボリュームで業務を継続

障害発生時の稼働図

*1
WDCPペアは、WDCPで管理する2台の装置の組を「ペア装置」と呼び、ペア装置の一方を正装置、他方を副装置と呼びます。
*2
障害で閉塞後の装置へ入出力は行えません。二重書きから一重書きへWDCPが変更します。
*3
WDCP/ES:Double Disk Volume Control Program/Extended System