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Hitachi

ソフトウェア

HAモニタ:構成/機能

HA Toolkit Extension

HA Toolkit Extensionは、他社のクラスタソフトウェア製品と組み合わせて、HiRDBやOpenTP1の高速ホットスタンバイを実現する製品です。HAモニタが対応していないサーバ機種やOS上でHiRDBやOpenTP1を使用している場合、HA Toolkit Extensionを導入すると系切り替え時間を大幅に短縮できて効果的です。

他社クラスタソフトウェア製品上で高速ホットスタンバイを実現

HAモニタはHiRDBやOpenTP1との連携を強化しており、一番の特徴が高速ホットスタンバイです。高速ホットスタンバイは、ほぼ瞬時に障害を検知し、障害発生からサービスを再開までを高速化した系切り替えです。
HA Toolkit Extensionを導入することで、HAモニタとHiRDBやOpenTP1との綿密な連携によって実現された高速ホットスタンバイを、他社クラスタソフトウェア製品上でも同様に使用できます。

系切り替えに掛かる時間を大幅に短縮

高速ホットスタンバイでは、従来に比べて、系切り替えに掛かる時間を大幅に短縮しました。 一般のクラスタソフトウェア製品だけを使用した場合と、一般のクラスタソフトウェア製品にHA Toolkit Extensionを組み合わせた場合とで、系切り替えに掛かる時間を比較します。

アプリケーションに障害が発生したら、その区画だけを系切り替えできる

HAモニタは、各論理区画に常駐してアプリケーションを監視します。ある区画のアプリケーションに障害が発生した場合、待機系の区画に系切り替えをします。このとき、ほかの区画は通常どおりサービスを継続できます。

通常の系切り替えでは、実行系に障害が発生してから、待機系のプロセスを起動してデータを引き継ぎます。
高速ホットスタンバイでは、あらかじめ待機系のプロセスを起動しておくことで、プロセス起動時間を短縮。さらにHiRDBやOpenTP1が直接障害を連絡してくるため、ほぼ瞬時に障害を検知します。

高速ホットスタンバイ時は系切り替え時間が短縮される
系切り替え時間の比較

より幅広いプラットフォームに対応

HA Toolkit Extensionは、HAモニタが対応していないサーバ機種でご利用いただけます。他社クラスタソフトウェア製品と組み合わせて使用できるため、高速ホットスタンバイをさらに幅広いプラットフォーム上で実現できます。

HA Toolkit Extensionは他社クラスタソフトウェア製品上で動作する
HA Toolkit Extension使用時のシステム構成

HA Toolkit Extensionが対応しているプラットフォームについては、動作環境ページをご覧ください。