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特徴

PowerHA SystemMirror / PowerHA for AIX / HACMP(High Availability Clustering Multi-Processing)*1は、高可用性機能を提供します。複数のシステム装置をクラスタ構成にし、ハードウェアの冗長化によって、単一障害点を持たない(No Single Point Of Failure)構成を実現します。ノード(システム装置)、ディスク、ネットワーク、アプリケーションなどの障害発生時には、それらを他のノードへ引き継ぐことで、システムの運転を継続します。PowerHA SystemMirror / PowerHA for AIX / HACMPの適用例を図に示します。

*1
PowerHA for AIXは既存製品のHACMPの後継品です。PowerHA SystemMirrorは既存製品のPowerHA for AIX / HACMPの後継品です。

PowerHA SystemMirror / PowerHA for AIX / HACMPの適用例

PowerHA SystemMirror / PowerHA for AIX / HACMPは、引き継ぎ対象であるリソースの状態をモニタし、障害発生時に対応するシェルスクリプトを起動して、他のノードへリソースを引き継ぎます。シェルスクリプトは、標準提供されるほか、ユーザーによるカスタマイズが可能です。

引き継ぎ可能なリソース

ネットワークアダプタ
ネットワークアダプタ障害発生時に、IPアドレスを含めて自ノードまたは他ノードのスタンバイアダプタへ引き継ぐことができます。構成するシステムによっては、MACアドレスを引き継ぐこともできます。
アプリケーション
PowerHA SystemMirror / PowerHA for AIX / HACMPに定義したアプリケーションの停止時に、他ノードへアプリケーションを引き継ぐことができます。
ディスク、ボリュームグループ、ファイルシステム
障害によってアプリケーションを他ノードへ引き継ぐ場合、アプリケーションが使用するディスクやファイルシステムを一緒に引き継ぐことができます。また、NFSサーバーとしてのサービスを引き継ぐことで、NFSクライアントの業務停止を防止できます。

引き継ぎパターン

引継ぎノードの優先順位を指定できます。また、障害発生ノードが回復したときに、リソースを戻すか戻さないかの指定ができます。

コンカレントアクセス

クラスタロックAPIを用いてディスク共用します。障害発生時にディスク切換が不要なので、他ノードへの引き継ぎ時間が短くなります。コンカレントアクセスは、rawデバイスとしてのディスク共用のため、ファイルシステムを共用することはできません。

構成

PowerHA SystemMirror / PowerHA for AIX / HACMP は、基本製品とプロセッサライセンス製品で構成され、次の製品を提供します。

PowerHA SystemMirror V7.1
PowerHA SystemMirror V7.1
基本製品です。1プロセッサライセンスと媒体を含みます。
PowerHA SystemMirror V7.1 1 Processor License
プロセッサライセンス製品です。1プロセッサライセンスを含みます。
PowerHA SystemMirror V6.1
PowerHA SystemMirror V6.1
基本製品です。1プロセッサライセンスと媒体を含みます。
PowerHA SystemMirror V6.1 w/o CD
プロセッサライセンス製品です。1プロセッサライセンスを含みます。
PowerHA for AIX, V5.5
PowerHA for AIX, V5.5
基本製品です。1プロセッサライセンスと媒体を含みます。
PowerHA for AIX, V5.5 w/o CD
プロセッサライセンス製品です。1プロセッサライセンスを含みます。
HACMP V5.4
HACMP V5.4
基本製品です。1プロセッサライセンスと媒体を含みます。
HACMP V5.4 w/o CD
プロセッサライセンス製品です。1プロセッサライセンスを含みます。

動作環境

適用OS

  • PowerHA SystemMirror V7.1
    • EP8000シリーズ
      • AIX V6.1 01-07-/A 以降
      • AIX V7.1 01-01 以降
  • PowerHA SystemMirror V6.1
    • EP8000シリーズ
      • AIX V6.1 01-04 以降
      • AIX 5L V5.3 01-11 以降
    AIXのリリース・形名・VRSごとに、サポートするEP8000シリーズのモデルは異なります。
    PowerHA SystemMirror V6.1がサポートするモデルでも、AIXがサポートするモデルであることをご確認ください。
  • PowerHA for AIX, V5.5
    • EP8000シリーズ
      • AIX V6.1 01-02 以降
      • AIX 5L V5.3 01-09 以降
  • HACMP V5.4
    • 01-00-/A以降
      • EP8000シリーズ
        • AIX V6.1 01-00以降
        • AIX 5L V5.3 01-00-/H以降
        • AIX 5L V5.2 01-00-/P以降
      • NFSv4をリソース・グループに含める場合
        • AIX V6.1 01-00以降
        • AIX 5L V5.3 01-00-/O以降
      • AIX ワークロード・パーティション(WPAR)環境下で使用する場合
        • AIX V6.1 01-00以降
    • 01-00
      • EP8000シリーズ
        • AIX 5L V5.3 01-00-/H以降
        • AIX 5L V5.2 01-00-/P以降

適用システム装置

  • EP8000シリーズ

前提ソフトウェア

  • PowerHA SystemMirror V7.1
    • RSCT 3.1.2.0 以降が必要です。
  • PowerHA SystemMirror V6.1
    • EP8000シリーズ 750 (POWER7プロセッサ搭載モデル)
      • 適用OS環境がAIX V6.1の場合、RSCT 2.5.4.2 以降が必要です。
      • 適用OS環境がAIX 5L V5.3の場合、RSCT 2.4.13.0 以降が必要です。
    • EP8000シリーズ 7xx (750以外のPOWER7プロセッサ搭載モデル)
      • 適用OS環境がAIX V6.1の場合、RSCT 2.5.5.0 以降が必要です。
      • 適用OS環境がAIX 5L V5.3の場合、RSCT 2.4.13.0 以降が必要です。
    • 上記以外のEP8000シリーズ
      • 適用OS環境がAIX V6.1の場合、RSCT 2.5.4.2 以降が必要です。
      • 適用OS環境がAIX 5L V5.3の場合、RSCT 2.4.13.0 以降が必要です。
  • PowerHA for AIX, V5.5
    • EP8000シリーズ
      • 適用OS環境がAIX V6.1 01-02 以降の場合、RSCT 2.5.2.0 以降が必要です。
      • 適用OS環境がAIX 5L V5.3 01-09 以降の場合、RSCT 2.4.10.0 以降が必要です。
  • HACMP V5.4
    • ありません。