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概要

HA8000/RS440,RS220,RS210xNxN1xN2モデル用HAモニタオプション(GQS-VSS7BH40[EX])を使用する環境において、ごくまれに電源OFF状態と誤検知し、不正な系切換え事象が発生することが判明しました。
以下の内容をご確認の上、該当する場合には、対策版の適用をご検討いただきますようお願いいたします。

重要性

注意

現象および影響範囲

HA8000/RS440,RS220,RS210xNxN1xN2モデル用HAモニタオプション(GQS-VSS7BH40[EX])を使用する環境において、ごくまれにipmitoolからHAモニタオプションへ不正な応答が返ることで、サーバ稼働中(電源ON状態)であるにも関わらず、電源OFF状態と誤検出し、系切換えの発生に至る。

<参考>
系切換えが発生した場合には、次のメッセージがOSログ(Linuxのmessages)に残ります。

KAMN340-E ホスト:<ホスト名>の異常を検知しました。
KAMN304-E ホスト:<ホスト名>の実行サーバ(<実行サーバ名>)が異常終了しました。
KAMN310-I サーバ:<実行サーバ名>の系切り替えを開始します。
KAMN311-I サーバ:<実行サーバ名>の系切り替えが完了しました。

対象製品

品名 形名 対象バージョン
HAモニタオプション GQS-VSS7BH40[EX] 媒体Ver.01-02 以前
└ RHEL6用プログラム Ver.2.1.2.0 以前
└ RHEL7用プログラム Ver.3.1.2.0 以前
*
HAモニタオプションのプログラムVer.は「haconnsetup show version」コマンドで確認できます。

上記のHAモニタオプションは、下表に示すシステム装置でサポートするオプション製品です。

対象機種名 形名
RS440xN,xN1 GU*440*N-*******, GU*441*N-*******
RS220xN,xN1,xN2 GU*220*N-*******, GU*221*N-*******, GU*222*N-*******
RS210xN,xN1,xN2 GU*210*N-*******, GU*211*N-*******, GU*212*N-*******

回避策および復旧方法

  1. 回避策 :回避策はございません。
  2. 復旧方法:現用系から待機系へ系切換えが発生しますが、業務は継続可能なため対処は必要ありません。待機系から現用系に戻す場合には、以下のように"monswap"コマンドを実行してください。

    monswap <サーバ識別名>

対策方法

HAモニタオプションを下表に示すバージョンにアップデートしてください。

品名 形名 対象バージョン
HAモニタオプション GQS-VSS7BH40[EX] 媒体Ver.01-03 以降
└ RHEL6用プログラム Ver.2.1.3.1
└ RHEL7用プログラム Ver.3.1.4.0

※最新のHAモニタオプションは、以下のURLよりダウンロードしてご利用ください。

更新情報

2018年01月18日 この情報ページを掲載しました。

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