Hitachi

概要

HA8000/RS220xNxN1、RS210xNxN1、TS20xNモデルにおいて、Hitachi Compute Systems Manager(以下HCSM)をご使用の場合、以下に示す事象が発生することが判明しました。
内容をご確認の上、発生条件に該当する場合は、回復策、または対策版の適用をご検討いただきますようお願いいたします。

現象

HCSMを使用する環境において、1〜2ヶ月以上の連続稼働を行うとBMCの内部動作が遅延し、以下の事象が発生することがあります。

Watchdog Timerのクリア処理が遅延し、不正なBMCリセットが発生する。これに伴い、次の事象が発生する。
  • BMCの再起動が完了するまでの間(約1分)、マネージメントLANが一時的にリンクダウンする。
  • BMCの再起動が完了するまでの間(約1分)、一時的にSTATUSランプ2が、アンバー点灯する。
SEL Manager、Log Monitor Loggerを使用しているなど、ipmiドライバが動作する環境において、OSイベントログにipmiドライバのTimeoutエラーが散発し、ログされる。

【(例) WindowsにおけるTimeoutエラーメッセージ】
yyyy/mm/dd,hh:mm:ss,IPMIDRV,警告,なし,1004,
IPMI デバイス ドライバーは、通常の動作状態で IPMI BMC デバイスと通信しようとしましたが、タイムアウトしたために通信に失敗しました。IPMI デバイス ドライバーに関連付けられたタイムアウト時間は長くすることができます。 00 00 04 00 01 00 00 00

対象製品

 
対象機種 形名
RS220xN,xN1 GU*22*AN-*******, GU*22*BN-*******
RS210xN,xN1 GU*21*AN-*******, GU*21*BN-*******
TS20xN GU*T20AN-*******, GU*T20BN-*******, GU*T20CN-*******, GU*T20DN-*******

発生条件

次の全ての条件を満たすとき発生します。

  • BMC FW Ver. 02.15以前を使用している。
  • HCSMの監視対象サーバに登録されている。

回復策

BMCリセットの実行、もしくは、AC-OFF/ONを行うことで回復します。

一時的回避策/低減策

月に1回程度、BMCリセットもしくは、AC-OFF/ONを行うことで回避できます。

対策

本問題は、以下のBMCファームウェアバージョンで対策しました。 対策版の適用をご検討いただきますようお願いいたします。

 
対象機種 対策版BMCファームウェア 備考
RS220,RS210xNxN1用 Ver.02.18以降 -
TS20xN用 Ver.02.16以降 -
最新のBMCファームウェアは、以下のURLよりダウンロードしてご利用ください。

更新情報

2016年12月9日 このページを掲載しました。

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