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Hitachi

日立アドバンストサーバHA8000シリーズ

概要

HA8000/RS220,RS210xMxM1xM2モデルにおいて、HAモニタオプション(GQS-VSS7BH20[EX])をご使用の場合、BMCの自己リセットの発生に伴い、以下に示す現象が発生することが判明しました。
内容をご確認の上、発生条件に該当する場合は、回復策、または対策版の適用をご検討いただきますようお願いいたします。

現象

HAモニタオプション(GQS-VSS7BH20[EX])を使用する環境において、OS稼働中に、BMCハングアップ障害などの発生に伴いBMCの自己リセット機能が動作した際に、HAモニタが行うリセットパス監視が切断し、手動で"monrp"コマンドを再実行するまでの間、HAモニタによる系切替えができない状態となる。

<参考>

リセットパス監視が切断した場合には、次のメッセージがOSログ(Linuxのmessages)に残ります。

 “KAMN624-E The state of Reset Path of Host: OWN HOST(またはHOST名) is abnormal.
          Error details:REQ-TIMEOUT(またはNO SET ADDRESS) Reset Path:Primary”

対象製品

対象製品
対象機種 形名
RS220-h(xM,xM1,xM2) GQ*22*HM-*******, GQ*22*JM-*******, GQ*22*KM-*******, GQ*22*LM-*******
RS220-s(xM,xM1,xM2) GQ*22*SM-*******, GQ*22*TM-*******, GQ*22*UM-*******, GQ*22*VM-*******
RS220(xM,xM1,xM2) GQ*22*AM-*******, GQ*22*CM-*******, GQ*22*DM-*******, GQ*22*FM-*******
RS210-h(xM,xM1,xM2) GQ*21*HM-*******, GQ*21*JM-*******, GQ*21*KM-*******, GQ*21*LM-*******
RS210(xM,xM1,xM2) GQ*21*AM-*******, GQ*21*BM-*******, GQ*21*CM-*******, GQ*21*DM-*******,GQ*21*EM-*******, GQ*21*FM-*******
対象製品
製品名 形名
HAモニタオプション GQS-VSS7BH20[EX]

発生条件

次の全ての条件を満たすとき発生します。

  • HAモニタオプション(GQS-VSS7BH20[EX])を使用している。
  • BMCファームウェア Ver.09.54(xMxM1用)以前、もしくは、03.27以前(xM2用)を使用している。
  • OS稼働中にBMC自己リセット機能が動作した場合。

回復策

BMC自己リセットが発生したサーバより、"monrp"コマンドを実行することで回復します。

一時的回避策

JP1/BaseおよびJP1/Integrated Managementを使用している環境においては、メッセージトラップ機能とローカルアクション機能を用いて、リセットパス切断事象発生時にLinuxのmassagesログに記録される「KAMN624-E」イベントを契機に"monrp"コマンドを自動実行させることで回避することができます。

対策

本問題は、以下のBMCファームウェアバージョンで対策しました。
対策版の適用をご検討いただきますようお願いいたします。

対象機種
対象機種 対策版BMCファームウェア
RS220,RS210 xMxM1用 Ver.09.55
RS220,RS210 xM2用 Ver.03.28
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最新のBMCファームウェアは、以下のURLよりダウンロードしてご利用ください。
http://www.hitachi.co.jp/cgi-bin/products/it/server/bladesymphony/dlserch_rev1/dlserch.cgi
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BMC自己リセット発生後に、リセットパス監視を自動回復するには、HAモニタ 01-61-01以降が必要です。合わせてのご利用をお勧めします。詳細については、以下のURLをご参照ください。
https://www.hitachi-support.com/

更新情報

2016年4月27日 この情報ページを掲載しました。

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。