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企業情報ニュースリリース

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2019年12月6日

イタリア国立粒子線がん治療センターから陽子線がん治療システムを受注

[画像]イタリア国立粒子線がん治療センター
イタリア国立粒子線がん治療センター

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、イタリア共和国(以下、イタリア)のイタリア国立粒子線がん治療センター(Centro Nazionale di Adroterapia Oncologica/以下、CNAO)から、陽子線がん治療システム一式と保守事業を受注しました。本受注は、日立にとって、イタリアでは初、欧州では2例目です。
  今回受注した陽子線がん治療システムは、がんの形状に合わせて陽子線を照射できるスポットスキャニング照射技術を搭載しており、高精度な陽子線の照射が可能です。

  CNAOは、イタリア北部のミラノに近いパヴィアにある同国初の粒子線治療センターで、粒子線によるがん治療を行うことを目的とした世界的権威のある医療機関です。イタリア国内での粒子線治療の普及を推進しているイタリア政府が100%出資する非営利組織CNAO財団によって設立、運営されています。2011年から陽子線、2012年からは重粒子線の治療を行っており、今後さらなる治療と研究を進めるために新たな陽子線施設を建設します。

  日立の粒子線がん治療システムは、世界的に著名な病院に納入されており、これまでに60,000名以上の患者が日立のシステムで治療を受けるなど、高い信頼性と実績を有しています。また、治療室が1室で都市部の限られた敷地内での設置を可能とするコンパクトシステムをはじめ、一つの加速器で陽子線と重粒子線の治療が可能なハイブリッドシステムなどお客さまのニーズにあわせたシステムを提供しています。

  日立は今後、先進的な粒子線がん治療システムのグローバル展開をさらに加速させることで、人々のQoL向上や社会価値の向上に貢献していきます。

日立製作所について

  日立は、OT(Operational Technology)、IT(Information Technology)およびプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業に注力しています。2018年度の連結売上収益は9兆4,806億円、2019年3月末時点の連結従業員数は約296,000人でした。日立は、モビリティ、ライフ、インダストリー、エネルギー、ITの5分野でLumadaを活用したデジタルソリューションを提供することにより、お客さまの社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献します。

関連情報

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 ライフ事業統括本部 デジタルフロント事業本部
グローバルエンジニアリング本部 [担当:松野]
〒108-8250 東京都港区港南二丁目18番1号 JR品川イーストビル
電話 : 03-3763-2411(大代表)

以上

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