ページの本文へ

Hitachi

企業情報ニュースリリース

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2018年5月7日
株式会社日立製作所
株式会社日立ビルシステム

停電発生時も緩やかに停止するソフトストップ機能搭載のエスカレーターを開発

日本生命済生会日本生命病院に納入

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と、株式会社日立ビルシステム(取締役社長:関 秀明/以下、日立ビルシステム)は、停電発生時にエスカレーターが急停止せずに緩やかに減速することで、利用者の転倒やつまずきを抑制する停電時ソフトストップ機能を搭載したエスカレーターを、業界に先駆けて開発*1しました。この機能を搭載したエスカレーターを、4月30日に開院した公益財団法人日本生命済生会日本生命病院(理事長:野崎 篤彦/以下、日本生命病院)に納入しました。

  日立が2008年に販売開始したエスカレーター「VXシリーズ」は、微妙な加減速が可能なインバーター制御の採用によって実現したソフトストップ機能を基本仕様として搭載しています。ソフトストップ機能は、エスカレーターの安全装置作動時や非常停止ボタンが押されて緊急停止する場合に、緩やかに減速することで利用者の転倒やつまずきを抑制する機能ですが、停電によって駆動電力が断たれた場合には対応していませんでした。

  日本生命病院の建設にあたり、高齢者をはじめとするすべての利用者が、より安心して利用できるエスカレーターを設置したいとの要望を顧客から受け、日立と日立ビルシステムは停電時の急停止を回避する機能を開発しました。具体的には、エスカレーターの減速時に発生する回生電力を駆動モーターの電力源として利用することで、エスカレーターを緩やかに停止させることができる機能*2を実現しました。

  今回開発した新機能は、日立と日立ビルシステムのビルシステム事業における事業コンセプト「あなたを思いやること、心地よくすること HUMAN FRIENDLY」に基づいた機能です。日立と日立ビルシステムは、今後も、本コンセプトに基づいた昇降機製品・サービスを提供することで、安心で心地よい街づくりをめざします。

*1
2018年5月7日時点、日立ビルシステム調べ。
*2
特許出願中。

今回納入したエスカレーターの概要

エスカレーター型式 定格速度 制御方式 台数
S800VXS-UN 20m/分 インバーター制御 6台

公益財団法人日本生命済生会日本生命病院の概要

所在地 大阪府大阪市西区江之子島二丁目32番2号、5号
事業主 公益財団法人日本生命済生会
延床面積 37,800.93m2
階床 地上14階、塔屋2階、地下1階
施設規模 病床数350床

[画像](左)日本生命病院外観、 (右)納入したエスカレーター

お問い合わせ先

株式会社日立ビルシステム カスタマー・サポートセンター
TEL : 0120-7838-99(フリーダイヤル)

以上

Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。