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企業情報ニュースリリース

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2017年4月20日
株式会社日立製作所
日立ヨーロッパ社

欧州でのデジタルソリューション開発加速に向け、ロンドンに新研究拠点を開設

顧客協創方法論「NEXPERIENCE」を欧州に展開

[画像]新研究開発拠点のエントランス
新研究開発拠点のエントランス

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と日立ヨーロッパ社(Managing Director:阿部和雄)は、このたび、欧州社会イノベーション協創センタ(Global Center for Social Innovation−Europe/以下、CSI欧州)の中核拠点として、英国・ロンドン中心部に、新たな研究開発拠点を設立しました。本拠点は、お客さまやパートナーとともに事業機会を見いだし、事業コンセプトやビジネスモデルをつくり上げることで新たなソリューションを開発する顧客協創方法論「NEXPERIENCE」*1を提供するもので、海外では北米に続く2番目の拠点となります。本拠点には、研究開発用にヒューマノイドロボット「EMIEW3」*2を設置し、お客さまを出迎えます。

  日立は、社会イノベーション事業推進本部 副本部長 Hicham Abdessamad(ヒッシャム・アブデサマド)をリーダーとして、デジタル技術を活用した社会イノベーション事業のグローバル展開を加速しており、今般のロンドン拠点も、この一環として開設されたものです。本拠点をロンドンに設立することにより、欧州および英国のお客さまやパートナーが、日立の研究拠点に容易にアクセスできるようになります。

  CSI欧州のデザイナーと研究者は、今後、NEXPERIENCEを活用し、お客さまとの協創を通じて、鉄道、自動車、エネルギー、産業、ヘルスケア、セキュリティなどの各分野のソリューションを開発します。また、顧客協創を推進するグローバル研究チームInsights Laboratory*3の一員として、最先端のデータアナリティクスや制御技術から得られた知見を、ソリューション開発に活用していきます。

日立 社会イノベーション事業推進本部 副本部長 Hicham Abdessamadのコメント

「日立は北米および日本の社会イノベーション協創センタにおいて、最先端技術を活用したソリューション開発で大きな成功を収めてきました。今回、日本、北米に続き世界で3箇所目となるNEXPERIENCEの顧客協創空間をロンドンに開設することにより、日立は、社会イノベーション事業を通じたお客さまのデジタル化への支援を加速していきます。本拠点の設立を通じて、欧州のお客さまやパートナーの近くで日立の幅広いイノベーションを提供できるようになることを、大変喜ばしく思います。」

日立 社会イノベーション事業推進本部 EMEA・CIS社会イノベーション事業 共同責任者 Patrik Sjoestedtのコメント

「OT*4、IT、多彩なプロダクトやシステムを組み合わせてお客さまや社会の課題を解決する社会イノベーション事業を推進しており、お客さま主導のイノベーションは、その中心を成すものです。日立と日立ヨーロッパは、社会イノベーション事業を通じて、社会課題の解決に向けたソリューションを開発し、技術を通じてより安全、効率的で持続可能な社会の実現に貢献していきます。」

日立ヨーロッパ社 CTO European R&D Centre 鳥居 和功のコメント

「ロンドン中心部に新設したNEXPERIENCEの顧客協創空間は、デザイナーと研究者が協働して社会イノベーションを生み出す中核となるよう設計しました。先端研究と、ビッグデータ解析、ビジョン・サービスデザイン手法を融合し、欧州のお客様、パートナーと共に、成熟社会の抱える課題を解決するソリューションの開発を加速していきます。」

*1
2015/10/15 リリース:「社会イノベーション事業の加速に向けて、お客さまの課題をともに検討する顧客協創方法論『NEXPERIENCE』を構築」
*2
EMIEW3は4月24日から28日までドイツのハノーバーメッセで展示されます。 2017/4/7 リリース:「日立グループが世界最大規模の産業関連展示会であるハノーバーメッセに出展」
*3
2017/4/11 リリース:「顧客協創を推進するグローバル研究チーム『Insights Laboratory』を発足し、IoTプラットフォーム『Lumada』のソリューション開発を加速」
*4
Operational Technologyの略。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 研究開発グループ 技術統括センタ 研究管理部[担当:有金、中村]
〒185-8601 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地
電話 : 042-323-1111(代表)

以上

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