ページの本文へ

Hitachi

企業情報ニュースリリース

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2017年2月16日

クライアント環境のシステム検討、導入から運用までを容易にする
「仮想ワークスペース トータルソリューション」を提供開始

テレワーク導入や各種端末の利用拡大など、業務環境の変化にも柔軟に対応

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、企業などのクライアント環境におけるシステム検討・導入、運用に関わる一連の業務を容易にする「仮想ワークスペース トータルソリューション」を開発し、本日から提供を開始します。本ソリューションは、クライアント環境の選定時においてITの各種課題を明確化するコンサルティングサービスと、必要となる端末やVDI*1基盤の導入・運用サービスをワンストップで提供するものです。これにより、IT部門などにおけるシステム導入・運用の負荷を軽減するとともに、テレワークの導入や各種端末の利用拡大によるセキュリティリスクへの対応など、将来にわたる業務環境の変化にも柔軟な対応が可能です。

*1
VDI(Virtual Desktop Infrastructure):仮想デスクトップ環境。従来クライアントPC上で実行していたデスクトップ環境(OS、アプリケーション、データなど)を、利用端末から切り離してサーバ側に集約し配信する仕組み。

  昨今、働き方改革の機運が高まる中、ITを活用して場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を可能とするテレワークの導入検討など、企業のクライアント環境の見直しが進んでいます。IT部門においては、各利用部門の業務に応じてユーザーの利便性とセキュリティ統制のバランスなどを見極める必要があり、環境選定には難しい判断が求められます。また、将来の事業内容や組織変更への迅速な対応といった柔軟なクライアント環境が望まれる一方、システム導入・運用コスト削減との両立が求められています。

  日立のIT部門では、グループ内で大規模なVDI基盤の運用と、グループ全体で約20万台の端末管理を実施しており、グループ会社や拠点向けに、これらのノウハウを標準化したサービスを、提供しています。
  本ソリューションでは、こうした自社でのノウハウと、顧客企業への多数のSI(システム構築)・運用実績をもとに、テレワーク導入時におけるセキュリティ統制などのIT課題を明確化し要件定義を行う「クライアントインフラ・グランドデザイン コンサルティングサービス」と、端末の導入・運用を代行する「統合クライアントサービス」、VDI基盤の提供を、ワンストップで行います。

  今後も、日立グループ内で培ったシステム設計、導入、運用ノウハウをもとにソリューションの強化を進め、将来のビジネスの変化にも柔軟に対応できる最適なクライアント環境の実現を支援していきます。

本ソリューションの特長

  日立の社内外の導入実績を活用して、計画策定時のコンサルティングサービスと、SIなどのノウハウをパターン化した導入・運用サービスを提供します。これにより、企業の業務特性に応じたクライアント環境を容易に導入できるほか、日立の専用サポート窓口を通じて、端末とVDI基盤を統合的に管理することができます。このため、業務環境の変化にも柔軟に対応し、利用部門へのサービスレベルの向上とIT部門の運用負荷の軽減を実現します。

[画像]本ソリューションの特長

1.クライアント環境の課題を明確化しグランドデザインを策定するコンサルティングサービスを提供

  業務ごとのセキュリティ統制と利便性のバランスを検討するほか、Windows 10移行対応など、企業のIT部門が抱える課題を明確化し、導入方針の策定や要件定義を行う「クライアントインフラ・グランドデザイン コンサルティングサービス」を提供します。各企業のクライアント環境におけるセキュリティや運用のポリシー、業務内容を踏まえて課題を洗い出し、最適な端末やVDI基盤を組み合わせたクライアント環境の提案などを行います。システム検討にあたっては、Microsoft Office 365などパートナー企業のクラウドサービスの活用を含め、顧客課題に応じて幅広く対応します。

2.IT部門の端末導入・運用を代行する「統合クライアントサービス」を新たに開始

  端末導入・運用に関わるIT部門の業務を代行するBPO(Business Process Outsourcing)サービス「統合クライアントサービス」を開始します。日立のIT部門の導入・運用ノウハウをもとに、端末調達・設定、回収などのハードウェア管理のほか、端末の稼働管理やソフトウェアの設定・更新などソフトウェア管理も行います。さらに、端末紛失時には24時間対応でリモート初期化を行うなど利用部門に対する質の高いサービスを提供し、IT部門における運用負荷の軽減とセキュリティ統制の強化が可能です。なお、端末のソフトウェア管理には、エンタープライズモビリティ管理VMware AirWatch® を活用しています。

3.「かんたんPrivate DaaS」においてVMware Horizon® をサポート

  VDI基盤を提供するマネージドサービスの「かんたんPrivate DaaS」など*2で採用するVDIソフトウェアとしてVMware Horizonをサポートします。通常のOA用途のほか、VDI基盤上での3次元CAD利用や動画編集などグラフィック処理用途にも対応します。
  これらのサービス提供にあたっては、日立の専用サポート窓口にて24時間365日のシステム監視を行い、安定稼働に貢献します。

*2
顧客先に日立グループの資産として機器を設置し、従量課金で利用できる提供形態。なお、顧客資産として一括購入可能な統合プラットフォーム「Hitachi Unified Compute PlatformかんたんVDIモデル」も、選択可能。

本ソリューションを構成するサービスの価格および提供開始時期

名称 概要 価格 提供時期
コンサルティング クライアントインフラ・
グランドデザイン
コンサルティングサービス
クライアント環境の刷新検討から要件定義までの導入コンサルサービス 個別 見積 2月16日
端末マネージド
サービス
統合クライアントサービス ・端末ハードウェア管理*3
(調達/設定/回収/障害対応など)
・専用サポート窓口
・端末ソフトウェア管理*4
(端末稼働管理/ソフトウェア配信/
リモート初期化対応など)
・予備機調達・運用サービス*4 *5
・オンサイトサービス*4
(セットアップ/ヘルプデスク常駐など)
・開発支援サービス*4
(マスターイメージ構築支援サービスなど)
2月16日
VDI基盤提供 かんたんPrivate DaaS
(マネージドサービス)
・構築済みVDI基盤
・運用支援ドキュメント
・導入トレーニング
・専用サポート窓口*6
・システム稼働監視(ハードウェア監視、
サービス監視、パフォーマンス監視) *6
VMware Horizon版
2月16日
Hitachi Unified Compute PlatformかんたんVDIモデル(統合プラットフォーム)

*3
対象となる端末ハードウェアは、Windows 10 Professional搭載の端末およびWindows 10 IoT Enterprise搭載のシンクライアント端末で、今後、対象ハードウェアを順次拡大予定。
*4
オプション提供。
*5
人員増減などに応じて予備機の調達・運用を行うサービス。
*6
マネージドサービスでは、専用サポート窓口とハードウェア監視を標準提供。統合プラットフォームでは、別途サポートサービス契約が 必要。サービス監視、パフォーマンス監視については2017年度に提供開始予定。

本ソリューション発表に関するコメント

ヴイエムウェア株式会社 執行役員 ストラテジックアカウントビジネス本部長 秋山 将人氏

  ヴイエムウェア株式会社は日立製作所による「仮想ワークスペース トータルソリューション」の発表を歓迎いたします。このVMware AirWatch® とVMware Horizon® を活用した新たなソリューションは、日立製作所の過去のVMwareソリューションの導入実績に基づき、コンサルティングから構築・運用までを網羅し、日本企業のお客様は容易かつ短期間でモバイルや仮想デスクトップをビジネスに活用することができます。ヴイエムウェアは今後も日本企業の働き方改革をめざして日立製作所と協調し、いつでも、どこでも、どのデバイスからでもビジネスができる環境の提供に取り組んでまいります。

関連情報

商標に関する表示

  • Microsoft、Windows、Office365は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • VMware、AirWatch、およびHorizonは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 ICT事業統括本部 ITプロダクツ統括本部

以上

Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。