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企業情報ニュースリリース

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2016年10月5日
株式会社日立製作所
エア・ウォーター株式会社

日立とエア・ウォーターが超音波診断装置の販売協業に合意

[画像]ARIETTA Precision
ARIETTA Precision

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)とエア・ウォーター株式会社(代表取締役会長・CEO 豊田 昌洋/以下、エア・ウォーター)は、このたび、超音波診断装置の販売に関して合意しました。本合意により、エア・ウォーターは10月から日立の超音波診断装置「ARIETTA Precision」を国内で販売します。エア・ウォーターは製品ラインアップの拡充が図れるほか、日立にとっても日本での販売チャネルの拡大や事業強化につながります。

  日立はヘルスケア分野を社会イノベーション事業における注力4事業分野の一つと位置づけ、画像診断装置、粒子線がん治療システムなどの診断・臨床分野からITを活用したサービス、地域包括ケアなどのインフォマティクス分野まで、医療の質向上と効率化を実現するソリューションを提供しています。診断分野において、超音波診断装置は、グローバルナンバーワンをめざしており、診療科別ソリューションの拡充や販売網の拡大を図っています。
  一方、産業ガス・医療用ガスを事業の中核とするエア・ウォーターは、医療ビジネスにおいて今日では医療カンパニーを中心にグループ各社で構成する医療専門集団により、手術室・ICU(Intensive Care Unit)などの高度病院設備工事から、周産期分野を中心に強みを持つ医療機器事業、SPD(Supply Processing & Distribution)・受託滅菌サービスをはじめとする病院サービス事業、医療用ガス事業、そして在宅医療事業によって、医療に関わるさまざまなニーズに技術とサービスで応えてまいりました。
  今回、超音波診断装置事業の強化をめざす日立と手術室関連事業の充実をめざすエア・ウォーターのニーズが合致し、このたびの合意に至りました。

  超音波診断装置は、妊娠中の経過観察や乳がん検査などの診断だけでなく、手術前や手術中にも用いられています。例えば、肝臓がんの手術前に、切除する範囲のシミュレーションや、手術中に腫瘍の取り残しがないかを確認するために使用されています。また、腹腔鏡手術では、医師が病変を目視や触診で確認することが難しいため、超音波診断装置による確認が有用とされています。
  日立の超音波診断装置「ARIETTA Precision」は、21.5インチの大型のタッチモニタを搭載しており、離れた場所からでも見やすく、検査部位をより詳細に観察することもできます。また、モニタと装置本体は無線で接続しているため、分離して設置することができ、スペースが限られた手術室内でも自由にレイアウトすることが可能です。これらの特徴を生かし、日立とエア・ウォーターは手術室の利用環境に合わせた最適な装置やその配置など、トータルなソリューションを提供していきます。

  近年、医療機器の分野でもIoTを活用した手術室内の機器統合とデータの利活用が進みつつあります。今後、日立とエア・ウォーターは両社の製品やサービスを連携させた手術室関連ソリューションを検討し、最先端の医療に貢献していきます。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所

ヘルスケアビジネスユニット 営業統括本部 診断システム営業本部
US営業部 [担当:桒田(くわた)]
〒110-1105 東京都台東区東上野二丁目16番1号 上野イーストタワー
電話03-6284-3666 (直通)

エア・ウォーター株式会社

医療カンパニー メディカルイノベーション事業部
メディカルファシリティー部 [担当:柴崎(しばさき)]
〒105-0001 東京都港区虎ノ門三丁目18番19号虎ノ門マリンビル
電話03-3578-7811(直通)

以上

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