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2015年6月29日
日照量が少ない場合でもより多くの電力を出力可能
![[画像]太陽光発電用パワーコンディショナ「HIVERTER-NP203i」300kWモデル](0629a.jpg)
太陽光発電用パワーコンディショナ「HIVERTER-NP203i」300kWモデル
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭／以下、日立)は、太陽光発電用パワーコンディショナ*1「HIVERTER-NP203i」の新製品として、中規模の太陽光発電システムに対応する300kWモデルを追加し、7月1日から販売開始します。
本製品は、日照量が少ない場合でもより多くの電力の出力を可能にする回路構成を採用するとともに、電力変換最高効率97.5％*2を実現します。
近年、環境への意識の高まりによる太陽光発電システムの市場拡大とともに、商業施設、工場、学校の屋根や遊休地の活用などを目的とした、中規模の太陽光発電の普及が進んでいます。日立は、このような需要の増加に対応するために、大容量太陽光発電(メガソーラー)向けの500kW・660kWモデルに加え、新たに中規模太陽光発電向けの300kWモデルのパワーコンディショナを開発し、製品ラインアップを強化します。
新たに発売を開始する300kWモデルは、日照量の変化に応じて電力の出力がピークとなるポイントで運転を行う日立独自のMPPT制御*3を採用するとともに、業界トップクラスの高い電力変換効率を有しています。さらに、太陽光発電モジュールの出力電圧を昇圧するチョッパ回路*4を設けることにより、朝夕の時間帯や曇りの日などの日照量が少なく、出力電圧が低い領域でもインバータ動作を可能にすることで、より多くの電力を出力できます。
日立は、高効率運転が可能なパワーコンディショナの製品ラインアップの拡充により、今後も多くの発電を求めるお客さまのニーズに応える太陽光発電システムの実現に貢献していきます。
![[画像]図1: 装置構成図](0629a-1.jpg)
図1: 装置構成図
![[画像]チョッパ回路付パワーコンディショナ 出力電力比較](0629a-2.jpg)
図2:チョッパ回路付パワーコンディショナ 出力電力比較
| 形式 | HIVERTER-NP203i-300 | |
|---|---|---|
| 交流定格出力 | 334kVA/300kW | |
| 直流 入力 |
入力数 | 2系統 (独立MPPT制御) |
| 定格入力電圧 | DC400V | |
| 最大許容電圧 | DC600V | |
| MPPT運転電圧範囲 | DC230V〜600V | |
| 定格出力運転電圧範囲 | DC360V〜600V | |
| 交流 出力 |
相数・線数 | 三相3線 |
| 定格電圧・周波数 | 420V/440V 50/60Hz | |
| 定格電流 | 459A/438A | |
| 電流歪率 | 総合5％以下 各次3％以下 | |
| 無効電力制御機能 | 力率一定機能 電圧上昇抑制機能 無効電力一定機能 電圧変動抑制機能 |
|
| FRT機能 | JEAC 9701-2012 適合 | |
| 使用 環境 |
周囲温度・相対湿度 | 0〜40℃ 15％〜90％ (結露なきこと) |
| 標高 | 1000m以下 | |
| 構造 | 種類 | 屋内自立盤 |
| 寸法(mm) | 1200(W)×1000(D)×1900(H) | |
| 質量 | 1350kg | |
株式会社日立製作所 インダストリアルプロダクツ社 電機システム事業部 [担当:宮部、坊傳]
〒101-0022 東京都千代田区神田練堀町3番地AKSビル
電話: 03-4554-2620(代表)
以上
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