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Hitachi

企業情報ニュースリリース

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2014年9月18日
株式会社日立製作所
株式会社日立産業制御ソリューションズ

高画質・長時間記録を実現する映像監視システムを販売開始

日立独自の高圧縮処理、超解像処理技術を新たに適用

  株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)と株式会社日立産業制御ソリューションズ(取締役社長:髙山 光雄)は、日立独自の高圧縮処理、および超解像処理技術*1を新たに適用した映像監視システムを2014年10月から販売開始します。この映像監視システムは、メガピクセルネットワークカメラに、監視用ハイブリッドレコーダーとモニタリング映像統合管理ソフトウェアを組み合わせたシステムです。適用技術によって高画質な映像を標準サイズ*2のデータ容量に圧縮できるため、通常と比較して3〜4倍*3の長時間にわたる映像記録が可能であり、加えて、映像表示の際には高画質で表示することができます。
  今後日立は、この映像監視システムを、高画質・長時間記録が必要とされる食品工場や金融、データセンター、公共施設などを中心に販売していきます。

  企業や公共施設においては、セキュリティ強化や防災への対応など、安心・安全な社会の構築に向けて映像監視システムの導入が進められており、近年では、ネットワークの普及や映像のデジタル化により、高画質・高精細なネットワークカメラへのシフトが加速しています。しかし、映像が高画質・高精細になるとデータ容量が大きくなるため、映像を記録するHDD容量の拡張に伴うコストの増加や、データ伝送の際のネットワーク負荷増大が課題となっています。

  そこで今回、日立は、新たに高圧縮処理と超解像処理技術を適用した映像監視システムを販売開始します。この映像監視システムは、2014年10月より新たに販売開始する、メガピクセルネットワークカメラ「DI-CB320」(ボックスタイプ)、「DI-CD320」(ドームタイプ)の2機種に、監視用ハイブリッドレコーダー、専用のモニタリング用ソフトウェア「VisionNet Manager」または「FineVisionXD Viewer」を組み合わせたシステムです。
  日立の映像監視システムでは、メガピクセルネットワークカメラで撮影した高画質な映像をカメラ内部で標準サイズに縮小・圧縮してレコーダーに保存し、映像を確認する際には、モニタリング用ソフトウェアで高画質な映像で表示します*4。標準サイズでデータを記録するため、通常と比較して3〜4倍の長時間にわたり映像を記録することが可能です。また、標準サイズのデータ容量で保存・伝送できることから、HDDコストの削減やネットワーク負荷の低減にも貢献します。

  日立は今後、この映像監視システムを、国内を中心に販売し、企業や公共施設において高まるセキュリティ向上のニーズに対応していきます。また、今後も、映像監視システム関連製品のラインアップを拡充していくことで、安心・安全な社会の構築に貢献していきます。

*1
超解像処理技術とは、伝送された画像よりも解像度の高い画像を生成する信号処理技術です。
*2
解像度D1(704×480ピクセル)
*3
解像度SXVGA(1280×960ピクセル)で記録した場合との比較
*4
設定する画質・フレームレートによっては、想定する高画質表示ができない場合があります。

[画像]映像監視システム構成図
映像監視システム構成図

メガピクセルネットワークカメラ(DI-CB320/DI-CD320)の特長

1.超解像処理を実現するため、日立独自の高圧縮処理を適用

  超解像処理技術に対応するため、メガピクセルネットワークカメラDI-CB320/DI-CD320で撮影したフルHD(1920×1080ピクセル)サイズの映像を、カメラ内部でD1 (704×480ピクセル)サイズにまで縮小・圧縮する高圧縮処理を適用しています。

2.ワイドダイナミックレンジ機能により、明暗差に影響されない見やすい映像を実現

  明るい場所に撮影設定を合わせると暗い部分が黒くつぶれ、暗い場所に合わせると明るい部分が白く薄れる従来のカメラ特性を解消し、明るい場所と暗い場所が混在する撮影エリアでも見やすい映像を実現します。

[画像左]通常時の見え方、[画像右]ワイドダイナミックレンジON

  • ※ 公益社団法人 日本防犯設備協会の「防犯映像システム評価用チャート」を利用して撮影しています。

3.レコーダー、パソコンの双方からのカメラ設定が可能

  日立の監視用ハイブリッドレコーダーと組み合わせる場合、接続時に自動でネットワークカメラにIPアドレスを割り当てるため、パソコン不要で簡単に接続・設定ができます。また、パソコンからネットワークカメラに対して詳細な設定を行う場合、専用の設定ツールは不要で、ウェブブラウザ(Internet Explorer*5)からカメラの設定が可能です。設定情報のセーブ/ロードも行えるため、複数台のカメラ設定やカメラ交換時の再設定を簡単に行うことができます。

*5
対応ブラウザは、Internet Explorer 8/9/10/11 (32bit)です。

メガピクセルネットワークカメラ(DI-CB320/DI-CD320)製品概要

品名ネットワークカメラ
タイプボックス型ドーム型
型式DI-CB320DI-CD320
本体希望小売価格(税抜)200,000円220,000円
発売時期2014年10月2014年10月
画像解像度(最大)2Mピクセル
[16:9](30fps)
2Mピクセル
[16:9](30fps)
最低被写体照度*60.04lx0.04lx
ワイドダイナミック
レンジ対応
音声機能
カメラ録画機能
超解像処理技術対応*7
*6
高感度 (画角:WIDE端、オートゲインコントロール(AGC):HIGH、電子感度アップ(DSS):8倍) 設定時の数値です。
*7
専用のモニタリング用ソフトウェア「VisionNet Manager(V1.80以降)」または「FineVisionXDViewer(V1.70以降)」と組み合わせることで機能を実現します。

Hitachi Innovation Forum 2014 TOKYOでの紹介について

  日立は、2014年10月30日(木)〜31日(金)に東京国際フォーラムで開催するHitachi Innovation Forum 2014 TOKYOにおいて、今回発表した映像監視システムを紹介します。

関連情報

商標注記

  • VisionNet、Fine Vision、Fine Vision XDは株式会社 日立産業制御ソリューションズの登録商標です。
  • Microsoft®、Windows®、Internet Explorer®は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • Windows® の正式名称は、Microsoft® Windows ® Operating Systemです。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 インフラシステム社 都市・エネルギーソリューション事業部
都市ソリューション本部 セキュリティエンジニアリング部 [担当:山下、海老原]
〒170-8466 東京都豊島区東池袋4丁目5番2号
電話 : 03-5928-8250(直通)

以上

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