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企業情報ニュースリリース

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2014年5月4日

日立とワリッド・アーマッド・ジュファリ社が
ガス絶縁開閉装置事業に関する合弁会社を設立

  株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、サウジアラビア王国(以下、サウジアラビア)ジェッダ市に本拠地を置く財閥企業Juffali社の傘下であるWalid Ahmad Juffali Company Limited(ワリッド・アーマッド・ジュファリ社/以下、WJCO社)と、 ガス絶縁開閉装置事業に関する合弁会社を2015年1月に設立することで合意しました。合弁会社の出資比率は日立が51%、WJCO社が49%で、主にガス絶縁開閉装置の設計から組立、据付、販売などを行うほか、変電所における設計から調達、建設、保守など工程を一括して担当します。

  新興国の電力需要の拡大や先進国の老朽化した送配電インフラの更新需要に加え、近年の自然エネルギーの導入拡大に伴い、さまざまな電力流通に関するインフラ整備のニーズが高まっています。
  中東では、人口増加や経済成長を背景に、急激な電力需要の増加から、送配電インフラの増強が急務となっており、特にサウジアラビアでは電力流通分野で欠かせないガス絶縁開閉装置において、世界でも圧倒的な市場ニーズがあり、今後も更なる需要の拡大が見込まれています。
  日立は、グローバル市場における電力流通事業の拡大を目的に、製造やエンジニアリングを行う事業会社を既にアトランタ、蘇州、山東、台中、ジャカルタ、シンガポールに設立し、グローバルな事業展開を推進しています。

  今回、サウジアラビアにおいても、長期にわたり友好関係にあるJuffaliグループのWJCO社をパートナーとして、ガス絶縁開閉装置を主体とした電力流通事業を行う合弁会社を設立することに合意しました。
  日立は、1970年代からサウジアラビアやクウェート国などを中心に、多くの変電所の建設実績があります。また、Juffaliグループは、1978年以来、日立のサウジアラビアにおける現地協力先として、日立の変電所事業の遂行に貢献してきました。今回の合弁会社の設立により、日立の持つ技術力とWJCO社のサウジアラビア市場における優位性を融合し、高い信頼性の機器とサービスを提供します。
  本日、サウジアラビア政府高官と日本の茂木経済産業大臣ご臨席の下、調印式が行われました。当事業は、一般財団法人中東協力センターの「日本・サウジアラビア産業協力事業」の支援対象となっています。

  日立は、グローバル生産拠点やエンジニアリング拠点を中心に、今後も電力流通インフラの整備、拡充が求められる国や地域のニーズに応え、系統全体のシステムソリューションを提供してまいります。

WJCO社(Walid Ahmad Juffali Company Limited)について

WJCO社は、サウジアラビア王国ジェッタ市に本社を置き、高度な技術でサービス、ソリューションを提供しています。その事業は、エネルギーを含む社会インフラ、建設、保険、エンジニアリング、医療、など幅広い分野に関与しています。

新会社の概要

項目内容
商号Hitachi T&D Systems Saudi Arabia Ltd.(仮称)
本店所在地Juffali本社ビル内
ジェッダ市、サウジアラビア
設立予定日2015年1月1日
資本金約11億円(出資比率:日立51%、WJCO社 49%)
代表者未定
従業員数約20名(2020年に約170名の予定)

以上

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