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Hitachi

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2011年9月27日
株式会社日立製作所
SFO Technologies Pvt. Ltd.

日立とインドSFOテクノロジーズ社が
火力発電用制御システムの合弁会社設立に合意

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)と、インド共和国(以下、インド)のNeSTグループのSFO Technologies Pvt. Ltd. (Managing Director : N. Jehangir/以下、SFOテクノロジーズ社)は、このたび、火力発電用の制御システム分野に関して合弁会社を設立することに合意しました。
  両社は、本年10月に「Hitachi NeST Control Systems Pvt. Ltd. (以下、日立NeSTコントロールシステムズ社)」をインド カルナタカ州バンガロール市に設立し、出資比率は、日立の100%子会社である日立インド社が70%、SFOテクノロジーズ社が30%となる予定です。
  今後、両社は、日立が有する最先端の制御・製造技術や、プラント制御に関する豊富な経験、ノウハウと、SFOテクノロジーズ社が有する10年以上にわたる豊富な制御システムの経験、熟練した技術者およびインドの全地域における販売ネットワークを日立NeSTコントロールシステムズ社に統合し、インドにおける制御システム事業の強化を図り、新会社は、2014年度の売上高を15億インドルピー(約26億円*)に拡大することをめざします。

  インドの社会インフラにおける情報制御システム市場は、インドの経済成長に伴い、今後も拡大が期待されます。その中でも電力インフラは、インド経済の発展にとって重要であり、今後10年間で200GWの需要増加が見込まれています。特に、超臨界火力発電所の建設投資が予想される中、昨年8月に、日立は、BGRエナジーシステム社と、超臨界圧火力発電用の蒸気タービン、発電機およびボイラーに関する合弁会社を設立することで合意しています。
  このような背景から、両社は、インド市場においてさらなる事業拡大をめざし、火力発電用制御システムのエンジニアリング、製造、現地調整、保守まで一貫して行う合弁会社の設立に合意しました。これまでにも、両社は、日立のインド内外の火力発電制御システムのプロジェクトにおいて、SFOテクノロジーズ社のエンジニアリングサービスの提供を行うなど、協力関係にあります。日立NeSTコントロールシステムズ社に対し、日立は、火力発電用の先進的な制御技術を提供します。また、SFOテクノロジーズ社は、10年間の豊富な経験を有する制御システム部門を新会社に統合するほか、製造拠点と現地化のためのノウハウを提供します。

  日立は、高効率・高信頼な情報・通信システム技術に支えられた社会インフラを提供する「社会イノベーション事業」のグローバル展開を加速させています。日立は、インドを海外5極目の統括地域と位置づけ、社会イノベーション事業を軸に、更なる事業の拡大を図っていきます。今回の合弁会社の設立により、インドにおける火力発電用制御システムをはじめとする制御システム事業を「社会イノベーション事業」のひとつとして強化していきます。
  SFOテクノロジーズ社は、エネルギー分野をインドにおける重要な成長市場として、関連する製品・サービス事業の拡大に注力しています。SFOテクノロジーズ社は、今回の日立との合弁会社の設立を通じて、インドでの需要拡大に向けて、制御・自動化関連分野での提案力の強化を図っていきます。

新会社の概要

社名 Hitachi NeST Control Systems Pvt. Ltd.
所在地 インド共和国カルナタカ州バンガロール市
事業分野 火力発電プラント監視制御装置の販売、設計、製造、検査、保守
設立年月 2011年10月(予定)
資本金 3億インドルピー(約5.1億円*)
出資比率 日立インド社70%、SFOテクノロジーズ社30%
  • * 1インドルピー= 1.71円にて換算

以上

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