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Hitachi

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2011年5月26日

中国で発電設備関連機器の生産体制を強化

大連のグループ会社を新工業地区に移転・拡充し、
グローバルな火力発電市場での競争力を強化

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西宏明/以下、日立)は、このたび、今後の高い電力需要が期待される中華人民共和国(以下、中国)、インド共和国(以下、インド)、およびアセアン(ASEAN)諸国における発電設備の受注拡大を目的に、中国遼寧省大連市の発電設備関連機器製造子会社の生産体制強化を決定しました。
  日立は、大連日立機械設備有限公司(以下、大連日立)を遼寧省大連市が開発を進めている普湾新区三十里堡臨港工業区に2011年7月から移転を開始するとともに、生産品目の拡大や生産効率向上に向けた設備投資を行い、中国における発電設備関連機器の生産体制を強化していきます。
  今回の三十里堡臨港工業区への進出は、外資系企業として初めてです。今後、大連日立の建屋・製造設備を段階的に移設して新工場を立ち上げ、最終的には2016年に移転が完了する予定です。

  中国、インド、アセアンにおいては中小型ガスタービンを使用した分散型電源の導入や、石炭火力発電所の新設が進んでおり、今後も、市場が大きく伸張すると見込まれています。このような背景下、これらの地域における発電設備機器の受注拡大とグローバル市場での競争力を強化するため、大連日立の新工業地区への移転と生産の拡充を決定しました。
  大連日立は、これまで火力発電設備関連機器の鋳造品や製缶品の製造等を担当してきましたが、更なる生産拡大に向けて、大連市政府が進める公共港湾を持つ新しい工業地区である三十里堡臨港工業区に外資系企業として初めて進出します。また、従来の製造品目に加え、新たにガスタービンの部品生産や組み立てなど、生産を拡大するほか、新工場では最新の製造装置を組み入れ、今後の生産拡張にも対応可能なレイアウトとして、将来的な需要拡大に応じた増産にもフレキシブルに対応していきます。

  日立は、今回の大連日立での生産体制の強化をはじめ、今後とも、中国、インド、アセアン諸国の火力発電市場に、日立の強みである高効率の火力発電設備を積極的に提案し、グローバルでの受注拡大をめざしてグループを挙げて事業強化に取り組んでいきます。

大連日立の概要 (2011年5月時点)

1. 社名 大連日立機械設備有限公司
(Dalian Hitachi Machinery & Equipment Co., Ltd.)
2. 代表者 兼田 英明(董事長)、清水 勇(総経理)
3. 所在地 遼寧省大連市甘井子区海北路2号
4. 設立年月 1997年5月21日
5. 事業概要 発電用設備、石油・天然ガス・石油精製生産設備、火力発電用脱硫・脱硝設備、鋳造製品等の設計、製造、販売およびそれらの関係業務。
6. 従業員数 約650名
7. 資本金 2千9百万米ドル(日立(中国)有限公司100%出資)

日立(中国)の概要 (2011年5月時点)

1. 社名 日立(中国)有限公司
(HITACHI (CHINA) LTD.)
2. 代表者 大野 信行(董事長)、小久保 憲一(総経理)
3. 所在地 北京市朝陽区東三環北路5号北京発展大廈
4. 設立年月 1994年10月7日
5. 事業概要 中国政府が認可する範囲における投資、日立製品の輸入、販売・サービス等。
6. 従業員数 約600名
7. 資本金 2億米ドル(株式会社日立製作所100%出資)

以上

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