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Hitachi

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2010年4月15日

低コストかつ迅速にITガバナンス構築を支援する
「グローバルITマネジメント標準策定コンサルティングサービス」の
提供を開始

あわせて、中国拠点のセキュリティを向上させるITサービスの提供も開始

  株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、日立グループがグローバルで展開・運用しているITマネジメント標準*1の実践事例やノウハウを基に、低コストかつ迅速にITガバナンス*2構築を支援する「グローバルITマネジメント標準策定コンサルティングサービス」の提供を4月16日から開始します。本サービスは、日系グローバル企業の本社情報企画部門向けのコンサルティングサービスとなります。
  また、中国に事業展開している日系グローバル企業向けに、低コストで短期間で提供可能な、ITサーベイ支援、リモートログ分析、IT資産管理、情報漏えい防止、Web/メールフィルタリングといったITセキュリティ関連サービスをメニュー化し、4月16日から提供を開始します。
  今後も日立は、日系グローバル企業向けにITサービスメニューの拡充及び提供地域の拡大を図ります。

*1
ITマネジメント標準: 事業や、経営、インフラを支えるITに関して、海外会社も含む企業グループ内で共通の認識をもって、運営していくための全体指針。
*2
ITガバナンス: 組織体・共同体が、ITを導入・活用するにあたり、目的と戦略を適切に設定し、その効果やリスクを測定・評価して、理想とするIT活用を実現するメカニズムをその組織の中に確立すること。

  昨今の厳しい経済環境の中で、多くの企業はIT投資費用を削減せざるをえない状況となっています。 一方で、これからの成長のためには、グローバル事業の拡大が求められるものの、どのようにグローバルITガバナンスを構築するかが課題の一つとなっています。日立は、2000年からITガバナンス構築の検討に着手し、いわゆる米国SOX法を契機に、独自のITマネジメント標準を策定してきました。

  これらの課題に対応するために、このたび、日立は自社が展開・運用しているITマネジメントの実践事例やノウハウをベースとした「グローバルITマネジメント標準策定コンサルティングサービス」の提供を開始します。本サービスにより、低コストかつ迅速に日系グローバル企業のITガバナンス構築を支援します。
  「グローバルITマネジメント標準策定コンサルティングサービス」は、日系グローバル企業の本社情報企画部門向けに、日立グループが実際に運用・展開しているITマネジメント標準をベースに、日立のコンサルタントがお客様環境にあわせた最適なITマネジメント標準並びに展開・運用のガイドラインを策定します。本サービスを導入することで、IT戦略立案やシステム化検討〜運用・評価といったIT業務の一連のサイクルにおいて、社内で共通とすべきポリシーや基準が定義され、IT業務の継続的な展開・運用を図ることが可能となります。

「グローバルITマネジメント標準策定コンサルティングサービス」の特長

1. お客様のITガバナンスモデルを策定

  日立グループのITガバナンスモデルのノウハウを活用し、お客様の中長期的なIT戦略やIT環境を勘案したITガバナンスモデルを策定します。ITガバナンスモデルを策定することにより、ITマネジメント標準を策定するにあたって関係者における共通理解を促進させることが可能となります。

2. 日立のノウハウを盛りこんだ約200項目のIT管理項目を低コストで迅速に策定

  日立グループで活用しているIT管理項目は、ITガバナンスの国際的な標準であるCOBIT*3をベースとし、約200項目に体系化したIT業務に関する管理項目です。日立グループでの適用ノウハウを基にサービスメニュー化し、お客様のIT管理項目策定に活用することによって、低コストで迅速にITマネジメント標準を策定することが可能です。

*3
COBIT(Control Objectives for Information and related Technology):情報システムコントロール協会(ISACA)とITガバナンス協会(ITGI)作成によるIT管理に関する実例集

3. IT管理項目の海外展開や運用方法を策定

  IT管理項目を策定するだけではなく、海外拠点への展開や運用方法について策定し、「グローバルITマネジメント導入ガイドライン」として提供します。本ガイドラインの活用により、策定されたIT管理項目をグローバルで展開し、IT業務に対する認識の全体最適を図ることが可能です。

4. 自社内でIT管理項目の策定を推進されるお客様向けに、標準テンプレートを提供

  日立の方法論をベースに、IT管理項目の策定を自社にて推進されるお客様向けに、上記IT管理項目や「グローバルITマネジメント導入ガイドライン」を標準的なテンプレート(ドキュメント)として提供することが可能です。本テンプレートは、日立で活用しているIT管理項目等を社外のお客様向けにサービスメニュー化したもので、記載されている内容のボリュームは、「グローバルITマネジメント標準策定コンサルティングサービス」と概ね同等となります。

「グローバルITマネジメント標準策定コンサルティングサービス」の概要

メニュー サービス内容 価格(税込)
コンサルティング
サービス
日系グローバル企業の本社情報企画部門向けに、
日立グループで実際にグローバルで運用・展開している
ITマネジメント標準をベースに、
日立のコンサルタントがお客様環境に合致した
ITマネジメント標準及び展開・運用のガイドラインを策定します。
500万円
グローバル
ITマネジメント
標準導入
テンプレート
日立の方法論をベースに、
自社にてITマネジメント標準を推進されるお客様向けに、
テンプレートとして下記のドキュメントを提供します。
・IT管理項目(標準版)
・グローバルITマネジメント導入ガイドライン(標準版)
・グローバルITサーベイ(日本語版)
200万円

関連情報

  また、あわせて中国に事業展開している日系グローバル企業向けに、低コストで短期間で提供可能なITサーベイ支援、リモートログ分析、IT資産管理、情報漏えい防止、Web/メールフィルタリングといったITセキュリティ関連サービスをメニュー化し、4月16日から提供を開始します。具体的には、国内で実績のある日立グループ各社[株式会社 日立システムアンドサービス、株式会社日立情報システムズ、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社、日立電子サービス株式会社]のITサービスで、日立並びに日立信息系統(上海)有限公司がお客様状況にあわせ、最適にソリューション提供します。

中国拠点向けITサービス・ソリューションの概要

メニュー サービス内容 標準価格(税込)
中国
ITサーベイ
支援サービス
中国拠点に対して、
現地を訪問してヒアリングや
サーバ・クライアントの実機調査を実施し、
IT資産の保有状況や利用の実態を調査します。
個別見積
セキュリティ
診断サービス
情報セキュリティの対策状況を
ISO27001に準拠した項目で調査し、
独自基準で採点し見える化したレポートとして報告します。
あわせて過去の診断事例をもとにした
中国に適した改善プランを提案し
継続的なITマネジメントの遂行を支援します。
個別見積
リモート
ログ分析
ソリューション
中国にあるお客様現地法人のネットワーク機器、
サーバが出力する膨大なログを24時間、
365日間収集、分析をして、
システム状況を定期レポートで可視化するサービスです。
たとえば、インターネット閲覧ログを分析することにより、
情報漏えいにつながるアクセスを防止できる等、
セキュリティレベルの維持を図ると同時に、
コンプライアンスの推進、
業務効率の向上を支援します。
10万円/月
(サービス対象
5台まで)
(日本での
契約の場合)
IT資産管理
サービス
日立グループのIT資産管理ノウハウをベースに
お客様の現地拠点設置PCを中心とした
IT資産の管理を代行します。
台数が多く、頻繁に変更が発生するため管理が
煩雑になりがちなIT資産に対し、
リモートでハードウェア情報・ソフトウェア情報を
自動収集することで統合的な管理を実現します。
また、システム構築・オペレーション・資産管理
レポート作成までを専門要員が
ワンストップで実施するため、
お客様にはIT担当者、
機器の手配といった新たな負担を不要とし、
同時にIT資産管理の強化が図れます。
個別見積
情報漏えい防止
ソリューション
ISMS*4基準に準拠した
情報セキュリティマネジメントシステムを提供します。
データ暗号化や持出制御などのセキュリティ対策機能、
及びセキュリティ対策の運用状況の
監視・リスク可視化による
セキュリティマネジメント機能をサポートします。
なお、中国で利用する場合は一部制約があります。
詳細は弊社担当者にご相談下さい。
  • ドライブ
    暗号化機能
    クライアント
    PC1台
    12,600円
  • マネジメント
    クライアント
    エージェント
    PC1台
    8,190円
  • サーバ1台
    1,134,000円
    (日本での
    契約の場合)
Web/メール
フィルタ
リング
業務に関係ないWebサイトの閲覧制御、
特定キーワードや添付ファイルを含む
メールの送信制御、
ウイルス・スパムメールの感染予防など、
セキュリティ対策を簡単に導入できる
SaaS型サービスです。
海外拠点のWeb・メールの利用規準を
国内側で管理統制でき、
ガバナンスと業務効率の向上、
情報漏えいのリスク低減などを支援します。
100ユーザ
29,400円/月
(日本での
契約の場合)
*4
ISMS(Information Security Management System): 情報セキュリティ管理システム。情報に関わるセキュリティを管理するための仕組みで、構築方法や認定基準は、国際規格や日本工業規格にもなっている。

他社所有商標に関する表示

  • COBITは、米国及びその他の国で登録された情報システムコントロール財団(Information Systems Audit and Control Foundation、本部:米国イリノイ州)及びITガバナンス協会(IT Governance Institute、本部:米国イリノイ州)の商標です。
  • 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

日本

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 経営戦略室
事業戦略本部 融合事業統括部 [担当:青木]
〒140-8572 東京都品川区南大井六丁目27番18号 日立大森第二別館
TEL : 03-5471-2687 (ダイヤルイン)

中国

日立信息系統(上海)有限公司 産業・流通SS本部 [担当:菊池]
〒200020 上海市茂名南路205号瑞金大厦2401室
TEL : +86(0)21-6473-1244 (内線)176

以上

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