本文へジャンプ

Hitachi

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2010年3月10日

クラウド時代に求められる情報システム部門の業務改革、
意思決定を支援する「ISマネジメント高度化・省力化ソリューション」
を提供開始

ダッシュボードの活用により情報収集、一元管理、課題の抽出、設計、移行、運営
までを支援

[例]ダッシュボードの画面

  株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長:川村 隆/以下、日立)は、このたび、企業などのCIO(Chief Information Officer)や情報システム部門の管理者向けに、投資ポートフォリオやIT資産情報などの情報を一元管理するツールであるダッシュボード*1を活用し、クラウド時代に求められる業務改革や意思決定を支援する「ISマネジメント*2高度化・省力化ソリューション」を開発し、3月12日から提供を開始します。
  具体的には、本ソリューションは、「アセスメントサービス」「導入サービス」「維持管理サービス」から構成され、仮想化、クラウド技術の導入などで複雑化している情報システム部門における業務管理、運営の見直しの際に、アセスメント、ダッシュボードへの情報の収集と一元管理を行い、現状の見える化、課題の抽出、マネジメントプロセスの設計、移行、運営まで一連の業務改革や意思決定を日立がトータルに支援します。

*1
ダッシュボード:
情報システム部門の運営状況、問題点の把握、対策を立案するために各種データから重要な要素を抽出して可視化するソフトウェア。
*2
ISマネジメント(Information System マネジメント):
情報システムの企画、開発、運営に関わる全ての活動について、リソースを適正に統制し、めざすべき成果へと導くための仕組み。

  昨今、企業などの情報システム部門においては、仮想化、クラウドなどの新しい技術の導入をはじめとした管理、運営面の業務が複雑化し、必要な情報量も増えています。
  従来は、情報システム部門運営に必要な管理情報の精査、所在の確認や収集を人手により実施するのが一般的であったため、情報に抜け、漏れや重複などの無駄が生じているとともにタイムリーに入手ができない場合もありました。
  一方、欧米では、ダッシュボードを活用した情報システム部門の管理、運営が浸透しており、ITリソースの最適配分や、クラウド環境導入などIT投資の迅速な意思決定を実現している実例もあり、国内でも情報の一元管理や効率的な活用のニーズが高まっています。
  こうした背景のもと、日立は、今回ダッシュボードの構築とその活用を中心とした「ISマネジメント高度化・省力化ソリューション」を体系化し、クラウド時代の複雑化したIT戦略立案や管理、運営業務に求められる情報システム部門の業務改革や意思決定および情報システムのTCO(Total Cost of Ownership)の最適化を支援していきます。

「ISマネジメント高度化・省力化ソリューション」の主な特長

  本ソリューションは、ダッシュボードの活用により、業務改革、戦略意思決定の効率化を図ります。

1. 情報の自動収集

  情報システム部門の管理、運営に必要な各種情報の収集、編集、管理業務を自動的に行うダッシュボードツールを採用し、情報の見える化により効率化を図ります。
  従来、情報システム部門では、情報システムの改善や業務改革などにおいて意思決定を行う際に、担当者の経験やノウハウに頼ることが多く見られました。本ソリューションにより、ダッシュボードを構築することで、情報システム部門の組織全体の運営状態や成果の達成レベルを示す評価指標などを、容易かつタイムリーに入手することができるため、担当者の経験やノウハウに加え、全体最適の視点で課題の把握や迅速な意思決定が可能となります。

2. 情報の一元管理

  情報システム部門の管理、運営に必要なIT投資額やその効果、業務実施状況、IT資産情報、契約情報など様々な情報をダッシュボードで一元管理します。これにより、煩雑な管理、運営業務の負担を軽減することができるとともに、正確かつリアルタイムでの有益な情報を一元的に管理することができます。

[イメージ]ダッシュボードを活用したCIOや情報システム部門の管理業務

「ISマネジメント高度化・省力化ソリューション」のメニュー概要

1. 「アセスメントサービス」

  ITアセスメント、パートナーシップに基づくアウトソーシング事業、グループ一体となって高信頼なクラウドコンピューティング環境を実現する日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」などで培ってきた実績とノウハウを活用し、情報システム部門の組織運営のあり方、情報システム関連コストの水準、人材とその育成レベルなどを「アセスメントサービス」により評価し、ユーザー企業の強みを生かす施策や弱点の補強策などをコンサルテーションします。

2. 「導入サービス」

  日立がこれまでに培ってきた業務ノウハウや実績を元に作成した、ユーザーの利用シーンを想定したダッシュボードツールのテンプレートを使い、低コスト、短期間でのダッシュボード導入が可能な「導入サービス」を提供します。さらに、適用するダッシュボードツールは、データベース間の連携機能を備えているため、IT投資管理、IT資産管理、IT業務ワークフローなど、さまざまな機能の相互連携が図られており、優先度の高い施策から段階的に拡張を行うことも可能です。

3. 「維持管理サービス」

  日立がヘルプデスクを設け、導入後のダッシュボードツールの操作方法や障害に関する問い合わせをひとつの窓口で受け付け、内容に応じた専門スタッフが、迅速に問題解決の支援を行います。さらにリモート監視により、ユーザー側に導入したツールの正常稼働の継続的モニタリングおよびエラーログの検出などを実施し、データ処理の急激な増加によるメモリ不足など、問題が発生しそうな状況を事前に把握することで、障害が起こる前に対策を行うことができます。また、専門的知識を要するデータベース変更などの操作は、専門スタッフが代行して作業を行います。

「ISマネジメント高度化・省力化ソリューション」価格および提供時期

サービス名 項目 内容 価格 提供開始
IS マネジメント
高度化・省力化
ソリューション
アセスメント
サービス
  現状の情報システム部門の
マネジメントの課題を調査し、
改善提案や対策の導入計画を
策定し、スムーズな移行を支援
します。
  また、施策適用後の改善効果
を算出します。
個別見積 3月12日
導入
サービス
  ダッシュボードツールの機能の
選定や導入スケジュールなど、
導入にあたっての具体的な計画
を立案し、導入や運営体制の変
更を支援します。
維持管理
サービス
  ダッシュボードツールの機能
提供を行います。万が一の障害
発生時についても早期復旧に向
けたヘルプデスクの受付や一時
切り分けなどを行います。

販売目標

2015年度に100億円の売り上げをめざします。
本ソリューションを皮切りに、情報システム部門運営のマネジメント支援機能を順次拡大していきます。

関連情報

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
アウトソーシング事業部 サービス事業開発本部 [担当:右馬(みぎうま)、竹本]
〒212-8567 神奈川県川崎市幸区鹿島田890 日立システムプラザ新川崎
TEL : 044-549-1365 (ダイヤルイン)

以上

Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。