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Hitachi

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2009年10月22日

サーバ仮想化ソフトウェアHyper-V™の仮想化環境に対応した
ディザスタリカバリサービスを追加

日立ディスクアレイの「リモートコピー機能」と
マイクロソフト社の「フェールオーバークラスタ機能」を
連携させ、より高信頼な環境での顧客業務の継続性を実現

  株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長:川村 隆/以下、日立)は、日立のエンタープライズからミッドレンジディスクアレイ向けに提供している、地震などの災害やシステム障害への対策として業務データのバックアップシステムを構築する「バックアップ・ディザスタリカバリ設計・構築サービス」に、このたび、マイクロソフト株式会社(代表執行役 社長:樋口 泰行/以下、マイクロソフト社)のサーバ仮想化ソフトウェア「Hyper-V 2.0™」(以下、Hyper-V)によるサーバ仮想化環境に対応した新サービスを追加し、2009年11月19日から提供を開始します。
  今回追加したサービスにより、マイクロソフト社のHyper-Vによるサーバ仮想化環境において、日立のディスクアレイからリモートサイト*1に業務データのバックアップを保存する「リモートコピー機能」と、業務処理中のサーバに障害が発生した場合でもリモートサイトにある予備サーバに業務を自動的に切り替えることができる「Microsoft® Windows Server® 2008 R2」の「フェールオーバークラスタ機能」の連携を実現します。そのため、バックアップを行うサイトが離れている場合でも、サーバとディスクアレイ間の高信頼な相互接続性が保たれているため、確実にサーバ処理や業務データを自動的に切り替えることが可能となります。さらに、災害が発生したサイトが復旧した場合には、元のサイトに業務を戻すフェールバックも行うことができます。
  これらにより、地震などの災害やシステム障害時にも、業務データの損失が無く、業務システムの停止による損害を最小限に抑えることができるため、より高信頼な環境で顧客業務を継続させることが可能となります。

*1
リモートサイト : 地震などの災害等に備え、代替のサーバやディスクアレイなどを設置しておく遠隔のサイト

  日立とマイクロソフト社は、これまで、両社の総合検証センターにおいて、日立製品とマイクロソフト製品を連携させたサービスを、共同で開発、検証してきました。特に、日立のディスクアレイとデータプラットフォーム SQL Server®やメッセージング プラットフォームExchange Serverを使用した業務無停止でのバックアップソリューションの開発を進めてきました。また、「Windows Server 2008 R2」のサーバ仮想化ソフトウェアのHyper-V環境と日立ディスクアレイのボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」(日立ダイナミックプロビジョニング)を適用した検証などについても、共同で実施しており、業務環境によるシステム構成が変化するサーバ仮想化環境下においてもディスクアレイの容量のより効率的な運用が可能となりました。
  これらの関係に基づき、今回、顧客業務を継続できる環境を実現するため、サーバ仮想化環境におけるディザスタリカバリサービスを両社で開発、検証し、提供を開始します。

  なお、本ディザスタリカバリサービスは、マイクロソフト社の大手町テクノロジーセンターにおいて、日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」、ならびに日立のディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」を用いて、11月19日から紹介する予定です。

  日立は、今後も、マイクロソフト社との協業関係のもと、日立のディスクアレイ製品とマイクロソフト製品を連携させ、より高信頼な環境で顧客業務を継続することができ、業務効率を向上させるさまざまなサービスを開発し、積極的に提案、導入を進めていきます。

価格および提供開始時期(国内)

名称 概要 価格(税込) 提供時期
バックアップ・
ディザスタリカバリ
設計・構築サービス
バックアップやディザスタリカバリの
設計・構築を行うサービス (「Hyper-V」
によるサーバ仮想化環境対応)
個別見積 2009年
11月19日

本発表に際し、マイクロソフト株式会社から以下のコメントをいただいています。

マイクロソフト株式会社 業務執行役員 サーバープラットフォームビジネス本部 本部長
五十嵐光喜氏

  マイクロソフトは、株式会社日立製作所様の「Hyper-V 2.0」対応ディザスタリカバリソリューションの提供開始を歓迎いたします。本ソリューションは、「Windows Server® 2008 R2」のフェールオーバークラスターと日立様の高度なストレージテクノロジーを組み合わせることにより、企業のITシステムに不可欠な高い可用性と信頼性を実現します。また日立様とは、統合システム運用管理 「JP1」と弊社の運用管理ソフト「System Center」との連携を進めており、運用管理を含めたトータルな「Hyper-V 2.0」のディザスタリカバリソリューションの提供を期待しております。
  今後、マイクロソフト大手町テクノロジーセンターにおける検証やデモンストレーションをはじめ、PC Serverでの「Windows Server 2008 R2」対応モデルの提供や「Hyper-V 2.0」認定技術者の育成など、日立様との連携を一層推進し、仮想化テクノロジーの普及拡大に努めて参ります。

商標表記

  • Microsoft、Windows Server、Hyper-VおよびSQL Serverは、
    米国Microsoft Corporationの米国、ならびにその他の国における登録商標です。
  • Hyper-Vは、米国Microsoft Corporationの米国、ならびにその他の国における商標です。
  • その他記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
プラットフォームソリューション事業部 事業戦略部 [担当:神田]
〒140-0013 東京都品川区南大井六丁目26番3号 大森ベルポートD館
TEL : 03-5471-4102 (ダイヤルイン)

以上

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