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2009年2月10日

「第4回優良ESCO*事業表彰」において
日立のESCO事業が産業部門「銀賞」を受賞

「優良ESCO事業表彰」の創設以来、4年連続の受賞

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川一夫/以下、日立)は、サッポロビール株式会社北海道工場(北海道恵庭市)および仙台工場(宮城県名取市)におけるESCO*事業の実績が評価され、財団法人省エネルギーセンター主催の「第4回優良ESCO事業表彰」において、産業部門「銀賞」をサッポロビールと共同で受賞しました。本受賞は、日立にとって2005年の同賞の創設以来、4年連続の入賞となります。
  「優良ESCO事業表彰」は、地球温暖化防止等に向けた環境保全および省エネルギーに貢献することを目的に、省エネルギー効果に優れ、今後のESCO事業の普及促進に寄与すると認められる導入事例を表彰する制度です。本受賞は、国内初の試みであるプロジェクトファイナンスを活用したシェアードセービングスと呼ばれる、省エネルギー施策導入者の資金面での負担を軽減するスキームと、事業環境に適応した省エネルギー手法が評価されたものです。

  ESCO事業は、省エネルギーのために必要な設備投資、保守などを包括的にESCO事業者が負担し、ビルや工場設備などの省エネルギー効果の一部を利益に充てるビジネスです。日立は、1999年からESCO事業を開始し、長年にわたり総合電機メーカーとして培った電気・熱処理の技術をもとに、これまでに、国内外で工場、病院、研究施設など約70件のESCO事業を展開しており、CO2排出量約26万トンの抑制に貢献してきました。

  サッポロビール北海道工場および仙台工場でのESCO事業は、日立が国内金融機関からプロジェクトのキャッシュフローを担保に調達した資金で工場の省エネルギー施策を実施し、サッポロビールはエネルギー削減効果額の一部をサービス料として日立に支払うことにより自己資金なしに省エネルギー施策を導入できるというメリットをもつもので、プロジェクトファイナンスを活用したシェアードセービングス型ESCO事業は国内で初めてになります。
  サッポロビール北海道工場では、高効率ガスエンジンコージェネの導入によりエンジン排熱を有効活用することで、また仙台工場では、製造工程の冷却に使用するターボ冷凍機をインバーターで制御し低温外気を活用することによって、省エネルギー化を実現しています。その結果、この2工場において、サービス開始から7年間で、原油換算で当初計画を上回る約6,100キロリットルのエネルギーを削減したほか、約11,000トンのCO2を削減し、サッポロビールの省エネルギーおよびCO2削減に大きく貢献しています。

  日立は、今後もESCO事業を積極的に展開し、地球温暖化防止に向けた事業を推進していきます。

  • * Energy Service Companyの略

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 都市開発システムグループ
エネルギーソリューション本部 エネルギーエンジニアリング部 [担当:湯上]
〒101-8606 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
TEL : 03-4564-4081 (直通)

以上

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