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2008年5月21日

認証プリントシステム
「Secure Print Component for Prinfina SP6000シリーズ」を販売開始

ICカードによる本人認証印刷で紙媒体からの情報漏えいを抑止

[画像]認証プリントシステム「Secure Print Component for Prinfina SP6000シリーズ」
認証プリントシステム「Secure Print Component for Prinfina SP6000シリーズ」

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫、以下 日立)は、ICカード*1により本人認証を行って印刷を開始することで、不正印刷や持ち去りなど紙媒体からの情報漏えいを抑止する認証プリントシステム「Secure Print Component for Prinfina SP6000シリーズ」を製品化し、5月23日から販売を開始します。

*1
本システムで対応しているICカードは、ISO14443 Type A(UID) 及び FeliCa (IDm)です。

  近年、顧客データの流失や機密情報の漏えいが社会問題となっており、ネットワークやコンピュータシステムなどを対象にした情報セキュリティ対策に加え、紙媒体を出力するプリンタでのセキュリティ対策にも関心が高まっています。

  本認証プリントシステムは、認証情報の読み取りなどを行う認証ユニットと、ユーザーの本人認証や印刷データの制御などを行うソフトウェアで実現しています。ユーザーが入退室管理などで使用しているICカードを認証ユニットにかざすことで本人認証が行われ、印刷が開始されます。複数のネットワーク共有プリンタ*2を持つ環境において、認証ユニットを設置しているどのプリンタからでも出力することができます。これにより、不正印刷や印刷物の持ち去りなどを抑止するとともに、重要書類の持ち運びによる紛失のリスクを最小限に抑えることが可能です。

*2
対応プリンタはカット紙のOA用レーザープリンタです。

  また、ネットワーク環境や利用人数の規模に応じて、部門単位など小規模での運用に適した「クライアントタイプ」と、複数のフロア間や部門間などでプリンタを共用するようなシステム運用に適した「サーバタイプ」を選択することが可能です。

  なお、本システムは、日立のセキュリティソリューション「Secureplaza(セキュアプラザ)」のラインアップの一つとして、企業をはじめ金融機関や官公庁・自治体などに向け販売していきます。

新製品の特長

1. 認証ユニットを設置しているどのプリンタからでも出力可能

  複数のネットワーク共有プリンタを持つ環境において、認証ユニットを設置しているどのプリンタからでも出力することができます。出力先のプリンタをあらかじめ決めておく必要がなく、パソコンで印刷処理を行った後、出力したいプリンタに設置された認証ユニットにICカードをかざすことで印刷が実行されます。
  これにより、不正印刷を抑止するだけでなく、書類を必要な場所で出力できるため、印刷物の放置や取り間違い、重要書類の持ち運びなどによる紛失のリスクを抑えるとともに、プリンタ側のトラブル発生時や混雑時には、印刷が可能なプリンタで即座に出力することができます。
  なお、本機能は、自社プリンタのほか他社プリンタや複合機が混在しているようなマルチベンダー環境*3にも対応することが可能です。

*3
排紙制御など各プリンタに依存する機能は使用できない場合があります。

2. 導入規模に応じて「クライアントタイプ」と「サーバタイプ」を選択可能

  導入規模に応じ、印刷データをユーザーのパソコンに蓄積しておく「クライアントタイプ」とプリントサーバに蓄積する「サーバタイプ」を選択することができます。「クライアントタイプ」は、プリントサーバを設置する必要がないため、部署や部門などフロア単位での導入に適しています。「サーバタイプ」はすべての印刷をプリントサーバ経由で行うため、プリント業務を集中管理する形態での導入に適しています。
  また、本システムはプリンタを入れ替える必要がなく、認証ユニットと専用ソフトウェアの追加のみで既存環境へ容易に導入できるほか、導入後も利用規模の拡大に応じてシステムを柔軟に拡張することができます。

3. 印刷履歴情報を取得できるプリント管理機能を提供

  印刷の履歴情報を収集して管理する「プリントログマネージャ」を導入することで、いつ、誰が、どのプリンタに、どのような設定(カラー指定や用紙サイズなど)で、どのファイルを、何枚印刷したといったログを収集することが可能です。
  これにより、印刷の管理・分析をすることができ、無駄な印刷を減らしたり、紙資源やコストの削減に貢献することができます。また、万が一、重要書類の情報が漏えいした場合にも、ログを追跡することで流出元の特定がしやすくなります。

「Secureplaza」について

  「Secureplaza」は1998年から提供している、ユーザーに必要な情報ライフラインのセキュリティをワンストップで実現するセキュリティソリューションです。ソリューションはシステムやサービスの拡がりに応じて対策する「ステップ別ソリューション」と、ユーザーのニーズにきめ細かく応えるための「目的別ソリューション」の2通りのソリューション体系を提供しています。

価格と出荷時期

名称 構成 価格(税込) 出荷時期
クライアントタイプ 認証ユニット
+クライアントタイプ基本パッケージ
155,400円〜 2008年
5月26日
サーバタイプ 認証ユニット
+サーバタイプ基本パッケージ
307,440円〜 2008年
6月25日
プリントログマネージャ - 312,900円 2008年
5月26日

*価格は、基本パッケージでのライセンス数により異なります。
上記価格は、クライアントタイプは10ライセンス、サーバタイプは50ライセンスの場合です。

関連情報

他社商標注記

  • Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
  • FeliCa はソニー株式会社の登録商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

製品に関するお問い合わせ先

HCAセンター
電話0120-2580-12
利用時間 9:00-12:00、13:00-17:00 (土・日・祝日を除く)

以上

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