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2007年9月26日

世界初*1「風アイロン」機能により、衣類のしわを伸ばし、アイロンがけの省力化を実現

ドラム式洗濯乾燥機「風アイロン ビッグドラム」を発売

洗濯から乾燥までの運転時間と消費電力量を従来機種*2と比べ、約1/2に短縮・低減

[画像]日立「湯効利用」ドラム式洗濯乾燥機「風アイロン ビッグドラム」(BD-V2000)

  日立アプライアンス株式会社(取締役社長:石津 尚澄)は、次世代の洗濯乾燥機として、世界初の「風アイロン」機能を備えたドラム式洗濯乾燥機「風アイロン ビッグドラム」BD-V2000を10月20日から発売します。昨年発売した「ビッグドラム」BD-V1では、業界最大*3直径60cmのドラムを採用し、高い洗浄・乾燥性能により上質な仕上がりを実現しましたが、本製品では、さらに乾燥時に時速360kmの高速の風を当てて衣類のしわを伸ばすことでこれまでにない仕上がりを可能にし、アイロンがけの手間を省きます。また、新開発のドラム駆動用モーターにより実現した高速脱水との相乗効果により、業界最大*37kgの洗濯から乾燥までの運転時間と消費電力量を従来機種と比べて約1/2に低減しました。
  なお、BD-V1の後継機種として、BD-V2000と同様に新開発ドラム駆動用モーターを搭載し、運転時間の短縮や消費電力の低減等を図った「ビッグドラム」BD-V2を同時発売します。それぞれの右開き機種BD-V2000R・BD-V2Rも用意し、12月中旬に発売します。

型式および発売日

型式 洗濯/乾燥容量 本体希望小売価格 発売日 月産台数
BD-V2000・V2000R 9/7kg オープン価格 10月20日・12月中旬 10,000台
BD-V2・V2R 9/7kg オープン価格 10月20日・12月中旬 8,000台

新製品の主な特長 <ドラム式洗濯乾燥機「風アイロン ビッグドラム」BD-V2000>

1. 世界初「風アイロン」機能で衣類のしわを伸ばし、これまでにない上質な仕上がりを実現

  新開発のファンモーターなどから成る「風アイロンエンジン」が、時速360kmという高速の風を発生させ、ドラム内の衣類に当てることにより、しわを伸ばしながら乾燥します。ワイシャツやズボン、ハンカチなど、乾燥容量約2kgまではアイロンがけなしできれいに仕上がり、約4kgでもアイロンがけの負担を大幅に軽減します。なお、風の力でしわを伸ばして乾かすため、衣類の布傷みも抑えます。
  今回開発したファンモーターは、当社が掃除機用のファンモーターで長年培ってきた最先端技術を応用し、従来*4の約3倍高速の14,000回転/分を実現し、独自設計のファンやサイレンサー搭載などにより、低騒音化を実現しました。

2. 洗濯〜乾燥の運転時間と消費電力量を約1/2*2に短縮・低減し、低騒音No.1*5も達成

  今回、ドラムを駆動するモーターにも新開発の薄型ダイレクトドライブモーターを搭載し、業界最高*31,600回転/分の高速回転を可能にしました。「風アイロン」の高速風による高効率乾燥と、高速脱水との相乗効果により、洗濯乾燥機で業界最大容量7kgの洗濯から乾燥までを、従来機種と比べて1/2以下の約150分で行います。また、同じく消費電力量は、「風アイロン」設定時で約2,100Whと、約1/2の省エネ化を実現しました。さらに、高速回転のモーターを搭載していながら、日立独自の低振動化技術により、洗い27dB、脱水37dBと、業界No.1の低騒音も達成しました。

3. 日立独自の洗浄技術により、業界No.1*5の節水性能を実現

  洗浄技術のさらなる進化により、9kgの洗濯時に使用する水道水の量を業界最少の75Lとしました。また、風呂の残り湯を最大限に利用する日立独自の「湯効利用」機能も引き続き搭載し、洗濯から乾燥までの水道水使用量をバケツ*6約1杯分の20Lに抑えることも可能です。

4. 業界No.1*7の薄型デザインと右開きタイプの追加により、設置性や使い勝手を向上

  「ビッグドラム」BD-V1同様、本体奥行60cmの薄型ボディや、衣類の出し入れが楽な大口径の投入口などを採用しました。また、今回、設置場所に合わせて選べるよう、左開きドアと右開きドアの両タイプを用意しました。

*1
2007年9月26日発表。家庭用洗濯乾燥機において。
*2
当社ドラム式洗濯乾燥機従来機種WD-74B(2002年モデル・2回運転)。
*3
2007年9月26日現在。家庭用洗濯乾燥機において。
*4
当社ドラム式洗濯乾燥機従来機種BD-V1(2006年モデル)。
*5
2007年9月26日現在。家庭用洗濯乾燥機において。洗濯9kg(標準コース)時。
*6
15Lバケツの場合、1.3杯。
*7
2007年9月26日現在。洗濯9kgクラス家庭用洗濯乾燥機において。

需要動向と開発の背景

  2007年度の全自動洗濯機の総需要は、約450万台(前年比101%)と堅調な推移が見込まれます。そうした中、洗濯乾燥機の需要は大幅に拡大しており、2007年度の全自動洗濯機市場全体に占める割合は、台数で3割強、金額では6割強と予測されます。(日立調べ)
  本年、当社にて洗濯乾燥機の乾燥運転について調査したところ、対象者の約5割が週1回程度の利用に留まっていること、また乾燥運転についての改善ニーズとして、衣類のしわを抑えることを挙げる人が8割近くいることが分かりました。一方、衣類のアイロンがけについても調べたところ、約6割が週1回以上アイロンがけをしており、9割以上が負担に感じていることも分かりました。
  そこで今回、アイロンがけの手間を省力化する機能を備えたドラム式洗濯乾燥機を開発しました。

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