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2006年9月29日

デパートや商店の陳列棚に動く文字や映像を表示する
棚型ディスプレイ技術を開発

[画像]陳列棚の端面への情報表示と画像処理によるタッチセンサ機能

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、このたび、デパートや商店の陳列棚を、商品の宣伝用ディスプレイに用いることができる棚型ディスプレイ技術を開発しました。本技術は、透明アクリル素材でできた陳列棚の前面に、液晶プロジェクタを使って文字や画像を映し出す方式で、配線などの特別な付属設備が必要ないため、従来どおりの売り場面積を確保できることが特徴です。また、陳列棚の前面に、商品の宣伝用の文字や映像を表示して来店者の購買意欲を高める新しい店舗向け情報機器として利用されることに道を拓くものです。

  デパートや商店では、顧客の購入意欲を高めるために、陳列棚には商品の特長や値段を表示しています。これらの情報を陳列棚に表示することは、顧客が商品購入を判断するうえで重要であり、陳列棚そのものに動く文字や動画などのさまざまな情報が表示できれば、より大きな販売促進効果を得られることが考えられます。しかし、そのためには、ディスプレイを設置して商品の陳列を妨げたり、配線などの付属設備で外観を損ねることなく、情報を表示する必要があります。
  このような背景から、日立では、商品などを陳列するという基本機能をそのまま保ち、陳列棚に商品宣伝の文字や映像を表示できる棚型ディスプレイを開発しました。開発した棚型ディスプレイの原理は以下のとおりです。

  • 1. 陳列棚の下部に設置した液晶プロジェクタから、鏡を使って上方に映像を反射させ、各棚の奥側に設けた鏡により、透明素材である陳列棚の前面に映像を投影します。
  • 2. 陳列棚の前面には光を投影するスクリーン素材を貼付しているため、この前面の部分に映像が表示されます。

  本方式では、PC上で陳列棚のレイアウトに合わせた映像を作成し、液晶プロジェクタから映し出すだけで、陳列棚の前面へ文字や画像を表示することが可能になります。また、特別な配線が必要なく、従来どおりの売り場面積を確保できることが特徴です。本技術は、商品情報や店舗の宣伝活動、さらに、来店者の購買意欲を高める新しい情報機器として利用されることに道を拓くものです。

棚型ディスプレイの構成図

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 中央研究所 企画室 [担当:花輪、木下]
〒185-8601 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地
TEL : 042-327-7777(直通)

以上

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