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2006年8月29日
富士通日立プラズマディスプレイ株式会社
株式会社日立製作所

世界初、中国のHD規格に適合したALIS方式採用の
42V型HD PDPを量産

   富士通日立プラズマディスプレイ株式会社(代表取締役社長:井本義之/以下、FHP)が新たに開発した42V型HD PDP(High Definition Plasma Display Panel)を搭載したテレビが、42V型プラズマテレビでは初めて中国のHD規格(高画質デジタルテレビの標準規格)*1に合格しました。当社独自のALIS方式を採用した新開発のHD PDPは、画素数を水平1280×垂直1080に増やすとともに高輝度などの高い性能を確保することで、中国のHD規格に規定されている解像度・輝度・コントラストなどPDPの表示性能に関わる基準をクリアすることができました。なお、このモデルは中国市場向けに本年9月から出荷を開始します。

   中国ではHD規格(高画質デジタルテレビの標準規格)を制定し、2007年1月より実施する予定になっており、この規格に適合するモデルをHDテレビとして販売することができます。
   自発光のPDPは動画時の高解像度や広視野角といった特徴を備えており、当社のPDPを採用した42V型プラズマテレビが今回HD規格に合格したことで、中国での高画質デジタルテレビ市場に向けた拡販を積極的に進めていきたいと考えています。

   PDPの世界市場は、2005年度の約600万台から2006年度には1000万台を超える需要が見込まれており、うち中国では2005年度50万台、2006年度には100万台に迫る市場に拡大すると予測されています。また、中国ではCCTV(中央電視台)などの放送局がHDTVの放送を開始しており、今後は2008年の北京五輪、2010年の上海万博に向けて高画質なデジタルHD放送の普及が進み、それに伴いテレビの大画面化・高精細化が進展すると予測されます。

42V型HD PDPの主な特徴

1. ALIS方式採用垂直方向1080画素パネル搭載

当社独自のALIS方式を採用した42V型HD PDPの水平の画素数を従来の1024画素から1280画素に増やし、中国のHD規格の解像度(垂直・水平共に720テレビ本)をクリアしています。ワイドXGA(105万画素:水平1366×垂直768画素)タイプに対して30%以上画素数の多い高密度パネルで細部まで美しい映像を再現します。

2. 高輝度1200cd/m2

高輝度と高精細を高いレベルで実現することができるALIS方式採用に加えてガスの組成変更、波形の改良などの新技術を採用し、高輝度1200cd/m2を実現。緻密な映像を細部まで鮮明に再現することができます。

3. 高コントラスト10000:1

背景輝度を下げる高コントラスト制御技術を新開発し、10000:1の高いコントラストを実現しました。これにより、映画などに多い暗いシーンなどの階調を美しく表現することができます。

4. 高画質信号処理LSI

サブフィールドの配列を最適化すると同時に動き適応処理、シネマモード専用の設定などの改善を行い、よりなめらかな美しい階調で表現することができます。

*1
中国のHD規格 テレビセットとして、解像度(水平・垂直ともに720テレビ本以上)・輝度(全白で60cd/m2以上)など 多岐にわたる性能・仕様が規定されています。

42V型HD PDPモジュールの主な仕様

表示サイズ(対角)106cm
(横)×(縦)921.6×523.8mm
画素数(水平)×(垂直)1280×1080画素
アスペクト比16:9
画素ピッチ(横)×(縦)(0.24mm x 3)×0.485mm
輝度1200cd/m2
暗室コントラスト10000:1

FHPの概要

社名富士通日立プラズマディスプレイ株式会社
代表者代表取締役社長 井本 義之(いもと よしゆき)
所在地宮崎県東諸県郡国富町田尻1815
設立年月1999年4月
事業内容プラズマディスプレイパネルの開発、製造および販売
従業員数約1500名(2006年8月現在)
資本金540億円

以上

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