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  日立製作所(取締役社長:古川一夫)は、5月19日から21日にかけて、ポーランドの首都ワルシャワにおいて、第9回「EU日立科学技術フォーラム」を開催します。今回のフォーラムでは、「ITが欧州社会に与える影響」をテーマに取り上げ、日立製作所情報・通信グループCOOの山口光雄による日立のセキュリティ技術の展望や事業の動向に関するプレゼンテーション、ワルシャワ工科大学コンピュータサイエンス研究所のムラスキビッチ教授、ロンドンスクールオブエコノミクスのサイモン ディヴィス招聘フェロー、イギリス貴族院議員のエロール伯爵による基調講演、欧州の官産学界の有識者と日立の研究者などの出席による討議を行います。また、会場には、指静脈認証技術など、日立グループの有する最新のセキュリティ技術の展示も行います。

  本フォーラムは、「欧州社会に抱える問題に対して、科学技術が如何に貢献できるか」という視点で、1998年から毎年実施しているものです。これまでのフォーラムでは、中小企業における研究開発活動とベンチャーキャピタルの関わりや電子商取引、ライフサイエンス、水資源、交通システム、都市開発などが社会に与える影響を、より具体的な分野に焦点をあて、議論が行われてきました。
  今回のフォーラムでは、ITが市民生活にもたらす利便性と問題点について、討議を行い、さらには科学技術を活用した解決策を提言として纏める予定です。なお、日立では、各分科会における討議結果をサマリレポートとしてまとめ、このレポートを欧州委員会、欧州議会議員、欧州各国の政府関係者、日立の欧州のビジネスパートナーに送付する予定です。

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