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  日立製作所　情報・通信グループ（グループ長＆CEO：古川一夫、以下　日立）は、IAサーバであるアドバンストサーバ「HA8000シリーズ」の全モデルにおいてラインアップを一新し、最新のインテル社製x86系プロセッサを搭載した新モデルを12月26日から順次出荷開始します。
  具体的には、1wayモデルである「HA8000/20W」「HA8000/70W」において、1つのチップに2つのプロセッサコアを搭載する最新のデュアルコアプロセッサであるインテル® Pentium® D プロセッサを採用したほか、DDR2*1メモリ搭載で処理性能の向上を図り、SATA2/300*2インターフェースの採用でI/O性能を強化しました。また、従来のハードウェア管理機能に加え、遠隔地からのサーバ管理を実現するリモートサービスサーバ機能をサポートした新SVP*3ボードを新たに製品化しました。
  さらに今回、従来から提供していた「1年無償保障付きモデル」「3年無償保障付きモデル」に加え、3年間の当日対応オンサイト保守および簡易定期点検付きの「おまかせ安心モデル（3年）」を追加しました。

*1	DDR2 : DDR(Double Data Rate)　を高速化したメモリ規格。DDR よりも高性能で消費電力が少ない。
*2	SATA2/300: SATA/150（Serial ATA）を高速化したHDDインターフェース規格。最大転送速度はSATA/150の2倍の 300MB/s。
*3	SVP: Service Processor

新製品の特徴

1. 最新プロセッサを搭載しラインアップを一新

  ハイエンドからエントリーまで、最新のインテル® EM64T*4に対応したx86系プロセッサを採用したモデルを製品化し、「HA8000シリーズ」のラインアップを一新しました。今回新モデルにおいては、特にニーズの高いペデスタル/ラックマウントの1wayモデルで大幅な機能強化を図っています。

*4	EM64T : Extended Memory 64 Technology

(1) デュアルコアプロセッサを搭載

  「HA8000/70W(1way)」「HA8000/20W」にデュアルコアプロセッサであるインテル® Pentium® D プロセッサ840(3.20GHz)を搭載しました。これにより、性能向上とコスト削減の両立を実現し、既存シングルコアプロセッサと比較して最大約45%の処理性能向上を図りました。

(2) RAS機能*5を強化

  「HA8000/30W」「HA8000/20W」「HA8000/10V」に、IPMI*61.5に準拠したハードウェア管理モジュールを標準搭載しました。これにより、従来、これらの機種で採用していたソフトウェアベースのハードウェア管理機能では取得できなかったCPUハングアップのようなCPU非動作時のエラー検知やログ記録が可能になりました。今回のエンハンスにより、「HA8000シリーズ」全てのモデルでハードウェアベースのハードウェア管理機能に対応しました。

*5	RAS機能 : Reliability（信頼性：システムが障害なく正しく動作すること）、Availability（可用性：使用したい時にシステムがいつでも利用できること）、Serviceability（保守性：システムに障害が発生した時、速やかに対処できること）を実現するための機能。
*6	IPMI（Intelligent Platform Management Interface） : インテリジェントプラットフォーム管理インターフェース

(3) 高速なメモリと内蔵HDDの採用

  「HA8000/70W(1way)」「HA8000/30W」「HA8000/20W」に高速なDDR2メモリを採用し、内蔵HDDにSATA2/300 HDDを採用しました。これにより、メモリとファイルシステムへのアクセスを高速化し、システム全体の処理性能向上を実現しました。

2. 新SVPボードをサポートし運用管理機能を強化

  リモートサービスサーバ機能をサポートした新SVPボードを「HA8000/70W(1way)」「HA8000/20W」に搭載しました。新SVPボードは、従来のSVPボードでサポートしていたハードウェア管理機能、リモート電源コントロール機能に加え、対象サーバのOS稼動状態にかかわらず遠隔操作が可能なフルタイムリモートコンソール機能や、管理端末に接続されたキーボード、マウス、FDDなどのI/Oデバイスを遠隔地にあるサーバから仮想的に利用できるバーチャル・デバイス機能をサポートしています。これにより、例えば全国の支店/営業所など遠隔地に分散して設置されているサーバの管理や保守を一元的に行うことができ、管理工数や出張費の低減、少人数でのより効率的な運用保守を実現します。今後は、新SVPボードを他のモデルでもサポートしていく予定です。

3. 3年間の当日対応オンサイト保守および簡易定期点検付きの「おまかせ安心モデル（3年）」の提供

  「HA8000/270」「HA8000/130W」「HA8000/110W」「HA8000/70W」「HA8000/30W」「HA8000/20W」において、従来から提供していた「1年無償保障付きモデル」「3年無償保障付きモデル」に加え、新たに保守品質を大幅にグレードアップした「おまかせ安心モデル（3年）」を提供します。「3年無償保障付きモデル」では、1年目は当日対応、2〜3年目は翌平日対応のオンサイト保守サービスを提供していましたが、「おまかせ安心モデル（3年）」では、3年目まで当日対応のオンサイト保守サービスを提供します。さらに年1回、保守員がオンサイトで、内蔵テープドライブや内蔵CD-ROMドライブのヘッド部清掃、冷却ファンの異常音確認、操作パネルのランプ状態確認などの定期点検を実施します。これにより、ユーザーシステムのさらなる安定稼動を支援します。

新製品の価格と出荷時期

分類 機種名 プロセッサ （GHz） プロセッサ 最大 価格 出荷時期 バック エンド層 HA8000 /270 Xeon® MP (3.66/3.33/3.16/3/2.83) 4 1,107,750円〜 （税抜1,055,000円〜） 2005年 12月26日 アプリケー ション層 Xeon® (3.80/3.60E/3.40E/3E) 2 1,044,750円〜 （税抜995,000円〜） HA8000 /130W Xeon® (3.80/3.60E/3.40E/3E) 2 582,750円〜 （税抜555,000円〜） HA8000 /110W Xeon® (3.80/3.60E/3.40E/3E) 2 344,400円〜 （税抜328,000円〜） HA8000 /70W Xeon® (3.80/3.60E/3.40E/3E) 2 382,200円〜 （税抜364,000円〜） フロント エンド層 Pentium® D(840) Pentium® 4(670/650/630) 1 388,500円〜 （税抜370,000円〜） 2006年 1月30日 HA8000 /30W Pentium® 4 (650/630/521) 1 259,350円〜 （税抜247,000円〜） HA8000 /20W Pentium® D(840) Pentium® 4(650/630/521) 1 212,100円〜 （税抜202,000円〜） バリュー モデル HA8000 /50V Xeon®(3E) 2 299,250円〜 （税抜285,000円〜） 2005年 12月26日 HA8000 /10V Pentium® 4(630/521) Celeron® D(336) 1 49,140円〜 （税抜46,800円〜） 2006年 1月30日

* サポートOS :

Microsoft® Windows Server™ 2003, Enterprise x64 Edition / Microsoft® Windows Server™ 2003, Standard x64 Edition / Microsoft® Windows Server™ 2003, Enterprise Edition / Microsoft® Windows Server™ 2003, Standard Edition / Microsoft® Windows® 2000 Server Operating System / Microsoft® Windows® 2000 Advanced Server Operating System / Red Hat Enterprise Linux （モデルによりサポートするOSの種類は異なります。）

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株式会社 日立製作所 情報・通信グループ
エンタープライズサーバ事業部 企画部 [担当:松村、喜多村]
〒259-1392 神奈川県秦野市堀山下1番地
電話 : 0463-87-6786 (ダイヤルイン)

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