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2005年10月11日

指静脈認証システム事業をグローバル展開

北米、欧州、アジア、中国に事業推進組織を新設、
3年間で売上高1,000億円を目指す

 

  日立製作所(執行役社長:庄山 悦彦/以下、日立)は、グループを挙げた注力事業の一つであるセキュリティ事業を強化しています。このたび、セキュリティ事業の中心的な役割を担う指静脈認証システム事業について、本格的にグローバル展開することを決定しました。
   グローバル展開に向けた第一弾の取り組みとして、本年8月に情報・通信グループ IDソリューション事業部内に統括組織である「指静脈グローバルビジネス推進センタ」を設置し、11月1日には北米、欧州、アジア、中国地域それぞれの現地法人内に専門組織として「指静脈認証事業推進センタ」(仮称)を新設します。今後、日本を含めた4地域の社会状況や顧客のニーズに対応し、最適な認証装置を活用した指静脈認証システムを提供していきます。
  本格的なグローバル展開の開始により、現在、関連システムを含めて数十億円の指静脈認証システム事業の売上高を、2006年度から2008年度までの3年間で1,000億円とすることを目指します。

  ネットワーク社会の進展に伴い、生活基盤の情報化は加速度的に進み、社会の利便性は格段に向上しています。また、今後到来するユビキタス情報社会は、こうした状況をさらに加速するものと期待されており、世界のシステムプロバイダーは技術の発展を目指して新たなシステム開発を進めています。一方、世界中がネットワークで接続された社会における、サイバーテロや個人情報漏えいといった犯罪や事故による被害は、瞬時に世界中へと拡大するリスクが高まっています。さらに、高級車などを狙った窃盗、マンションなどをターゲットとした窃盗や強盗など、安全な社会を揺るがす事件が増加しています。
  このような犯罪や事件・事故に対応するため、より高度なセキュリティシステムへのニーズが高まっています。ATM(現金自動取引装置)やキャッシュカード、クレジットカードを使用した金融取引、パスポートや運転免許証による本人確認、重要施設やマンションへの入退管理、セキュアな情報機器(PCなど)、その他さまざまな領域で、なりすましを防止するための本人認証に対するニーズは急速に高まっており、それに応える手段として生体認証システムが注目され、実際の導入も進んでいます。
  生体認証には、指紋や虹彩を使った方法など様々な生体情報を利用したものがありますが、指紋認証は複製される可能性が高く、虹彩認証は装置が大規模になるという課題がありました。一方、指の静脈パターンを利用した本人認証は、高い認証精度を実現しながら装置自体の小型化が可能なため、安全性の高い最先端セキュリティ技術として世界的に関心が寄せられています。

  日立では、1997年から中央研究所を中心に指静脈認証技術の研究開発を開始し、静脈パターンを用いた生体認証システムの分野では他社を圧倒する多数の特許を取得しています。現在では、ユビキタス情報社会の安全を守る日本発の基幹技術の一つとして、その活用を積極的に推進しています。これらの先端技術をもとに、グループをあげた事業展開を行い、ATM用本人認証(日立オムロンターミナルソリューションズ)、入退管理システム(日立エンジニアリング)、PCログイン装置(日立エンジニアリング、日立ソフトウェアエンジニアリング)などを製品化し、国内外のさまざまな分野で多く導入されています。
  日立の指静脈認証技術は、透過光方式を採用しており、一人一人異なる指静脈のパターンを高いコントラストで照合できるため、高精度(本人拒否率0.01%以下、他人受入率0.00002%以下:日立実測値)を実現しています。特に、ATM向けの認証装置は、ICカードと併用することで高いセキュリティレベルを実現し、使い易さも向上していることから、顧客サービスを充実させたいという金融機関などで採用や導入が進んでいます。さらに、日立は、ノートPCや携帯端末などへの内蔵が可能な世界最小の超小型指静脈認証装置(容積19ml、サイズ39mm×34mm×15mm)を開発したほか、自動車のエンジンキーへの応用を提案するなど、オフィスはもとより暮らしのあらゆる場面への指静脈認証技術の活用を推進しています。

  日立では、セキュリティ事業を注力事業と位置付けており、暗号を中心としたサイバーセキュリティ分野や爆発物探知装置など社会システムに関するセキュリティ分野、さらには指静脈認証を核とする本人認証分野などについて、経営資源を集中し、事業拡大を図っています。
  指静脈認証システム事業については、これまで日本市場を中心に販売を進めるとともに、シンガポールなど東南アジア市場において実績を積み重ねてきました。そして、海外展開を本格的に進めるため、本年8月1日付けで統括組織である「指静脈グローバルビジネス推進センタ」を設置し、研究開発戦略、グローバルマーケティング戦略、グループ製品戦略を統括・推進する体制を確立しました。さらに今回、海外事業をより強化するため、本年11月1日付けで北米(日立アメリカ社)、欧州(日立ヨーロッパ社)、アジア(日立アジア社)、中国(日立(中国)社)の各地域統括会社内に「指静脈認証事業推進センタ」(仮称)を新設します。各センタは、現地の製造会社、システム構築会社、販売会社などと連携し、公共機関、一般企業向けの入退管理システムやPCログイン装置、金融機関向けの認証システムなどを販売します。これにより、2006年度から2008年度までの3年間で国内外合わせて売上高1,000億円を目指します。

  日立では、指静脈認証システムをユビキタス情報社会のセキュリティ基盤と位置付け、コントロール回路のワンチップ化などにより認証装置のさらなる高性能化、超小型化を図ります。また、指静脈認証システムを大規模なシステムを含めたIT全体の基盤技術として普及させるため、各国のセキュリティ基準に対応したミドルウェアを開発し、国際機関、各国政府、業界団体などに対して積極的な提案活動を推進することにより、指静脈認証技術を高セキュリティ生体認証システムのデファクトスタンダードにすることを目指していきます。

 

関連情報

 
 
 

お問い合わせ先

株式会社 日立製作所 情報・通信グループ
IDソリューション事業部 指静脈グローバルビジネス推進センタ [担当:吉福、橋本]
〒212-8567 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 (日立システムプラザ新川崎)
電話 : 044-549-1722 (ダイヤルイン)
 
 

 
 

以上

 
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