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2004年5月17日
株式会社 日立製作所
グローバルアクセス 株式会社
 

日立とグローバルアクセスが
国内で初めて1500km離れた拠点間でのハイブリッド転送方式を使った
遠隔データバックアップ実証実験に成功

 
 
 
  株式会社 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫、以下 日立)とグローバルアクセス 株式会社(代表取締役社長:山本 節夫)は、東京−大阪折り返し1500km離れた拠点間におけるハイブリッド転送方式*1を使った遠隔データバックアップ実証実験に国内で初めて成功しました。
  本実験では、日立のスケーラブルデータベース「HiRDB(ハイ・アール・ディービー)」、ディスクアレイサブシステム「SANRISE」を組み合わせて実現する、データバックアップ方式の1つである日立独自のハイブリッド転送方式を使い、グローバルアクセスが提供するファイバチャネル専用線*2・イーサネット専用線を活用し、メインサイト(業務で使用するサイト)からリモートサイト(バックアップ先サイト)に至る1500kmという長距離のデータバックアップを行いました。
  これにより、長距離のサイト間においても、ミッションクリティカルなデータの円滑なバックアップを行うことができ、万一の災害時にも迅速かつ確実にデータが復旧されることを実証しました。
 
 
*1 ハイブリッド転送方式
  データベースのデータを非同期で、データ復旧用ログを同期で転送する日立独自の転送方式。
データを非同期方式で転送することにより、オンライン性能に影響を与えずデータ転送を行うことが可能となります。
そしてデータ復旧用ログを同期方式で転送することで、メインサイトの災害時もリモートサイト側でデータ欠損なく、データベースを復旧させることが可能となります。
*2 ファイバチャネル専用線
  ストレージに利用されるファイバチャネルインターフェースの専用線。
大容量の出入力データを扱う複数のSAN(Storage Area Network)を、シームレスに結びます。
 
  近年、災害や機器故障による回避不可能なシステム停止が発生した場合でも、確実にデータを守り、短期間で業務を復旧させ、企業のビジネスが停止することを防ぐ「ビジネスコンティニティ(ビジネス継続性)」が注目されています。従来、長距離のデータ転送では距離による遅延の影響が大きいため、メインサイトにおける通常のオンライン業務の性能を維持しながら、リモートサイトにおいて確実なデータバックアップを行うことは難しい課題とされてきました。
 
  本実験ではハイブリッド転送方式を使用することで、1,500km離れた拠点間において、メインサイトにおける通常のオンライン性能を維持できたほか、通常長距離バックアップに使用される非同期転送方式*3に比べ、データ欠損することなくバックアップができることを実証しました。これにより、企業は高信頼で高性能なディザスタリカバリーシステムの構築が可能となり、ビジネスコンティニティを確保することができるようになります。
 
 
*3 非同期転送方式
  データベースのデータとデータ復旧用ログを非同期で転送するオンライン業務に影響を与えない転送方式。
 
  さらに今回、異機種ディスクアレイサブシステム間でデータのコピーを行うHi-Copy(ハイコピー)機能による遠隔データコピー実証実験も行いました。本機能は、ハイエンドクラスの「SANRISE9970V」とミッドレンジクラスの「SANRISE9570V」間でのデータコピー機能であり、1500kmという長距離での実験は国内で初めてです。従来、遠隔地に設置した異機種ディスクアレイサブシステム間でのデータのコピーには、各拠点のサーバーを介する必要がありました。本機能により、サーバーを介することなく、各拠点のミッドレンジクラスから、データセンターに設置されたハイエンドクラスへデータを集中バックアップしたり、ハイエンドクラスから各拠点へ設置されたミッドレンジクラスへ、データを直接配信することが可能になります。これにより、遠隔バックアップシステムを安価に構築できるようになります。
  これらの実験結果を活かし、日立は今後も高信頼、高可用なディザスタリカバリーソリューションを提供していきます。また、グローバルアクセスは、ストレージ向けファイバチャネル専用線とイーサネット専用線を遠隔データバックアップ向け回線として、金融機関や学術研究機関向けに提案していきます。
 
 

ハイブリッド転送方式を使った実験の概要

 
(1)実験期間
2004年2月23日〜4月28日
 
(2)実験内容
1500km離れた拠点間におけるハイブリッド転送方式を利用したデータバックアップ
 
(3)実験回線
東京〜大阪折返し1500kmのストレージ向けファイバチャネル専用線、イーサネット専用線
 
(4)実験機器
データベース:日立 スケーラブルデータベース「HiRDB」
サーバー:日立 エンタープライズサーバ「EP8000」
ストレージ:日立 ディスクアレイサブシステム「SANRISE9970V」
 
(5)実験構成
実験構成
 
(6)実験結果
ファイバチャネル専用線、イーサネット専用線ともに、長距離データバックアップ向けに最適化することで安定したスループットを実証
1500km離れた拠点間のデータ転送を行いながら、メインサイト側で安定したオンライン性能を実証
災害を想定した回線実験切断において、リモートサイト側でデータ欠損なく迅速な業務復旧を実証
 
 

グローバルアクセス 株式会社について

 
  グローバルアクセス株式会社は、日本国内に大容量光ファイバーケーブルネットワークを構築し、国内の主要都市間、または国際海底ケーブルを経て日本の都市と世界各国の都市をシームレスに結ぶサービスを提供する、認定電気通信事業者です。
豊富なコネクティビティを持つ基幹ネットワークを構築し、通信事業者やISP、CATV、xSP、iDC及び企業向けに、最先端のネットワークインフラを提供しています。
詳細につきましては、下記リンク先をご覧下さい。
 
グローバルアクセス 株式会社
 
 

関連情報

 
スケーラブルデータベース「HiRDB」
エンタープライズサーバ「EP8000」
ディスクアレイサブシステム「SANRISE」
 
 

商標名称等に関する表示

 
イーサネットは富士ゼロックス(株)の商品名称です。
その他の記載の会社名、製品名はそれぞれ会社の商標もしくは登録商標です。
 
 
 
以上
 
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