日立ホーム＆ライフソリューション株式会社（取締役社長： 瀬端久仁雄）は、快適キッチンソリューションを目指し、食器と調理器具を上下２段の洗浄槽で分け洗いするシステムキッチン用ダブル食器洗い乾燥機に、ハイパワーによる時間短縮メリットを付加した２００Vタイプを８月１０日より発売します。
　また、本製品には新たに「深夜運転ボタン」を設定し、深夜電力の利用により電気代の節約が可能です。（深夜電力利用に関しては電力会社との別途契約が必要になります。）

■価格及び発売日

型　　式	本体希望小売価格（税別）	発売日	当初月間生産台数
ＫＦ−４５ＰＴ１ＳＫ２	２５０,０００円	８月１０日	１,０００台

■開発背景
　２００２年度の食器洗い乾燥機の需要は約７５万台で、昨年に続き着実な伸長（前年比１２１％）が見込まれます。また、２００１年３月に約８％だった普及率が２００２年３月時点では約１０％と２ケタになり、今後大幅な需要拡大が予想されます。（日立推定）
　食器洗い乾燥機は、経済性（手洗いより安い）清潔性（高温のお湯で洗浄、ふきん・スポンジ等を使わない）快適性（機械にまかせることにより自由な時間が生まれる）が認められ、市場が拡大してきましたが、欧米諸国に比べると普及率はまだまだ低く、今後さらに大きな市場の拡大が期待できます。

　このような市場に対し、当社では基本的な製品メリットに加え、当社調べによる２００名の主婦対象の調査結果で多数を占めた「食器洗い乾燥機で調理器具も洗いたいが食器とは分けて洗いたい」というニーズを取り入れ、昨年１２月に上下２段で食器と調理器具を分けて洗うダブル食器洗い乾燥機（１００Ｖタイプ）を発売しました。
　今回発売する機種は、この１００Ｖタイプをベースに、「さらなる時間短縮、節約を」というお客様からの新たなニーズに対し、２００Ｖのハイパワーによる時間短縮と、深夜電力利用による電気代節約を目指し追加発売します。

■１００Ｖタイプと共通の主な機能
　上段については５人分の食器を汚れにあわせて５つのコースでしっかり洗い上げ、下段については日立独自の蒸らし洗い＋高濃度洗浄（３杯の洗剤を投入）の専用コースでこびりつきの多い調理器具をしっかり洗い上げます。
　また下段については、かごはそのままで２人分の食器を入れることができ、食器洗い用コースも装備していますので上下段あわせて約７人分の食器を洗うこともできます。
　ドアの開閉方法については、現在主流のプルオープン方式を採用し、立った状態でも食器・調理器具の出し入れが行えます。さらに、パッキンに空気を送り、槽と天井面の隙間を埋めて摩擦の力により、ドアをロックさせるエアシールシステムを採用することにより、開閉レバーのないレバーレスドアを実現し、使い勝手も向上させています。
　また、運転中に子供が誤って扉を開けないように配慮したチャイルドロック、手の触れない場所へのヒーター配置により、安全性にも十分配慮しています。

■２００Ｖタイプの新機能
　２００Ｖ化によりヒーターを使用した運転の上下同時進行を実現し、１００Ｖタイプに比べ運転時間が約半分になります。また、深夜運転ボタンの新規設定により、深夜電力を利用して電気代を効率よく節約することが可能となります。
　（深夜電力利用に関しては電力会社との別途契約が必要になります。）

■製品仕様

電　　源 ２００Ｖ Ｈｚフリー ドア開閉方式 レバーなしプルオープン 洗浄槽 樹脂槽（底はステンレス） 食器容量（点数） 上 ５人分（３５点）　下 調理器具（食器ならば２人分（１４点）） 洗浄方式 ＤＤ（ダイレクトドライブ）洗浄 駆動方式 ＤＤブラシレスインバーターモーター 予約機能 有り　深夜運転（ＰＭ１１：３０からスタート（任意変更可能））＆４時間後完了タイマー チャイルドロック 有り　エアシール方式 残時間表示 上：有り　下：有り 洗浄カゴ ステンレス製 残菜フィルター位置 槽底前部