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このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。


平成11年12月8日

インターネットビジネスを支えるアプリケーションサーバ
「Cosminexus(コズミネクサス) Version 3」を発売

−企業情報システムの形態、規模に合わせた製品群をラインアップ−

  日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小高 俊彦)は、このたび、インターネットビジネ
スを支える、スケーラブルで高信頼、高性能な企業情報システムを短期間に構築できる開発環境と実行
環境を提供する、アプリケーションサーバ「Cosminexus Version 3」を製品化し、12月20日から販売を
開始します。
  今回販売を開始する「Cosminexus Version 3」では、新たに、Webコンピューティング向け
「Cosminexus − Web Edition」、基幹業務向け「Cosminexus - Standard Edition」をラインアップ
しました。また、アプリケーション開発・実行環境の業界標準仕様、Java(TM) 2 Platform, 
Enterprise Edition(J2EE)、Enterprise JavaBeans(TM) (EJB)1.1を採用しました。これにより、連
携させるアプリケーション間のインタフェースの統一が容易になり、情報システムの開発期間の短縮化や
市販の流通ソフトとの連携が容易になります。さらに、平成12年3月には、「Cosminexus - 
Enterprise Edition」をラインアップに追加する予定です。
 21世紀はインターネットビジネスが本格化するe革命の時代と位置づけられます。近年、米国を中心
として大きく発展しているインターネットビジネスは、国内でも活性化しつつあります。このe革命の時
代に、インターネットビジネスを支える基盤ソフトウェアであるアプリケーションサーバが注目されてい
ます。

 当社では、平成10年11月からインターネット・イントラネットをベースとしたミッションクリティカ
ルな企業情報システムの構築を支援するアプリケーションサーバ「Cosminexus」を提供してきました。

  今回販売する「Cosminexus Version 3」は、多様化しているインターネットビジネスの形態、規模な
どに応じて最適な企業情報システムの開発環境と実行環境を提供するために、Webアプリケーションサー
バ「Cosminexus - Web Edition」、基幹業務用コンポーネントアプリケーションサーバ「Cosminexus
 - Standard Edition」、さらにそれぞれに対応した開発環境「Cosminexus Studio」をラインアップし
ました。また、アプリケーション開発・実行環境の業界標準仕様J2EE、EJBを採用したことで、連携させ
るアプリケーションのインタフェースの統一が容易になり、インターネットビジネスを支える企業情報シ
ステムの開発期間の短縮化と業務アプリケーションのコンポーネント化による再利用性の向上が図れます。
  「Cosminexus - Web Edition」は、今回新たに商品化した低価格製品で、インターネットビジネスに
必須のWebとデータベースを連携したWebアプリケーションの開発・実行に適しているほか、Java(TM) 
Servlet/JSP(Java Server PagesTM)のサポートにより、簡単にWebページを生成できます。
  「Cosminexus - Standard Edition」は、既存製品の標準版とLight版を統合・強化した製品です。メ
インフレームの業務システムやパッケージ、EJBコンポーネントを組み合わせた基幹業務システムの開発
・実行に適しています。また、実績あるミッションクリティカルな分散オブジェクト環境とトランザクシ
ョン、セキュリティ等のエンタープライズサービスを統合したEJB環境により、インターネットビジネス
を支えるスケーラブルで高信頼、高性能な企業情報システムを短期間に構築できます。
  一方、既存システムの連携を実現するラッピング機能の拡充として、当社メインフレームの560/20端末
専用業務のWeb化製品「Object Wrapper for T560」や、オンライントランザクションマネージャ
「OpenTP1」のRPC(*1)やTCP/IP通信のラッピング製品「Object Wrapper for TP1」を新たに商品化しま
す。

 平成12年3月には、EAI(*2)サーバ「Cosminexus - Enterprise Edition」 をラインアップに追加する
予定です。「Cosminexus - Enterprise Edition」は、既存製品のEnterprise版をEAI向きに強化する製
品で、メインフレームの業務システム、パッケージ、EJBコンポーネントなどを大規模に連携させるWebア
プリケーションをスピーディに開発・実行するとともに、BPI(*3)を容易に実現できるようになります。


 今後は、製造業向けソリューション「Solutionmax for Manufacturing」や、ビックバン対応金融業務
ソリューション「Solutionmax for Finance」、さらには小売業向けソリューション「Solutionmax 
for Retail」等の業種別ソリューションを支える基盤として「Cosminexus Version 3」を活用していく
ほか、EJBコンポーネントの整備と品揃えを充実していく計画です。
 (*1):Remote Procedure Call:ネットワークに分散したプログラムやアプリケーションを呼び出す手
                 段
 (*2):Enterprise Application Integration:企業の中に散在する異なるアプリケーションやパッケ
                                           ージを繋いで全社規模の統合システムを実現する技術
  (*3):Business Process based Application Integration
                           :業務の流れに基づいたインテグレーションのコンセプトで、大規模シス
                テムを段階的かつ柔軟に構築できます。
■主な新製品の価格・出荷時期
商 品 名標準価格出荷時期
Cosminexus Server - Web Edition40万円平成12年3月*1
Cosminexus Server - Web Edition追加プロセッサライセンス16万円
Cosminexus Server - Standard Edition200万円
Cosminexus Server - Standard Edition追加プロセッサライセンス80万円
Cosminexus Studio - Web Edition20万円平成12年3月*2
Cosminexus Studio - Standard Edition80万円
Object Wrapper for T56070万円〜平成12年2月*1
Object Wrapper for TP150万円〜平成12年1月*1
注*1:本出荷時期のプラットフォームは、WindowsNT4.0です。HP-UX等のUNIX版は追って出荷予定です。
注*2:本出荷時期のプラットフォームは、WindowsNT4.0,Windows98です。

■ 製品ホームページ
  http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/netobj/index/index.html

■ 他社商品名称に関する表示
・ Java及びすべてのJava関連の商標及びロゴは、米国及びその他の国における米国Sun Microsystems, 
   Inc.の商標または登録商標です。
・ Microsoft,Windows,Windows NTは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corporationの
   登録商標です。
・ Windowsの正式名称は、Microsoft(R) Windows(R) Operating Systemです。
・ Windows 98の正式名称は、Microsoft(R) Windows(R) 98 Operating Systemです。
・ Windows NT(R)の正式名称は、Microsoft(R) Windows NT(R) Operating Systemです。
・ HP-UXは、米国Hewlett-Packard Companyのオペレーティングシステムの名称です。
・ その他,記載の会社名・商品名は,各社の商標または,登録商標です。

                                                                                      以上


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