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平成11年11月29日

NECと日立、DRAMの合弁会社を設立

                                                 日本電気株式会社           
                                               株式会社日立製作所           


 日本電気株式会社(本社:東京都港区、社長:西垣浩司、以下NEC)と
株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、取締役社長:庄山悦彦、以下
日立)の両社はこのたび、DRAMに関する合弁会社「NEC日立メモリ株
式会社」の設立を決定し、本日、合弁契約書に調印いたしました。
 新会社の設立は本年12月末、本格的な事業活動の開始時期は平成12年
4月を予定しております。

 「NEC日立メモリ株式会社」の資本金は、設立時に5億円、平成12年
3月末には20億円への増資を計画しており、いずれも両社折半の出資とな
ります。本社は東京都区内に、開発・試作拠点は神奈川県相模原市のNEC
相模原事業場内に設置いたします。
 新会社の社長には、徳山賢二(現NECメモリ事業本部長)が、副社長に
は、安井徳政(現日立半導体グループメモリ統括本部長)が就任し、両者が
同社の代表取締役となります。
 新会社の従業員数は、平成12年4月時点で約200名を計画しておりま
すが、平成13年4月には600〜700名に増員する予定であります。  
なお、同社の従業員は、NECと日立から当面出向いたします。

 新会社は、まず、0.13μmプロセスの256MビットDRAMおよび   
512MビットDRAMなどの次世代DRAMの共同開発に取り組み、平成
13年の製品化を目指します。また、平成12年末をめどにNECおよび日
立のDRAM販売機能を新会社に統合し、共同開発品および両社の既存
DRAM製品を新たな統一ブランドで、新会社を経由して販売してまいりま
す。
 生産に関しては、新会社は、平成13年からNECのDRAM生産拠点で
あるNEC広島(広島日本電気株式会社、本社:広島県東広島市、社長:皆
川勝治)と日立のDRAM生産拠点であるHNS(Hitachi Nippon Steel 
Semiconductor Singapore Pte. Ltd.、本社:シンガポール、社長:片山
勝彦)を主力拠点とし、生産を委託する形で、生産機能の取り込みを行うほ
か、NEC・日立両社の他の生産拠点も活用してまいります。これにより、
新会社は、開発から生産・販売まで一貫した機能を持つ会社となります。

 NECと日立は、本年6月にDRAMビジネスに関する包括的な提携に合
意いたしました。今回の新会社の設立は、その合意に基づいたものであり、
世界のDRAM市場に確固たる基盤を築こうとする、両社の強い決意の表れ
であります。
 新会社の設立により両社は、(1)NECと日立のトップレベルの技術を
融合し、技術開発の飛躍的なスピードアップを図り、(2)両社のシナジー
効果により、縮小版の早期投入や回路面での工夫によるチップ面積の縮小を
通じてコスト競争力のある製品を実現するとともに、(3)統一ブランドの
導入により、市場でのプレゼンスを高め、DRAM市場におけるリーディン
グポジションを確保してまいります。

合弁会社の概要

会  社  名:NEC日立メモリ株式会社
           (英文名称:NEC-HITACHI MEMORY, INC.)
本社所在地:東京都区内
資  本  金: 5億円(NEC 50%,日立50%:平成11年12月末)
            20億円(NEC 50%,日立50%:平成12年3月末)
代  表  者:社長 :徳山賢二(現NECメモリ事業本部長)
            副社長:安井徳政(現日立半導体グループメモリ統括本部長)
従  業  員:約200名(平成12年4月)
        600〜700名(平成13年4月)

                                                              以 上

	


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