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平成11年10月27日

産業機器ビジネスの強化をめざして産業機器グループの製造部門を分社化

 日立製作所 産業機器グループ(グループ長&CEO:矢内 勝也)は、このたび、市場における競争
力の強化と市場の変化にスピーディに対応した事業運営を図り、より強固な経営基盤の構築を図る
べく、産業機器グループの製造部門である習志野事業所と中条事業所を分社化し、「日立習志野産
業機器株式会社」と「日立中条産業機器株式会社」をそれぞれ平成12年4月1日付で設立します。

 産業機器ビジネス市場は、近年、特に市場競争が厳しく、より高品質で、かつ低価格の製品を短
期に納入することが強く求められており、スピーディな決断と迅速な行動が求められています。

 こうした動きに対応して、これまで当社産業機器グループは、本年4月からの新体制の下、実質
独立会社的経営をめざし、製造、販売、サービスの一体運営、事業の重点化、開発体制の強化、生
産改革の推進等、経営基盤の強化を鋭意推進してきており、アルミ合金フレームモータやアモルフ
ァス変圧器に代表される主力製品について当社の総合技術力を結集して重点投資を行い、高い市場
競争力を実現してきました。

 しかし、今後の市場変化はさらに激化することが予想され、これに対応するため、主力製品のさ
らなる強化、高い生産性と迅速な対応力を実現することを目的に、今回、製品の開発、設計、製造
に特化した製造会社として、分社するものです。
 今後は、これまで以上に当社の総合力を結集して重点製品のトップシェアを目指すとともに、一
部の製品についてはOEM調達やアライアンス等も検討し、より徹底した経営効率の向上を図りま
す。

 なお、今回の製造部門の分社に伴い、当社産業機器グループは、事業計画、商品企画、営業およ
び営業企画等の戦略的機能に特化します。今後、当社産業機器グループは、重点製品のトップシェ
アをめざすとともに、エネルギー効率の高い産業機器を活用した製造ラインの省エネルギー化を進
めるコンサルティング事業を拡大していく考えです。

 再編後の就業人員は、当社産業機器グループは約300名に、今回設立する製造会社は「日立習志野
産業機器株式会社」は約650名、「日立中条産業機器株式会社」は約500名となります。

 なお、本計画は、日立製作所労働組合に申入れを行い、今後その協議を経て、実行されるもので
す。

■新会社の概要
日立習志野産業機器株式会社
1. 資本金   : 4億8千万円(日立製作所100%)
2. 設立時期 : 平成12年4月1日
3. 事業内容 : モートル、インバータ、風水機器等産業機器の設計、製造
4. 代表者   : 未定
5. 所在地   : 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号
6. 従業員数 : 約650名
7. 売上高   : 約55億円/年

日立中条産業機器株式会社
1. 資本金   : 3億2千万円(日立製作所100%)
2. 設立時期 : 平成12年4月1日
3. 事業内容 : 変圧器、配電機器、エアクリーナ等産業機器の設計、製造
4. 代表者   : 未定
5. 所在地   : 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1号
6. 従業員数 : 約500名
7. 売上高   : 約40億円/年



                                         以   上


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