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平成11年10月7日

容器包装リイクル実証プラントを
北九州響灘エコタウン実証地区に竣工

−「その他プラスチック」のリサイクルプラントの実証試験を開始−

                          財団法人 クリーン・ジャパン・センター
                                   株式会社 日立製作所




 財団法人クリーン・ジャパン・センター(理事長:廣瀬 武夫/以下、CJC)と株式会社日立製作所 
電力・電機グループ(グループ長&CEO:久野 勝邦/以下、日立)は、このたび、福岡県北九州市若
松区響灘地区を中心に北九州市が推進している「北九州エコタウン事業」の実証研究センター用地
内に、建設を進めてきた一般廃棄物の容器包装材プラスチックとして廃棄される「その他プラスチ
ック」のリサイクルを行う「混合廃プラ再商品化のための中間処理システム技術の開発」に関わる
「混合廃プラスチックリサイクル実証プラント」(以下、実証プラント)を竣工させ、10月8日
から実証試験を開始します。実証試験は、平成13年3月31日まで行う予定です。
 なお、本件は、CJCが日立の協力の基、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から「混合
廃プラ再商品化のための中間処理システム技術の開発」を受託し、それに関わる実証プラントとし
て建設したものです。

 ゴミ問題や環境問題が身近な社会問題として直面している現在、廃棄物を貴重な資源ととらえ、
生産の段階からリサイクルと廃棄物の減量化を考慮した産業活動を行うとともに、廃棄物をリサイ
クルして資源として活用する「資源循環型経済社会」への転換が求められています。
  こうした状況に対応して市民、行政、産業界が一体となったさまざまなリサイクル事業が進めら
れていますが、特に平成12年4月から施行されるペットボトルを除くプラスチック製容器包装のリ
サイクルの義務化に向け、再商品化するための造粒物(アグロメレート)を製造する技術の確立は急
務となっています。

 こうしたニーズに対応してCJCが日立の協力の基、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
の委託研究を受託して、北九州エコタウン事業エリア実証センター用地内に、ペットボトルを除く
プラスチック容器包装廃棄物を対象として、再商品化するための造粒物(アグロメレート)を製造す
る技術を確立するための実証プラントを建設しました。
 本実証プラントで行う試験では、「その他プラスチック」が容器包装リサイクル法に基づいた処
理で適切にリサイクルされることを実証するため、佐賀県佐賀市の協力を得て一般家庭から回収さ
れた廃プラスチックを、佐賀市から本プラントに運び、本プラントで中間処理を行い造粒物化し、
再商品化から再利用までの評価を行います。また、新日本製鐡株式会社に再利用品の技術上の評価
について協力を得ることになっています。実証試験は、平成11年10月8日〜平成13年3月31日を
予定しています。

 北九州市は、平成9年7月にエコタウン事業地域として国の承認を受け、公害を克復した貴重な
経験を活かし、資源循環型経済社会を創造するため、環境産業を軸として、産業社会構造の転換・
再構築を図っています。「北九州エコタウンプラン」では、環境産業が適切な環境管理体制のもと
で安全で高度な技術に支えられ、21世紀の社会をになう産業として確立するために、北九州市若松
区響灘地区を中心に廃プラスチックリサイクルの他に、各種の廃棄物処理技術やリサイクル技術の
研究、環境産業の事業化展開を進めています。

 今後は、実証プラントの研究成果をもとに、できるだけ早期に「その他プラスチック」のリサイ
クルについて事業化を進めていく方針です。


■内容
1.事業主体
 委託元  :新エネルギー・産業技術総合開発機構
 受託者  :財団法人 クリーン・ジャパン・センター
 協力企業:株式会社 日立製作所

2.実証試験期間
 平成11年10月8日〜平成13年3月31日 
         
3.実証プラントの廃プラスチック処理能力
  3,000t/年

4.場所
  北九州市若松区向洋町10番地(北九州エコタウン事業エリア実証センター用地内)

5.敷地面積・施設規模
  敷地面積 6,000m2 、プラント面積 1,300m2


                                           以   上


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