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平成11年7月14日

グループ企業・パートナーとの連携強化によりオープンソリューション事業を拡大

―ソリューション開発・販売を共同で行う「SCBANK」制度の運用を開始―

 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小高 俊彦)はこのたび、オープンソリューション事業
拡大のため、グループ企業をはじめ、社外のパートナーとの連携を強化し、共同でソリューションの開発や
販売を行う制度として「SCBANK」(エスシーバンク)を設立し、8月23日から運用を開始します。当社、グルー
プ企業およびパートナーの有力な商品群(ハード・ソフト・パッケージ・サービス)を組み合わせることで、ユ
ーザーにとって最適なソリューションを提供していきます。
 運用開始にあたり、株式会社日立情報システムズ(東京都渋谷区、代表取締役 取締役社長 高須 昭輔)、日
立ソフトウエアエンジニアリング株式会社(横浜市、代表取締役 取締役社長 兼清 裕幸)などのグループ企業
やパートナーと連携し、50種類のソリューション商品を提供する予定です。
 さらに、パートナーとの連携の一環として、今回の「SCBANK」制度開設にあわせて、マイクロソフト株式会
社と連携し、同社の提唱する企業情報システムコンセプト「デジタル ナーバス システム」(*1)を実現するソ
リューション商品の開発・販売・サポートを提供していくことで合意しました。
     
 近年、情報システムはオープン化が進展し、オープン仕様に対応した商品がITベンダやISV(独立ソフトウ
ェア業者)から数多く提供されています。ユーザー企業にとっては、オープンな情報システムを構築するため
の最適な商品の選択・組み合わせが必須であり、複数ベンダーの商品が混在するマルチベンダ環境下の運用
管理の強化も重要です。このため、オープンシステムの構築にあたっては、最適な商品の選択や運用管理の
強化などの提案ができるソリューションプロバイダーが強く求められています。
     
 当社は、平成9年8月に、チャネル販売を前提としたオープンソリューション事業強化を目的として、シス
テムエンジニアリング機能をもった「オープンソリューション営業本部」を情報システム統括営業本部内に設
立しました。「オープンソリューション営業本部」では、グループ企業やパートナーと協力し、グループウエ
ア・Webソリューションなど新情報系システムの拡販を推進してきました。本年4月には、同本部をプロフィ
ットセンターとして独立・強化し、更なるオープンソリューション事業の拡大を目指しています。
     
 今回の「SCBANK」は、オープンソリューション分野において、当社とグループ企業やパートナーが共同でソ
リューションの開発や販売を行う制度です。当社、グループ企業およびパートナーの有力な商品群(ハード・
ソフト・パッケージ・サービス)を組み合わせ、ユーザーにとって最適なソリューションをラインナップし、
「SCBANK」が提供します。「SCBANK」のソリューション商品は、パッケージを中心にテンプレート化するため、
少ないカスタマイズでシステム構築が出来、開発期間の短縮化が図れます。また、各ソリューション分野毎
に専任の営業、システムエンジニアを配置し、専門分野のコンサルテーションを拡充するとともに、新技術
や新製品をいち早く取り込んだ先進的なソリューションの提案を強化します。さらに、当社とグループ企業
及びパートナーが一体となった総合力を活かし、ソリューション商品の導入・運用・保守・教育サービスを
セット化して提供していきます。
 「SCBANK」では、ソリューション商品を、Webやインターネット、データウェアハウスをはじめ8分野に体系
化し50商品から提供を開始します。また、ソリューション商品の開発、販売にあたっては、約100社のグルー
プ企業、パートナーとの連携により、新ソリューション商品の開発を促進するとともに、全国規模で販売を
強化します。今後、パートナーの募集を行い、本年度末には、パートナー200社、100商品の品揃えを計画し
ています。「SCBANK」の豊富なラインナップとスピーディな対応により、ユーザーに最適なソリューションの
提供が可能になります。
     
 今回、マイクロソフト株式会社と、同社の提唱する企業情報システムコンセプト「デジタル ナーバス シス
テム」を実現するソリューション商品の開発・販売・サポートを共同で推進していきます。これにより、
「SCBANK」は、WindowsDNAアーキテクチャ(*2)をベースとした3階層アプリケーション開発のプラットフォー
ムとして、BackOffice製品(*3)を中心に、「デジタル ナーバス システム」を具現化するソリューション商品
を開発・販売・サポートしていきます。また、マイクロソフトは「SCBANK」に対し、最新技術情報の提供を行
うとともに、「SCBANK」の開発・拡販・顧客サポート活動への支援を積極的に実施し、企業における「デジタ
ル ナーバス システム」の実現を加速させます。
     
 なお、「SCBANK」の運用組織として、当社オープンソリューション営業本部内に、「システムインテグレー
ションセンタ」を8月21日付けで設立し、当初150人体制でスタートします。グループ企業・パートナーの開発
・販売要員も含め、本年度には500人体制に拡充する計画です。
     
 また、今回発表の「SCBANK」登録商品は、7月22日〜23日の2日間、東京・赤坂プリンスホテルで開催する
「HITACHI-ITコンベンション1999」に出展する予定です。
     
(*1):「デジタル ナーバス システム」とは、ビル・ゲイツ氏が新著「思考スピードの経営(発行:日本経済新
      聞社)で提唱している企業情報システムのコンセプトで、迅速な情報伝達や意思決定といった近年のシス
   テムに求められる要件を、人類が持つ高度な神経系統の活動になぞらえたものです。
(*2):WindowsDNA ; Windows Distributed interNet Applications Architecture
(*3):Microsoft BackOfficeは、米国Microsoft Corp.の米国およびその他の国における登録商標または商
   標です。

■ 主要ソフトウエアベンダからのメッセージ(五十音順)


 株式会社アシスト(本社:東京都港区虎ノ門3-1-1、代表取締役:ビル・トッテン、略記:アシスト)では、
このたびの「SCBANK」の設立を心よりお慶び申し上げます。
 アシストでは、お客様のデータ・ウェアハウス構築を強力に支援するデータ・ウェアハウス フロントエン
ド・ツール「BusinessObjects」を提供し、企業の情報活用を推進してまいりました。
 今回の「SCBANK」設立により、日立製作所様の信頼性の高い製品技術およびシステム・インテグレーショ
ン力と、データ・ウェアハウス分野で高い評価と実績を持ち、エンドユーザにとって使い勝手の良い
「BusinessObjects」との組み合わせが、お客様により価値のあるデータ・ウェアハウス分野のソリューシ
ョンをご提供できるものと確信しております。また、これにより、データ・ウェアハウスを利用するユーザ
層の拡大とマーケットがより一層活性化されるものと期待しております。
 アシストでは、今後も日立製作所様とのパートナーシップにより、お客様に対し、常にベスト・ソリュー
ションを提供してまいります。ご期待ください。
               株式会社アシスト アプリケーション・ソフトウェア事業部長 大西  英明 




 「SCBANK」の開設、心よりお慶び申し上げます。
 インフォミックスでもパートナー様と連携して、ソリューションの提供を目指しており、ユーザーの高い
評価と実績をあげてこられた日立様が開設される「SCBANK」に大きな期待を寄せております。
 日立様の優れたオープン技術とInformix Red Brick Warehouseの融合により、お客様により良いソリュ
ーションをご提供できるものと確信しております。
                        インフォミックス株式会社 代表取締役社長 堀 昭一




 株式会社オービックビジネスコンサルタント(本社:東京都新宿区、代表取締役和田 成史)は株式会社
日立製作所殿の「SCBANK」開設を心よりお慶び申し上げます。日立グループが集結したこの
 「SCBANK」は我々ソリューションパートナーも是非参加させて頂きたいと思います。当社の「勘定
奉行98」をはじめとした基幹業務ソフトウェアである「奉行シリーズ」と日立殿の信頼性の高い製品技術及
びシステムインテグレーション力の組み合わせにより、更なるソリューションビジネスを拡大させていくこ
とを確信しております。
 今回の「SCBANK」の開設により、株式会社日立製作所殿との更なる協力関係からの様々なメリット
をお客様に享受いただけるものと期待しております。
                            株式会社オービックビジネスコンサルタント



 「SCBANK」開設おめでとうございます。オープンソリューションを核として構築されるこのビジネスモデ
ルが、今後お客様の問題をより高品質に、より短期間で解決する鍵となる事を期待しております。
 ビジネスパートナーとしての弊社もこのユニークなビジョンをXMLやオブジェクト技術などでご支援して参
る所存です。
                 オブジェクト デザイン ジャパン株式会社 代表取締役   小島 國照




 「SCBANK」の開設に際し、心よりお慶び申し上げます。
 日立グループの総合技術基盤の上にビジネスパートナー各社の製品やサービスを融合し、お客様に最適な
ソリューションをスピーディーかつリーズナブルに提供しようというこの試みは、まさに大競争時代を生き
抜く企業が求める解と考えます。
 私どもシーアイエス株式会社は、本年4月にマイクロソフト株式会社と業務ならびに資本提携して以来、
これまで実践してきたエンドユーザーコンピューティングをさらに推進すべく、東京新宿にデジタル経営を
具現化する「メッセージプラザ」を開設し、ユーザー企業各社様の情報化推進の一助となるよう努めてまい
りました。
 「SCBANK」が目指すデジタル ナーバス システムの具体化など、パートナー各社との協業によるユーザー
企業へのオープンかつ最適なソリューション提供は、まさしくメッセージプラザの目指すところでもありま
す。
 シーアイエスならびにメッセージプラザのソリューションがSCBANKと融合しながら、お客様のデジタル経
営推進の一助となることを祈念しつつ、SCBANKの発展に大きく期待します。
                         シーアイエス株式会社 代表取締役社長 戸高 修




 株式会社ジャストシステムは、このたびの「SCBANK」制度が、多くの企業にとってベストソリュー
ションを提供するものと考えています。弊社の自然文検索システム「ConceptBase Search」は、ナレッジマ
ネジメントや文書管理に必須のツールとして、すでに200社を超える企業ユーザー様にご導入いただいていま
す。
 今後「ConceptBase Search」が、「SCBANK」を通じて、より多くのお客様にご利用いただけるもの
と確信しています。
                        株式会社ジャストシステム 代表取締役社長 浮川和宣




 日本オラクル株式会社は、株式会社日立製作所の「SCBANK」開設の発表を歓迎し、賛同を表明い
たします。
 「SCBANK」により、幅広いユーザーの皆様にオープンシステムをさらに安心して導入いただくこと
が可能となり、多様化するニーズに最適なソリューションが提供されるものと期待しています。日本オラク
ルでは、業界標準として高い評価を受けているリレーショナル・データベース管理システム「Oracle8」を
はじめとする製品が、「SCBANK」のコア技術として活用されるよう協力し、高品質で先進的なソリュ
ーションを「SCBANK」を通じてユーザーの皆様に提供して参ります。
                 日本オラクル株式会社  取締役 パートナー事業本部長  石井 洋一


 「SCBANK」開設のご発表、誠におめでとうございます。日立グループが集結したこの
「SCBANK」に我々ビジネスパートナーもぜひ参加させていただきたいと思います。
 データウェアハウス分野での当社のノウハウと高い評価、数多くの実績を持つ当社取り扱い商品
(RedBrick Warehouse)と貴社の信頼性の高い製品技術およびシステムインテグレーション力の組み合わせ
により、お客様により良いトータルソリューションをご提供できるものと確信をしております。
 今後の貴社ならびに「SCBANK」のご発展を心より祈念いたします。
                         株式会社ビーコンIT 代表取締役社長 末舛 史郎



 弊社は、日立製作所による平成9年12月の「バックオフィスサポートセンター」設立以来、オープンシステ
ム導入における数多くの協業を両社にて展開して参りました。
 この度、先進的なオープンソリューションを提供する「SCBANK」の設立を心より歓迎いたしますとともに、
NT・BackOffice製品を核としたオープンシステム導入を一層強力に支援する制度であると期待しております。
弊社の提唱する企業情報システムコンセプト「デジタル ナーバス システム」が、日立製作所のもつ豊富な
経験と高い技術力とともにソリューション商品として提供されることにより、柔軟性のある高度な企業シス
テムが容易に構築されることを確信しております。弊社といたしましてもこの「SCBANK」に対して全面的に
ご支援させていただきます。
               マイクロソフト株式会社 取締役 パートナービジネス事業担当 徳武 信慈


 ロータス株式会社は、「SCBANK」の開設を心よりお慶び申し上げます。
 今回開設された「SCBANK」は、マルチベンダーによるオープンなシステム構築を検討されているお客様に
とって一石を投じるものと期待しております。
 ロータスでは、ナレッジ・マネジメントのプラットフォームとして「ロータス ノーツ/ドミノ」を中心に、
次世代の情報システム構築を支援してまいりますが、システムインテグレータとして高く評価されている貴
社の技術力と組み合わせることにより、さらに信頼性の高い、魅力あるソリューションをお客様に提供でき
るものと確信しております。
                            ロータス株式会社 代表取締役社長 安田 誠
     
     
                                 以 上


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