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平成11年7月12日

北海道歌志内市にリサイクル発電事業を行う第三セクターを設立

−歌志内市地域振興プロジェクトの中核事業に−

               
    
                                        歌志内市
                                                              株式会社日立製作所
                                                                日立金属株式会社
     
     
 歌志内市(市長 河原 敬)、株式会社日立製作所 電力・電機グループ(グループ長&CEO 久野勝邦)
及び日立金属株式会社(取締役社長 枝 徹也)は、歌志内市地域振興プロジェクトの中核事業である、廃棄
物発電・熱供給事業(リサイクル発電事業)を行う第三セクター「株式会社 エコバレー歌志内」を設立す
ることで合意し、7月8日に会社設立の登記を行いました。
新会社は、平成14年3月までに必要な施設の整備を進め、平成14年4月から運転を開始する予定です。
 新会社の事業運営は、今後出資を予定している日立電線株式会社、新明和工業株式会社、バブコック日立
株式会社、株式会社日立物流、日立プラント建設株式会社、株式会社日立建設設計を含めた日立グループが
中核となって推進していく方針ですが、さらに、北海道内企業の出資参加を募っていく予定であり、新会社
を中心とした歌志内地域の活性化に貢献していきます。
     
 歌志内地域振興プロジェクトは、広大な産炭跡地に、環境共生型産業コミュニティーを具現化し、地域の
活性化を図ろうとするものです。具体的には、まず「エコバレー歌志内」が、廃自動車から出るシュレッダ
ーダストをガス化溶融炉で熱分解・燃焼させてスチームタービン発電機を運転します。「エコバレー歌志内」
は、北海道電力への売電事業を行う一方で、今後、歌志内市に誘致される様々な企業などへ熱供給を行う予
定です。ここから熱供給を受けることによって、誘致企業にとっては自社事業の競争力強化につながるメリ
ットがあります。歌志内市としては、このプロジェクトによって多くの企業の誘致を目指しており、雇用の
創出など地域の活性化につながることを期待しています。日立グループとしては、今後、国の新エネルギー
政策や、資源リサイクル政策と合致した環境共生型地域振興プロジェクトの実現を通して新しい環境事業を
強力に推進していきたいと考えています。
     
 なお、本プロジェクトについては、通商産業省、北海道庁の支援を受け、歌志内市と日立グループがプロ
ジェクトの推進を図ってきました。昨年から具体的な事業計画の策定を進めてきましたが、今般、リサイク
ル発電事業への市民の合意、協力を得たことによって、「エコバレー歌志内」の設立に至ったものです。
     
■事業計画の概要
 項目       内容
 商号       株式会社 エコバレー歌志内
 事業       廃棄物処理及び処分事業、電気・熱供給事業
 代表者     取締役社長 竹入昭彦
 本社所在地 北海道歌志内市字神威255−1
 資本金     2千万円(但し 4億5千万円への増資を予定)
 出資者     歌志内市25%、日立製作所37.5%、日立金属37.5%増資に当っては、日立グループ以
      外に、北海道内企業へ参加を呼びかける予定
 設立時期   平成11年7月8日設立登記
 総事業費   約85億円
 設備竣工目標   平成14年3月
 施設概要 (1)処理物:シュレッダーダスト
     (2)処理量:55,000t/年
     (3)処理方式:ガス化溶融炉(プラズマ式シャフト炉)
     (4)売電量:約4,700kW
     (5)熱供給量:約1.5Gcal/hr
     (6)管理型最終処分場(100,000m3)
     
     
     
        
     
                                         以  上


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