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平成11年6月17日

「HITACHI Advanced Server HA8000シリーズ」新モデルを発売

−キャビネットタイプの上位サーバ、最新鋭プロセッサを搭載した下位サーバを発売−

 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小高 俊彦)は、この度、高性能サーバ『HITACHI 
Advanced Server HA8000シリーズ』に、キャビネットタイプの上位サーバ「HA8000/380」「HA8000/280」、それ
ぞれ最新鋭CPU インテルPentium(R)IIIプロセッサ、インテル Celeron(TM)プロセッサを搭載し、コンパクト
サイズで低価格な下位サーバ「HA8000/70」「HA8000/30」の4モデルをラインアップに追加し、7月1日から発
売します。
     
 インターネットやイントラネット、グループウェア、データウェアハウスなど、さまざまな分野で、企業
情報システムの中核に位置するサーバには、より高いプライスパフォーマンスや信頼性に加えて、クラスタ
接続や用途別に設置した複数サーバを統合管理することにより、運用・保守面での工数を低減したいという
ニーズが高まっています。
     
 一方、インターネットを活用した新しいビジネスが拡大するに伴い、Webサーバの需要が中小規模の企業に
おいても高まっており、また、オフィスでのファイル/プリント・サーバーは必要不可欠な存在となってい
ます。このようなシングルファンクションサーバには、プライスパフォーマンスの良い高機能なエントリー・
サーバーが求められています。
     
 当社は、世界で初めてインテルPentium(R)II Xeon(TM)プロセッサを最大8個(8way)搭載したモデルを
はじめ、最新技術を駆使した高性能サーバ「Hitachi Advanced Server HA8000シリーズ」を昨年7月に発表
し、市場のニーズに応えてきましたが、今回、更なる高性能化の要求に対応するため、サーバの新モデルを
発売します。
 今回の新モデルは、インテル社の最新CPU Pentium(R)III Xeon(TM) (500MHz)プロセッサを最大8個
(8way)まで搭載可能な「HA8000/380」のキャビネットモデル、上位サーバ「HA8000/280」のキャビネットモデ
ル、インテル Pentium(R)IIIプロセッサを採用し、外付けDATチェンジャーや内蔵MO等の大容量バックアップ
デバイスをサポートするなど、リーズナブルな価格でありながら信頼性の向上を図った「HA8000/70」、インテ
ル Celeron(TM)プロセッサを採用し、コンパクトサイズ、低価格でありながら、外付けDATチェンジャー等の
大容量バックアップデバイスをサポートする「HA8000/30」の4モデルです。
     
■ 新製品の価格・出荷時期
筐体モデル名CPU
[最大]
メモリ
最大
HDD最大
[インタフェース]
プレインストールOS標準価格
(税別)(円)
出荷時期
キャビネットタイプHA8000/380PentiumIII Xeon
(500MHz)[8way]
16GB108GB
[Ultra2 Wide SCSI (SCSI-3)]
・ OSなし7,400,000〜7/1
HA8000/280PentiumIII Xeon
(500MHz)[4way]
4GB108GB
[Ultra2 Wide SCSI (SCSI-3)]
・ Windows NT Server4.0
・OSなし
より選択
2,700,000〜7/1
HA8000/70PentiumIII
(500MHz)/(550MHz)[2way]
1GB27.3GB
[Ultra Wide SCSI (SCSI-3)]
・Windows NT Server4.0
・ SBS
より選択
798,000〜7/1
HA8000/30Celeron
(400MHz)/(466MHz)[1way]
256MB16.8GB
[Ultra ATA E-IDE]
・Windows NT Server4.0
・ SBS
より選択
425,000〜7/1

 ■ 新製品の特徴
 1.最先端技術を採用した最新・最速のプロセッサを搭載
  インテル社の最新・高性能CPU Pentium(R)III Xeon(TM)プロセッサ (500MHz)」(HA8000/380,280)、
  「Pentium(R)III (550MHz)」(HA8000/70)および「Celeron(TM)プロセッサ(466MHz)」(HA8000/30)を
  搭載し、マルチプロセッシング、ハイパフォーマンスを実現。
     
 2.高速I/O技術を採用
  (1)100Mバイト/秒の高速シリアルインタフェースのFibre ChannelやバックボーンLANの構築も可能にす
    るGigabit Ethernet(1000BASE-SX)等の最新のI/O高速化技術をサポート。(HA8000/380,280)
  (2)16bit幅で80Mバイト/秒の高速データ転送を実現するUltra2 Wide SCSI(SCSI-3)インタフェースを採
    用。LVD(Low Voltage Differential)対応の高速HDDの採用により、ノイズに強く、SCA2(Single 
    Connector Attachment)にも対応。(HA8000/380,280)
     
 3.高い信頼性を確保
  (1)Microsoft(R) Windows NT(R) Server Enterprise Edition Version4.0に対応し、複数台のサーバ
    をクラスタ化することにより、高い可用性を実現。また、HiRDBやOracle Parallel Server Option
     for WindowsNTでは負荷分散型のクラスタ構成によりスケーラビリティを実現。(HA8000/380,280)
  (2)ディスクアレイはホットプラグやホットスペア機能を備え、ディスク障害に対する高信頼性を実現。冗
    長化電源(電源の多重化)により、一つの電源が故障しても他の電源ユニットでシステムダウンを防止。
    メモリエラーの自動検出・訂正機能を備えたECCメモリを採用し、データの高信頼性を実現。
    (HA8000/380,280)
     
 4.サーバの集中管理による運用・管理の効率化
    業界標準のDMI*1に準拠し、複数サーバの安定した運用・管理を強力に支援するサーバ管理ツール「System 
    Manager」を標準添付。SVP*2ボードとの組み合わせにより、電源オン・オフのスケジューリング機能、遠隔
    地からの障害保守やサーバの電源オン・オフ制御、複数サーバによるクラスタシステムの稼働状況を管理す
    るNTクラスタ管理機能、統合運用管理ソフトウェア「JP1」との連携機能等、サーバの効率的な運用・管理を
    実現。
     
 5.省スペース高拡張性を実現
    (1)従来のラックマウントタイプに加え、新しくキャビネットに対応。(HA8000/380,280)
    (2)中・上位機に比べ、省スペースでありながら高拡張性(HA8000/70:5スロット,5ベイ、HA8000/30:3ス
       ロット,3ベイ)を実現。(HA8000/70,30)
     
 6.拡張性に富んだ高速・大容量デバイスをサポート
    (1)最大70GBの大容量DLT*3や最大15巻のDLTが収納可能なDLTチェンジャー、最大6巻のDATが収納可能なDAT
       チェンジャー等の大容量バックアップ装置をサポート。また、最大2GBまでキャッシュ容量が拡張可能で、
       Fibre Channelにも対応した大容量・高性能ディスクアレイ装置DF400/350をサポート。(HA8000/380,
       280)
    (2)外付けDATチェンジャーや内蔵MO等の大容量バックアップデバイスにより高信頼性を実現。(HA8000/70,
       30)
     
 7.お客様のニーズに応じた構成で出荷するカスタムメイド対応
    (1)メモリ、LANボード、DATなどの周辺機器、ドライバやOSなどのソフトウェアを、お客様のニーズに応じ
       てあらかじめサーバに組み込んだ状態で出荷するセットアップサービスを標準サポート。
    (2)ドメイン名、ユーザ情報の設定、プロトコル選択等、お客様の要望に応じたWindows NT(R) Server4.0の
        代行インストールを行い出荷するOSのカスタムインストールサービスも用意。本サービスを利用した場合、
        お客様は「ソフトウェア使用許諾契約への同意」と「プロダクトIDの入力」を行うだけで、 Windows 
        NT(R) Server4.0を使用可能。
     
 8.シングルファンクションサーバに適した低価格を実現
    ファイルサーバやメールサーバ、Webサーバなどのシングルファンクションサーバに最適な低価格(HA8000/70
    :798,000〜、HA8000/30:425,000〜(OS込み))を実現。(HA8000/70,30)
     
     
■本文注記
  *1:DMI=Desktop Management Interface *2:SVP=Service Processor
  *3:DLT=Digital Linear Tape
     
■略号注記
・Windows NT Server4.0の正式名称は、Microsoft(R) Windows NT(R)Server Operating System Versin4.0
  です。
・SBSの正式名は、 Microsoft(TM) BackOffice(R) Small Business Serverです。
     
■他社商標注記
・Pentiumは、米国Intel Corporationの登録商標です。
・Celeron、Xeonは、米国Intel Corporationの商標です。
・Microsoft、Windows NT、BackOfficeは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標
  です。
・DLTとDLT Tapeは、Quantum社の商標です。
・その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

     

     
                                                                            以   上
     
                                            


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