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News Release

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平成10年8月18日

日立FAパソコン「HF−Wシリーズ05Fモデル」を新発売

高性能プロセッサ MMX(R)テクノロジPentium(R)プロセッサ233MHzを採用

  日立製作所は、24時間連続稼動・耐用年数10年と高信頼化を図ったFAパ
ソコン「HF−W(エイチ・エフ・ウイン)シリーズ05Fモデル」を8月25日よ
り発売開始します。
 本製品は、基幹システムに幅広く使用されているMicrosoft社の WindowsNT(R)
とインテル社の高性能プロセッサ MMX(R)テクノロジPentium(R)プロセッサ
233MHzを採用しました。また、生産現場などで必要となる高信頼性を実現するた
めに、障害の早期検知・対策に有効なRAS機能をカスタムLSIに1チップ化して
標準搭載するなどの対応を図っています。

  これまで、日立製作所では、FA、PA、電力、交通などの監視・制御分野向
けに小型情報制御サーバ「HF−Wシリーズ」を販売してきました。

  今回発売する日立FAパソコン「HF−Wシリーズ05Fモデル」は、機器組込
みや監視端末など高信頼を求められる用途を主な拡販対象とし、使用可能温度範
囲5〜40℃、防塵フイルタ装備など耐環境性を強化しています。また、海外で
の使用も想定しワールドワイド対応電源、海外安全規格(UL/CSA/CEマーク
準拠)にも対応しています。オープンかつディペンダブル(頼れる)なシステム構築
のキーコンポーネントとして活用できます。


【特長】
1. オープンな環境と拡張性を追及
● パソコンのデファクトスタンダードであるWindows NT(R)と高性能CPUMMX(R)
テクノロジPentium(R)プロセッサ233MHzを採用。
● PCI×2、ISA×3、PCI/ISA×1の合計6個の空きスロットを確保。拡張性も充
分です。
● オープンな自律分散ネットワークやDeviceNet(R)にも対応、最新技術をマル
チベンダー環境で自由に、いち早く取込むことができ、低コストで、変化に即応
できるシステム構築が可能です。

2.24時間稼働・耐用年数10年の高信頼
● 10年稼働を念頭においた高信頼技術をHF−Wに注入、例えば、高信頼プリ
ント基板や長寿命ファン・電源を使用。また、装置全数について温度試験、電圧
マージン試験を実施し安定稼働を図っています。
● 納入後10年間の保守サービスが可能。センドバックからオンサイト24時間
保守まで保守サービスをメニュー化。安心して長くお使いいただけます。
 3.監視・制御システムで必須のRAS機能や障害時情報収集機能やミドルウェ
アを準備。
● 温度異常、ファン停止、電源断やCPU停止の検知、ウォッチドッグタイマー
によるCPU動作監視をカスタムLSIに凝縮。万が一の障害時に有効な情報収
集機能も標準搭載。
● リアルタイム性と高信頼性の両面での実現を図った『制御システムミドルウ
エア』やDARMA技術を活用してWindows NT(R)にハードリアルタイム機能を
持たせ 高信頼シーケンス制御を実現した『PASOQUENCER(R)』(パソケ
ンサ)などをオプションサポートしています。
 4.多様なニーズに対応
● 組込み用途に対応するため19インチラック取付金具をオプション設定。
● 海外での使用も想定しAC100−120/200−240Vのワイドレンジ
電源を採用。また、米国UL規格、カナダCSA規格のほか、欧州連合のCEマ
ークなどの安全規格に準拠しています。

【標準価格・概略仕様】
「FA MASTER HF−Wシリーズ 05Fモデル 498,000円(税抜)」
形    式:HF−W05F−40WJ−233A20
概略仕様:MMX(R)テクノロジ Pentium(R) プロセッサ 233MHz、
標準メインメモリ32MB(ECC)、HDD2GB、CD-ROM、FDD、PCI×3(2)*、
ISA×3(3)*、PCI/ISA×1(1)*  RGB×1、RS-232C×1、パラレル×1、KB、
マウス
*:(  )は空きを示す。
Windows NT(R) Workstation Version 4.0プレインストール
注)ディスプレイは別売りです。


【出荷開始】          平成10年10月1日より

【販売目標】          年間6,000台



[補足説明]   DARMA技術:
Dependable Autonomous hard Real-time MAnagementの略であり、Windows 
NT(R)やWindows(R) CEといった業界標準OSとリアルタイムに特化したOSを1台の
プロセッサ上で同時に実行する日立オリジナル技術です。 OSとハードウェアの
間にDAL(DARMA Abstraction Layer)を装備し、異なるOSをその上で相手
OSの干渉を受けることなく自律的に動作させます。
本技術により、従来はパソコンとPLC(プログラマブルロジックコントローラ)に
分散していた処理を1台に集約できます。また、 Windows NT(R)やWindows(R)
CE環境でトラブル発生時にもリアルタイム制御は継続でき、更に、その状態
でWindows NT(R)やWindows(R)CEだけをリスタートするフォールトリカバリ機能
も備えています。HF−Wシリーズでは、Windows NT(R)にこの技術を活用して
ハード・リアルタイム機能を持たせ、PASOQUENCERとして製品化しました。
なお、今後本技術を用いてハード・リアルタイム機能を持つWindows(R)CE搭載製
品を提供することで、先月7月1日にマイクロソフト社と提携しています。


[商標表示]
・ Microsoft(R) Windows NT(R)及びWindows(R)CEは米国Microsoft
   Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
・ MMX、Pentiumは米国インテル社の登録商標です。
・ DeviceNetはODVA(Open DeviceNet Vendor Association)の登録商標で
   す。
・ PASOQUENCERは株式会社 日立製作所の登録商標です。
・ 自律分散は株式会社 日立製作所の商品名称です。




                                                             以  上 


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