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News Release

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平成10年6月29日

「日立データウェアハウスソリューション」を強化

−米国PrismTM社のデータウェアハウス構築支援ツールを発売−

  日立製作所は、このたび、「日立データウェアハウスソリューション」を強化し、データウェアハウス
構築支援ツール「PrismTM」シリーズ(開発元:米国Prism Solutions,Inc.TM)、データマート運用支援
システム「HITSENSER Data Mart Server」などのソフトウェア製品および、データウェアハウスシステ
ムの構築・運用コストを大幅に削減する「データ抽出・変換ソリューション」を始めとする各種ソリュー
ションサービス商品を本年7月1日より販売開始します。これにより、異種プラットフォームや異種デ
ータベースからのデータ抽出・変換などが容易になり、大規模データウェアハウス(以下DWH)の開発
・運用効率を大幅に向上できます。

  企業データ資産の有効活用を実現するDWHは、当初国内では、データマートと呼ばれる特定部門/
特定業務向けの比較的小規模な意思決定支援システムとして構築されてきました。大競争時代を迎
えた近年では、短期間でのデータマート適用部門の拡大や、生産から販売、マーケティングまで、企業
活動全般にわたる整合性のとれた大規模な全社DWHを構築したいというニーズが高まっています。ま
た、BPR(Business Process Re-engineering)による部門統合や企業合併にともない、それぞれの持つ
顧客情報などをDWHで共用したいというニーズも高まっています。しかし、DWHやデータマートの構築で
は、多種多様なデータの中からユーザーの利用目的に合うデータを抽出し、分析や理解の容易な形に
変換してデータベースに格納するため、一般的には多数のプログラム開発が必要になります。さらには、
分析ニーズの変化にともなうプログラム修正・追加が頻繁に発生するなどの課題が顕在化し、システム
開発期間の短縮やシステムの維持・運用コストを削減するための具体的なソリューションが求められて
います。

  当社では、平成8年6月より、DWHの企画から構築・運用・保守・教育までを総合的に支援する「日立デ
ータウェアハウスソリューション」を提供するとともに、スケーラブルデータベース「HiRDB」、多次元データ
分析システム「HITSENSER3」、データマイニングツール「DATAFRONT」などの自社製品に加え、他社の
著名分析ツールなども幅広くラインアップし、ユーザーニーズに最適なシステム提案をしてきました。

今回、「日立データウェアハウスソリューション」の強化により、DWH 、データマートの短期間構築と運用コ
ストを削減するための一貫したソリューションを提供します。具体的には、専任のシステムアーキテクトお
よびコンサルタントが、質の高いコンサルテーションを提供します。一方、ソフトウェア製品としては、デー
タ抽出・変換ツール「Prism Warehouse Executive TM 」、メタデータ管理ツール「PrismWarehouse Directory
 TM 」、データ品質管理ツール「Prism QualityManager TM」、及び当社の新製品であるデータマート運用支
援システム「HITSENSERData Mart Server」をラインアップに追加しました。これにより、DWHの利用によ
るビジネス戦略の早期立案や顧客満足を実現する各種サービスなどのスピーディな創出が容易になるこ
とで、企業競争力を向上させることができます。
今回強化したソリューションの特徴は次の通りです。

1. Prism製品を取り込んだDWH構築の支援技術により、全社規模のDWH構築を強力に支援するソリュー
     ションを提供します。
     (1) データ抽出・変換ソリューション:Prism Warehouse Executive TMによる、 DWH構築の各ステップに
         必要なデータ抽出・変換プログラム開発の省力化と高い生産性の実現。
     (2) メタデータ管理ソリューション:Prism Warehouse Directory TMによる、データの所在や意味を示すメタ
         データの統合的な管理とDWH構築・維持の効率化の実現。
     (3) データ品質管理ソリューション:Prism Quality Manager TMによる、データソースからDWHまでのプロセ
         スにおけるデータ品質の測定と、データの信頼性の高いシステム構築の実現。
     (4) データマートソリューション:Prism、HITSENSER Data Mart Serverによる、 DWHからデータマートまで
         のビジュアルな構築と運用管理環境の提供と、システムのメンテナンス負荷軽減の実現。

2.データウェアハウスを業務で活用するためのソリューションを提供します。
     (1) 経営分析支援ソリューション:当社のERPパッケージ「GEMPLANET」の財務管理機能と「HITSENSER3」
         の運用・分析テンプレートを活用し、短期間・少工数での財務分析システム構築を支援。
     (2) データマイニングソリューション:100万件以上の大規模データも高速に分析できる当社独自のマイニン
         グ手法「特徴ルール生成」を活用した、データマイニングシステムの企画から構築・設計、教育までを支
         援。

  今後当社では、データマート構築に必要な全製品をセットにした「HITSENSER Data Mart Suites(仮称)」や、
並列多次元分析システム「HiRDB OLAP Server(仮称)」などを開発・提供していく計画です。さらに、日立グル
ープをはじめプライス ウォーターハウス コンサルタント株式会社、株式会社データ総研(順不同)などのコンサ
ルティングファーム、インターナショナル・システム・サービス株式会社などのSIベンダー、日本ヒューレット・
パッカード株式会社、及びシークエント コンピューターズ ジャパン株式会社(順不同)などのハード/ソフトウェ
アベンダーとも積極的に連携を強化し、より充実したソリューション、サービス、ソフトウェア製品を提供してい
くことでDWHの普及・拡大を推進していきます。

  尚、今回の新製品は、7月8日〜10日に東京ビッグサイトで開催される「データウェアハウスExpo'98」の日立
ブースに出展する予定です。

 <販売目標>
 ・データウェアハウス事業全体で1,600システム以上/3年間。

<主なソリューションサービス/新製品の価格・出荷時期>
ソリューションサービス/製品名標準価格(税別)出荷時期
・データ抽出・変換ソリューション個別見積平成10年10月1日
・メタデータ管理ソリューション個別見積平成10年10月1日
・データ品質管理ソリューション個別見積平成10年10月1日
・データマートソリューション個別見積平成10年 7月1日
・経営分析支援ソリューション個別見積平成10年 7月1日
・データマイニングソリューション個別見積平成10年 7月1日
・Prism Warehouse ExecutiveTM個別見積*1平成10年12月 末*4
・Prism Warehouse DirectoryTM個別見積*2平成10年12月 末*4
・Prism Quality ManagerTM個別見積*3平成10年12月 末*4
・HITSENSER Data Mart Server/BS250万円平成10年 7月1日*4
・HITSENSER Data Mart Server/EX100万円平成10年 7月1日*4
 
*1: 最小構成は1,920万円から
*2: 最小構成は1,800万円から
*3: 最小構成は1,650万円から
*4: 稼動OSはWindows(R)95またはWindows NT(R) 4.0

<他社商品名称に関する表示>
・ Prism、Prism Solutions,Inc.、Prism Warehouse Executive、Prism Warehouse Directory、 Prism Quality
   Managerは、Prism Solutions,Inc.の米国における商標です。
・ Windows,Windows NTは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corp.の登録商標です。


                                                                                                           以  上


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