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News Release

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平成10年3月9日

NAS電池を含むハイブリッドシステムの実証試験を開始

   (株)日立製作所と(株)日立エンジニアリングサービスは、このたび、12.5kWのNAS電池、225kWの
風力発電、12kWの太陽光発電から構成されるハイブリッドシステムによる実証試験を、3月2日より開
始しました。

  風力発電、太陽光発電などの自然エネルギーを利用した発電システムは、化石燃料を使用しないな
ど、環境負荷が少なく、CO2削減にも効果があり、クリーンなエネルギーとして期待が高まっています。
しかし、発電量が天候により大きく変動するため、日常生活や、工業用の電気としては活用しにくい面
をもっています。そのため、より広範囲に活用するためには発電量の変動を調整するシステムとの併
用が必要になります。
  NAS電池は高速での充電・放電が可能であるため、風力や太陽光と組み合わせると、電力の出力変
動を吸収できるので、安定した電力供給と、電圧保持が可能になります。また、NAS電池は鉛蓄電池の
約3倍のエネルギー密度を有するため、電池容量を適正に選定することで、夜間等に充電し、日中に放
電する電力貯蔵にも適しており、将来容量を増やして電力を有効利用することによって、負荷平準化に
も役立つものと、期待されています。

  今回の実証試験では、日立製作所の電力・電機グループの研究開発部門である電力・電機開発本部
(日立市)の敷地内に実証システムを設置し、出力変動吸収を中心として、系統連系試験や、基本的な
特性(充電放電特性、効率等)確認も行う予定です。


                                                                                以  上


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