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News Release

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平成9年11月18日

日立とNTTエレクトロニクスが32ビットRISCプロセッサSH-3の 低消費電力コアの共同開発で合意

−NTTエレクトロニクスの最先端技術をSuperHファミリに活用し、 小型携帯端末や通信機器等向けのシステムASICを実現−

                                             株式会社 日立製作所
                              NTTエレクトロニクス株式会社


 株式会社日立製作所(日立)とNTTエレクトロニクス株式会社(NEL)は、このたび、
 NELの低電圧化等の最先端技術を日立のRISCマイコン「SuperH(TM) RISC engine
ファミリ(SuperH)」のSH-3に適用し、SuperHのラインナップ拡充のため、SH-3の
低消費電力コアの共同開発を行うことで合意しました。
  今回の合意により、日立のSH-3(0.35μm技術)の設計情報と、NELの0.25μm技術
を中心とした半導体技術を用いて、両社でSH-3の低消費電力コアを開発します。
NELが得意とする低電圧回路技術などの半導体技術と、日立のSH-3コアを組み合わ
せることで、両社では小型携帯端末や通信機器等に最適なシステムソリューション
を提供していきます。

  日立は、マルチメディア市場におけるSuperHの業界標準化を目指し、現在積極的
にパートナー作りに取組んでおり、昨年7月に米国VLSIテクノロジー社と、本年
10月にはセイコーエプソン社とSuperHコアのライセンス契約を結び、ビジネスの
拡大を図っています。また、本年11月には、各種マルチメディア機器向けに、業
界最高性能の360MIPSを実現したSH-4を製品化するなど、ラインアップの拡充にも
取り組んでいます。
  さらに、このたび、SuperHの製品開発体制の一層の強化を図るため、NELと共同
でSH-3の低消費電力品の開発に取り組みます。これにより、SuperHの低電圧化、
高性能化およびアプリケーション拡大を実現するとともに、SuperHのラインアップ
強化を図ります。

 一方、NELは、NTTの研究所が開発した技術をベースに、通信機器向けやマルチメ
ディア機器向け半導体製品を各社と提携して開発し、NTTをはじめ一般顧客に広く
提供しています。特に、光通信やISDN等のネットワーク機器用LSIの製品を得意と
しており、今回の共同開発により、通信機器の大幅な低電力化を実現するASIC製品
のライナップ強化を狙います。

<SuperHについて>
  SuperHは、低消費電力を追及した32ビットRISCプロセッサで、携帯情報端末
やカーナビゲーション、デジタルカメラ等のマルチメディア機器に数多く採用され
ています。また、昨年米国マイクロソフト社から製品化されたWindowsRCEに対応、
OSをサポートするためのメモリ管理機能や、消費電力のきめ細やかな制御を行うパ
ワーマネージメント機構搭載の製品も投入し、多様な顧客ニーズに応えています。
  

                             以 上


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