日立製作所は、録画した番組とＣＭの音声形態（ステレオ、モノラルなど）が同
じでも、画像認識技術などにより、ＣＭをとばして再生できる「ＣＭとばしワザ」
を搭載したＶＴＲ“テープナビ”４機種（Ｓ−ＶＨＳタイプ２機種、ＨｉＦｉタイ
プ２機種）を８月２１日より順次発売します。

〈型式・価格〉
　    型　式　　　             標準価格(税別)  発売日  当初月産台数
７Ｂ−ＢＳ９５    
ＢＳチューナー内蔵Ｓ−ＶＨＳ     82,000円 　９月  １日    5,000台

７Ｂ−Ｓ９０  
Ｓ−ＶＨＳ                      70,000円 　９月  １日    4,500台

７Ｂ−ＢＦ９３    
ＢＳチューナー内蔵
ＨｉＦｉ                     オープン価格 　８月２１日   20,000台

７Ｂ−Ｆ９１      
ＨｉＦｉ                     オープン価格 　８月２１日   15,000台

　ＶＴＲの需要は買替え需要を中心に平成８年度で６８３万台(前年比１１０％)と
伸張し、平成９年度においても６９７万台（前年比１０２％）が見込まれるなど堅
調に推移するものと予測されます。
　日立では、ＶＴＲ使用上の「番組内容の検索・頭出し」に対する不満を解消する
ために、平成６年に、録画内容を簡単に検索でき素早く頭出しする“テープナビ”
機能を搭載したＶＴＲを発売しました。７年には、頭出しの際の検索時間の短縮化
やタイミング表示、昨年はテープナビ画面の改善など、順次その機能向上に取り組
んできました。
　再生時にＣＭをとばすＣＭスキップ機能は、ユーザーにも高く評価されている基
本機能の一つですが、これまでのＣＭスキップ機能は、再生時の番組と音声形態の
違うＣＭ(ステレオ放送)を検出し、ステレオ放送部分だけを早送りする方式でした。
そのため、番組とＣＭが同じ音声形態の場合（例：ステレオ放送の番組とＣＭ(ス
テレオ放送)の組み合わせ等）は検索できず、その作動率が低下していました。　

　今回発売する機種では、音声形態の認識に加え、画像認識技術等により、番組と
ＣＭが同じ音声形態でもＣＭを検出し、とばして再生できる「ＣＭとばしワザ」を
搭載しました。これにより従来ＣＭスキップが作動しなかった、ゴールデンタイム
の連続ドラマや歌番組などのステレオ放送でもＣＭスキップができるようになり、
その作動率が向上しました。
　また、録画内容を簡単に検索でき、素早く頭出しできる日立独自の“テープナビ”
機能についても、再生中の番組で、指定した時刻（分単位）から頭出しができる
「タイムナビ」機能を搭載しました。見たいシーンの頭出しや、再生中の番組の再
生時刻や番組終了までの残り時間が一目でわかり、検索性がさらに向上しました。

〈主な仕様〉

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 
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