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                                                  平成9年3月12日

マルチメディア機器に最適な 12.1型高精細スーパークリア・カラー液晶を製品化

−新しい液晶駆動技術の開発により、高画質、高速表示応答、 および低消費電力を実現−

 日立製作所は、このたび、新しい液晶駆動技術であるエンハンスド・ハイ・アド レッシング方式の開発や液晶素子の最適化により、従来のSTN液晶ディスプレイ の問題点であったシャドーイング雑音と低コントラストを解決、高画質な動画像表 示や低消費電力を実現した「12.1型高精細スーパークリア・カラー液晶」を製 品化し、平成9年4月よりサンプル出荷を開始します。  本製品は、50:1の高コントラストや、動画像表示が可能な120msの高速 表示応答など、MMX(R)Pentium(R)プロセッサ搭載ノートPC等のマルチ メディア機器に最適な高性能を実現しています。  近年、液晶ディスプレイは、省スペース、省エネルギー、軽量などの特徴が高く 評価され、ノートブック型パソコン等のポータブル機器用ディスプレイとして急速 に成長してきました。また、用途に応じて、TFT液晶ディスプレイとSTN液晶 ディスプレイが使い分けられています。  さらに、最近ではインターネットなどのネットワーク環境の進展や、 CD−ROMなどを搭載したマルチメディア・ノート型パソコンなどの普及により、 動画像の表示が可能で、コストパフォーマンスの高いディスプレイの必要性が高ま っています。  当社はこのようなニーズに対応し、エンハンスド・ハイ・アドレッシング方式 (2ライン同時選択高周波駆動法)という新しい液晶駆動技術の開発や、液晶素子の 最適化により、従来のSTN液晶ディスプレイの問題点であったシャドーイング雑 音を著しく低減するとともに、消費電力を抑え、高速表示応答と高コントラスト表 示を可能とした「12.1型高精細スーパークリア・カラー液晶」を製品化しました。  本製品は、SVGA対応(800×600ドット)で、動画像表示が可能な 120msの高速表示応答を実現しています。また、液晶素子の構成材料とプロセ スの最適化により、50:1の高コントラストが得られ、1,600万色の表示も 可能です。  さらに、本方式では、出力電圧の変化が頻繁なデータ回路側の駆動電圧を低く抑 えることが可能なため、バックライトも含む液晶モジュール全体で2.8Wという 低消費電力も実現しています。  なお、本製品は4月16日から横浜で開催される「電子ディスプレイ展」に出展 します。 (注)MMX、Pentiumは、米国Intel Corp.の登録商標です。 <性能比較>
12.1型SVGA対応12.1型SVGA対応12.1型SVGA対応
スーパークリア・カラーSTN液晶カラーTFT液晶
カラー液晶(当社従来製品)(当社従来製品)
(新製品)
外形寸法(mm)277×202.5275×202.5275.5×199
厚さ(mm)8.08.08.0
解像度800×600800×600800×600
コントラスト比50:1(fr:150Hz)30:1(fr:150Hz)100:1
応答速度(ms)12030050
消費電力(W)2.83.22.8
シャドーイング軽微あり
駆動方式エンハンスド・電圧平均化法TFT直接駆動
ハイ・
アドレッシング
<サンプル価格および出荷開始時期>
       製 品 名            サンプル価格    サンプル出荷開始時期
12.1型SVGA対応                10万円        平成9年4月より
スーパークリア・カラー液晶   



                              以 上

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