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平成8年9月12日
8mmカートリッジ磁気テープ装置「MT8M1」シリーズを発売
−3.5インチサイズの小型装置で
1巻あたり40GB(2倍圧縮時)の大容量を実現−

日立製作所は、このたび、UNIXサーバやPCサーバ等のデータバックアップ用に
8mmカートリッジ磁気テープ装置「MT8M1」シリーズを製品化し、9月17
日よりOEM販売を開始します。本製品は3.5インチサイズ(41.3ミリ厚)の
内蔵タイプで、テープカートリッジ1巻あたり40GB(2倍圧縮時)の記憶容量
を実現しています。
近年、ダウンサイジングにより、従来メインフレームで行ってきた業務を、UNIX
サーバやワークステーション、PCサーバ等で行うケースが増加し、また画像データ
や音声データ等、大容量のマルチメディアデータが増えていることもあり、これら
のコンピュータで扱うデータ量が、飛躍的に増大しています。
当社ではこれまで、UNIXサーバ等のデータバックアップ装置として、1/2イン
チカートリッジ磁気テープ装置「MT550」を製品化し、OEM市場向けに提供
してきましたが、小型、大容量、低価格といった特徴を持つ8mmカートリッジ磁
気テープ装置のニーズが今後高まると予想されます。
今回、3.5インチの小型8mmカートリッジ磁気テープ装置(内蔵タイプ)で、
テープカートリッジ1巻あたり非圧縮で20GB、2倍圧縮時で40GBの記憶容
量を実現しました。また、5.25インチスロット用(41.3ミリ厚)の装置
(内蔵タイプ)と、外付け用スタンドアロン装置も用意しました。
データ転送速度についても、業界標準の高速インタフェースであるFAST
SCSI−2をサポートし、非圧縮時で3MB/秒、2倍圧縮時で6MB/秒と高
速です。データ圧縮は標準装備で、2倍圧縮された場合、平均データ転送速度を
6MB/秒とすると、1GBのデータが3分以内でバックアップできます。
記録フォーマットは当社が新たに開発した“ハイパーヘリカルスキャン・データ
フォーマット(HH−1)”を採用し、記録データの信頼性や、データの記録密度
の向上を実現しました。HH−1フォーマットは現在、欧州の標準化団体である
ECMA(欧州コンピュータ工業会)、及びJISに提案され規格化が進められて
います。尚、HH−1フォーマットだけでなく、8200、8500、8500C
といった従来の記録フォーマットで書かれた8mmテープも読み取り可能です。
本製品は、耐久性・耐環境性にすぐれた高性能メタル超薄層塗布型(MP)テー
プの使用、テープに与えるストレスを抑えるキャプスタンレス駆動方式の採用等に
より、高い信頼性も実現しています。
<価格>(OEMサンプル価格/税別)
3.5インチ8mmカートリッジ磁気テープ装置(内蔵タイプ)
MT8M1−3S(シングルエンド) 47 万円
MT8M1−3D(ディファレンシャル) 49 万円
5.25インチ8mmカートリッジ磁気テープ装置(内蔵タイプ)
MT8M1−5S(シングルエンド) 47 万円
MT8M1−5D(ディファレンシャル) 49 万円
卓上型8mmカートリッジ磁気テープ装置(スタンドアロンタイプ)
MT8M1−US(シングルエンド) 65 万円
MT8M1−UD(ディファレンシャル) 67 万円
<出荷時期>(OEMサンプル出荷時期)
3.5インチ8mmカートリッジ磁気テープ装置 平成8年10月末
5.25インチ8mmカートリッジ磁気テープ装置 平成8年10月末
卓上型8mmカートリッジ磁気テープ装置 平成8年10月末
<他社商標に関する注記>
UNIXは、X/Open Company Limitedがライセンスしている米国ならび に他
の国における登録商標です。
以 上