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                                                  平成8年5月22日

データウェアハウス市場へ本格的に参入

−国内3ケ所にサポート拠点を設置し、 「データウェアハウス・ソリューションサービス」を開始−

 日立製作所は、このたび企業の意思決定等を支援するデータウェアハウス を実現するためのハードウェア、ソフトウェア、サービス製品群をトータル に提供する「データウェアハウス・ソリューションサービス」を平成8年6 月1日より開始します。また、本サービスの提供開始にともない、従来の業 種別SEによるデータウェアハウス・サポート体制に加え、東京、名古屋、 大阪にデータウェアハウス・ソリューションのサポート拠点を設置し、専任 SE体制を敷くとともに、業種別SEのサポート体制も強化していきます。 さらに、データウェアハウスへの対応を中心に機能強化した並列リレーショ ナルデータベース(RDB)管理システム「HiRDB」を開発、平成8年5月 24日より販売を開始します。  消費者(顧客)志向の変化や企業経営のグローバル化などにより、企業では 膨大な経営データをスピーディに分析し、市場ニーズにマッチしたビジネス 戦略を立案することが求められています。また、企業内の個々の部門業務を 円滑に進めるために、エンドユーザーレベルで的確な判断を行うことが重要 になってきています。  このような意思決定を支援する情報系システムの新しい構築方法論として 注目を集めているのが、データウェアハウスです。データウェアハウスの基 本的な考え方は、基幹系業務(OLTP)で日々発生するデータをエンドユーザ ーの利用目的別に抽出し、情報検索や分析に適した形で整理・統合した上で 時系列にデータベースに格納していき、数年間以上といった長期間にわたる 大量データを保持することで、販売分析や経営分析、ビジネス戦略の立案に 活かそうとするものです。データ分析には、OLAP*1と呼ばれる様々な視点か らのデータ分析を可能にする多次元分析ツールや、大量データの中に隠され た法則性(ビジネス・ルール)を導き出すデータマイニングツールなどが利用 されます。  *1:Online Analytical Processing  当社では、早くから情報系システムの構築に取り組み、意思決定支援シス テム「EXCEED3」などのソフトウェア製品を提供するとともに、メイ ンフレームからCSS環境まで、システム構築のノウハウを蓄積してきまし た。また、平成6年からは並列処理による大規模データウェアハウスの高速 検索を実現するUNIXサーバの統合クラスタモデル「3500/840 PS」や「HiRDB」、データマイニングツール「DATAFRONT」、 多次元分析機能を持つ販売分析パッケージ「HITSENSER2」など、 データウェアハウスの効率的な活用を実現するハードウェア、及びソフトウ ェア製品を拡充してきました。  今回、提供を開始する「データウェアハウス・ソリューションサービス」 は、これらの製品、システム構築のノウハウを集大成するとともに、新たに 多様なデータ分析ツール群を加え、データウェアハウスのプランニングから 構築・運用・保守・教育までをトータルにカバーします。特に多次元データ 分析の分野では、社外の先進的なOLAPツール群を幅広く用意しました。 ユーザーのニーズに合わせて最適なツールを提案し、全社レベルから部門レ ベルまでのデータウェアハウスの早期構築を支援します。当社内でも現在デ ータウェアハウスを構築中であり、これらのノウハウも順次提供していきま す。  また、当社の「HiRDB」では、データウェアハウスに適したデータ格 納の新方式として、処理ノード(サーバ)を追加してもデータの再格納が不要 な当社独自のフレキシブル・ハッシュ分割方式をサポートしました。 さらに、データ複製機能なども強化し、大規模なデータウェアハウスでの運 用性の向上と柔軟なシステム構築を可能にしました。新製品の 「DBPARTNER/Web」では、WWWブラウザからの「HiRDB」 、及び「ORACLE7」のデータベース検索・更新などを実現し、インタ ーネット/イントラネットを利用したデータウェアハウスの情報共有や、デ ータウェアハウスを活用した顧客向けの情報提供サービス・システムなどの 構築を容易にしました。  なお、当社では、ユーザーのデータウェアハウスに対する理解を深めるた めに、「日立ビジネストレンドセミナー(東京:5月28日)」や「日立コ ーポレートシステム・ソリューションセミナー(名古屋:6月5日)」など の各種セミナーを開催、「HP World(有明:5月29日)」や「デ ータウェアハウス EXPO '96(池袋:7月10日)」などの各種展博 へもデータウェアハウス関連製品の出展を積極的に推進するなど、データウ ェアハウス技術の普及・拡大に努めていきます。 <データウェアハウス・ソリューションサービス商品一覧> (価格は個別見積り) サービス商品名 : サービス内容 1・データウェアハウスプランニングサービス:   戦略的情報活用方式の検討、プロトタイプ構築支援、開発計画策定 2・データウェアハウス構築/運用コンサルテーションサービス: データウェアハウスの構築方法、運用技術などのノウハウの提供 3・データウェアハウス 教育/研修サービス: データウェアハウスに関する一般教育や各種ツールの技術教育 4・データウェアハウス構築サービス: お客様の要求に従い、既存の関連商品を組み合わせてシステムを構築 5・安定稼働サービス・導入サービス・ソフトウェアサポートサービス・   ハードウェア保守サービス:   メインフレームからCSSまでの、導入及び運用フェーズをトータ   ルにサポート サービス開始時期:平成8年6月1日(3.のみ9月1日) <ソフトウェア製品の価格及び出荷時期>   製 品 名   機能概要    価 格     出荷時期 1 HiRDB/Parallel HiRDBサーバ機能 50万円から   Server        (1〜2ユーザー) 平成8年7月末 2 HiRDB Dataextractor データ抽出反映機能 10万円から 平成8年12月末 3 HiRDB Datareplicator データ連動機能 20万円から 4 DBPARTNER/Web WWW連携機能 20万円 平成8年 8月末 <販売目標>   ・データウェアハウス       1,500システム/3年間 <他社商品名称に関する表示> ・ORACLE7は,米国Oracle Corporationの商品名称です。                              以 上

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