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                                                  平成8年3月18日

PCサーバ向けディスクアレイ装置「A−6532シリーズ」を製品化

−PCIバス対応の高性能ディスクアレイ装置−

 日立製作所は、このたび、WindowsNTを搭載したPCサーバに
接続するディスクアレイ装置「A−6532シリ−ズ」を製品化し、3月21日
より発売します。本装置は、コントローラボードをPCサーバにおける主流バス
となっているPCIバスに直結するタイプで、データの高速転送を実現します。
 近年、UNIXサーバやPCサーバの市場は急速に拡大しています。
特に、PCサーバは、高性能プロセッサ等ハードウエアの高性能化やネット
ワークOSの普及により、コストパフォーマンスにすぐれたホスト
コンピュータとして、国内市場においても急成長しています。またPC
サーバの内部バスについては、最大転送速度132MB/sのPCIバス
が急速に普及しています。
一方サーバの高性能化に伴い、接続されるディスク装置も、マルチディスク
による高性能化、RAID方式適用による高信頼化が進んでいます。
 当社ではディスク装置に対する高性能、高信頼、大容量ニーズに応えるべく、
従来より、オープン市場向けに主としてUNIXサーバに接続するディスク
アレイ装置7機種16モデルを提供してきました。
 今回、これらに加えてPCサーバ市場における、さらなる高性能、低価格
ニーズに応えるため、PCIバスが直結する大容量キャッシュメモリ付高性
能ディスクアレイ装置「A−6532シリーズ」を追加しました。
本装置はコントローラボードをPCIバスに直結することにより、
PCサーバのメモリとアレイコントローラとの間で直接データ転送を行うこ
とで高性能化を図るとともに、特にシーケンシャル転送で高性能を発揮する
アーキテクチャーを採用しています。また、最大64MBまで搭載可能な
キャッシュメモリにより、I/O性能の向上を図っています。
ディスクアレイの方式であるRAIDレベルは高信頼性を実現するRAID
5及びRAID1に加えて、RAID0をサポートし、これらを混在させる
ことも可能です。さらに、ディスクの交換及びディスク障害時のデータ回復
はシステムを止めることなく実行が可能です。
 OSは WindowsNT Server 3.5 /3.51をサポート
します。ディスクアレイ装置内にOSを格納し、ディスクアレイ装置からPC
サーバを立ち上げることが可能です。これにより、内蔵ディスクが小容量な
PCサーバであっても大容量を必要とするOSを搭載できます。尚、
NetWareに関してもサポートを計画中です。
 運用面では、ユーティリティプログラムによる容易なディスクアレイ
管理操作を提供し、システム管理者の負担を軽減しました。
外付け筐体としてはデスクトップタイプ(SCSIチャネル×1構成、
SCSIチャネル×3構成)、キャビネットタイプ(SCSIチャネル×
5構成)を提供します。記憶容量は4.6GBから最大66.6GB
(RAID5換算)を実現しており、ユーザーニーズに合わせたシステム
が構築できます。
〈発表価格および出荷時期〉
デスクトップタイプ
 価 格    134〜241万円 (4.6GB〜16.6GB)
出荷時期    平成8年5月〜
  キャビネットタイプ 
 価 格 233〜788万円 (4.6GB〜66.6GB)
 出荷時期    平成8年7月〜
(注) 下記構成の場合の参考価格です。
   ・RAIDレベル: RAID5
   ・キャッシュメモリ:8MB
   ・スペアディスク、冗長電源未搭載
<他社商標に関する表記および略語>
PCI:Peripheral Component Interconnect
WindowsNT: 米国Microsoft Corporationの登録商標です。
UNIX:X/Open Company Ltd.が独占的にライセンスする米国ならびに
他の国における登録商標です。
RAID:Redundant Array of Independent Disks SCSI:Small Computer
System Interface
NetWare:米国Novell,Incの登録商標です。
以 上


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