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                                                  平成8年2月29日

日立とアナログ・デバイセズ社が
H8/300Hマイコンコアのライセンス供与で合意

−アナログ・デバイセズ社の携帯電話GSMチップセット、
その他移動体通信用チップへ適用−

(株)日立製作所
アナログ・デバイセズ(株)
 日立製作所(日立)と米国アナログ・デバイセズ社(ADI)は、日立
16ビットマイクロコントローラH8/300HのCPUコアをADIの移
動体通信分野製品に対しライセンス供与する事で合意しました。また、オ
プションとして日立の次世代16ビットマイコンH8S/2000CPUコ
アのライセンス供与についても合意しました。
 この合意により、両社は移動体通信分野においてより強い協力関係を維
持することになります。
 現在、移動体通信分野、特に主として欧州を中心として用いられている
GSM携帯電話にはコントローラとして日立のH8マイコンが、代表的な
マイコンの1つとして広く用いられています。特にH8/300Hは高性能
を低消費電力で実現するマイコンとしてプリンタ、CD-ROM等のOA機
器、携帯電話等の通信分野で好評を博しています。
 また、オプションとして供与されるH8S/2000シリーズは、日立が
昨年9月に発表した次世代16ビットマイコンで、H8/300Hの上位互
換性を保った上でスタティック回路等の高性能・低消費電力化技術を採用
した16ビットでは最高水準の高性能マイコンです。
 一方、ADIはGSMを始めとする移動体通信分野に対して、同社の優れ
たDSP技術や高周波技術に基づいて作られた(GSM用)チップセット
を供給しています。(同チップセットにもH8/300Hが用いられていま
す)
 今回のH8/300Hコアのライセンス供与により、ADIは同社のDS
P(ADSP-21XXファミリ)と周辺カスタムロジックにH8/300H
を加え1チップ化する事ができるため、小型化とコストパフォーマンスなど
で優位に立て、同社のGSMチップセットビジネスをより促進させる事が可
能となります。
 日立はH8シリーズ、H8Sシリーズの製品開発及びそのASIC展開も
進め強力なラインアップを築いています。これらに加え、今回のライセンス
供与をはじめとして他社との協力関係を拡大する事で顧客ニーズに応える製
品の開発と供給体制を強化していきマイコン分野でのトップポジションを確
立していきます。
<日立製作所 概要>
会 社 名:(株)日立製作所
資 本 金:278,125百万円(1995年9月30日現在)
代 表 者:取締役社長 金井  務本社所在地:東京都 千代田区
売  上 :3,741,552百万円(1994年度)
従業員数 :77,640人(1995年9月30日現在)
<アナログ・デバイセズ社 概要>
会 社 名:ANALOG DEVICES Inc.
資 本 金:12,542K$(1995年10月30日現在)
C E O:Ray Stata
本社所在地:米国マサチューセッツ州 ノーウッド市
売  上 :970M$/1995年従業員数 :約 6,000人
工場所在地:米国マサチューセッツ州、カリフォルニア州、
      ノースカライナ州、アイルランド、フィリピン、台湾
  −以 上−

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