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平成7年9月26日
                      日立ヨーロッパ社

10兆分の1秒の間で電子の増幅・消去をコントロール

−電子の波の性質を利用する超高速光エレクトロニクス実現に
道をひらく−

 日立ヨーロッパ社日立ケンブリッジ研究所と、英国ケンブリッジ大学キャ
ベンデイッシュ研究所マイクロエレクトロニクス研究センターの共同研究
チームは、ナノメータ(数憶分の1ミリ)スケールで光パルスの通る経路の長さ
を制御することにより、世界で初めて、電子のコヒーレント(干渉性)消去と呼
ばれる現象の観察に成功しました。これは、半導体への光パルス照射により発
生した電子に別の光パルスを照射し、干渉を起こさせることにより100フェ
ムト秒(10兆分の1秒)の間に消去させるという実験で、二つの波を逆位相で重
ねあわせると波が消えるというよく知られている現象 (干渉現象)を電子の波に
応用し、初めて実証したものです。
                            以 上

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