HITACHI : News Release : 2/28


		ニュースリリース

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2002年2月28日

　

興行主のチケット直販をサポートする「チケット予約・決済サービス」を販売開始

   株式会社日立製作所　システムソリューショングループ（グループ長＆ＣＥＯ　小野功、以下日立）は、このたびコンサートや演劇等のチケットをインターネットで予約、決済を行い、当日、劇場に設置されたマルチメディア端末で発券を行うＡＳＰサービス「チケット予約・決済サービス」を興行主向けに３月１日から販売開始します。

   ネット販売市場の拡大に伴い、コンサートや演劇等の興行のチケットについても、従来の電話、メ－ル等での受付から自社インターネットサイトでの即時決済も含めた予約サービスを行う企業が出てきています。興行主単独で予約・決済サイトの運用を行う際には、システム構築のための開発、運用コストの問題が発生します。また、チケットを販売委託している興行主も、委託会社に販売委託手数料を支払い、さらには興行主がチケットの販売状況を把握しようとしても委託会社から回答に時間がかかり、再販計画が立てられず、販路を失って売れ残りが生じてしまうケースが発生しているというのが現状です。
   日立では、こうした問題を解決するために、ＡＳＰによるチケット直販サービス「チケット予約・決済サービス」を興行主向けに提供します。これにより、興行主は低額な料金でサービスを利用でき、リアルタイムにチケットの販売状況を把握することにより、効率的なチケット販売が可能となります。本サービスは２００４年９月までに興行主６０ユーザーの導入を目指します。
   なお、本サービスは３月５日（火）から３月８日（金）、東京ビッグサイトで開催される「ＲＥＴＡＩＬ　ＴＥＣＨ　ＪＡＰＡＮ」に出展する予定です。

１．サービスの特徴
   １）システム導入の経費削減
   ＡＳＰで本サービスを提供するので、初期導入にかかる費用や開発費などを抑えることができ、月々低額な料金で利用できます。また、電話予約のオペレータやチケット販売窓口の人件費を軽減できます。

   ２）興行主自身のチケット販売管理による業務の効率化
   チケットの売れ行き状況に応じて、興行主自身の判断によりチケットの在庫数量や販売価格等をフレキシブルに変更できます。これにより、再販売計画を容易に立てることが可能になり、電話予約への再配券や当日券の手配の迅速化によってチケットを売れ残らないよう、効率よく販売することができます。

   ３）チケット購入者の利便性の向上
   チケット購入者は、公演当日、劇場に設置するマルチメディア端末によりチケットを発券します。また、チケット代金はあらかじめ登録したクレジットカード情報により予約時に決済されます。このため、チケットの郵送などの手数料を負担する必要がなく、また、購入者の不在や公演日までに日数がない等確実にチケットの受渡しができないというチケット郵送時に発生する問題を解消します。

   ４）複数チャネル、決済手段への対応
   販売チャネルは現在、ＰＣを利用したインターネットのみの対応ですが、今後携帯電話への拡充を予定しています。また、決済手段はクレジットカードに加えて、ネットデビットやインターネットバンキング等の決済サービスの提供を計画中です。

２．価格

チケット予約決済サービス

基本契約料（初期導入時）２５万円

月額利用料基本料３万円／月

システム利用料チケット売上高に応じた手数料／月

        ＊いずれも消費税は別

   その他、マルチメディア端末やクレジットカードの利用手数料およびマルチメディア端末での発券手数料などのオプション利用費用が別途必要となります。

３．マルチメディア端末の仕様

項　　目 仕　　様

   操作部    １５型タッチパネル

   磁気カードリーダー    ＪＩＳⅠ、ＪＩＳII対応

   外形寸法    ８７５(Ｗ)×８００(Ｄ)×２０００(Ｈ)　(ｍｍ)

   その他装備    ＤＶＤプレーヤー装備
   ガイダンス音声対応

以　上