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2001年9月12日
 
ブロードバンド時代に向け、ネットワーク管理機能を強化した
統合システム運用管理ソフトウェア「JP1 Version 6i」を販売開始
  日立製作所 システムソリューショングループ(グループ長&CEO:小野 功)は、このたび、ブロードバンドネットワークの進展にともない、マルチベンダのネットワーク機器の管理機能強化とIPv6*1ネットワーク管理ソフトウェアを新たにラインアップした統合システム運用管理ソフトウェア「JP1 Version 6i」を9月17日から販売開始します。

  *1: IPv6 (Internet Protocol version 6):現在のインターネットプロトコル IPv4(Internet Protocol version 4)を拡張・高機能化した次世代インターネットプロトコル。アドレスが128bit(約 3.4×10の38乗個)分ある。

  近年、Eビジネスの拡大、さまざまなクライアント機器のネットワークへの接続、ネットワークを利用した音声や画像の配信などにより、ネットワークが大規模かつ大容量化し、その用途も多様化しています。このような中、大規模なネットワーク環境やマルチベンダ環境でも容易に管理・運用できる先端技術に対応した運用管理基盤に対するニーズが高まっています。

  「JP1」は、トップシェアのシステム運用管理製品として、国内はもとより海外市場でも高く評価され、現在5,600社を超える企業に導入されています。「JP1」のネットワーク管理ソフトウェアである「JP1/Cm2」は、従来から、大規模ネットワークやファイアウォールを経由したネットワーク環境の管理や音声、画像を含む多様なデータの帯域制御管理などを強化し、ネットワークの進展に対応してきました。また、当社は、ネットワーク管理基盤「JP1/Cm2/Network Node Manager」とCisco Systems, Inc.(以下、Cisco)ネットワーク機器監視製品「CiscoWorks2000」との連携を確認し、「Cisco AVVID (Architecture for Voice, Video and Integrated Data) パートナープログラム」の認定を取得しました。

  今回、販売を開始する「JP1 Version 6i」のネットワーク管理ソフトウェア「JP1/Cm2」では、マルチベンダのネットワーク機器で構成されるネットワークを管理するための機能を強化するほか、ネットワーク機器の台数拡大によるIPv6ネットワークへの対応としてIPv6ネットワーク管理ソフトウェア「JP1/Cm2/Network topology - manager for IPv6」を新たに製品化します。これらにより、ブロードバンドネットワークシステムの最適な構築・運用を実現し、インターネット環境でのサービス品質を向上することが可能になります。
  今回強化する具体的な内容は以下の通りです。

1.マルチベンダのネットワーク機器の管理機能強化
  Cisco製ルータを管理する「JP1/Network Element Manager for Cisco Router」とJuniper Networks , Inc.(以下、Juniper)製ルータを管理する「JP1/ Network Element Manager for Juniper」を製品化することで、Cisco製ルータやJuniper製ルータの筐体のパネルをイメージした画面を運用管理者のコンソールへ表示することが可能になります。これにより、遠隔地にあるルータについてもコネクタの実装状況、ポートや機器の状態などが容易に確認でき、稼動状態の監視やリソース管理の効率向上が図れます。またNetScreen Technologies, Inc. 製ファイアウォールを管理する「JP1/ Network Element Manager for NETSCREEN」により、同社製の機器についても稼動状態を監視することができます。

2.IPv6ネットワーク環境への対応
  日立ギガビットルータ「GR2000」を始めとするIPv6ネットワークにも対応したネットワーク機器の構成管理画面への自動表示や障害管理・性能管理のためのIPv6管理情報を収集する「JP1/Cm2/Network topology - manager for IPv6」を製品化します。本製品は、既にIPv4で運用しているネットワーク管理の環境を変更することなく、新たに構築するIPv6ネットワークの管理が追加可能なため、IPv4とIPv6が共存するネットワーク環境を統合的に管理できます。

  さらに、障害監視の操作性向上や監視対象機器の拡大により、運用管理者の負荷を軽減するため、障害のアラーム情報をフィルタリングする「JP1/Cm2/Network Event Discriminator」、拡張MIBによる管理情報をGUIで定義する「JP1/Cm2/Extension Mib Build Feature」、監視対象機器で拡張MIBによる管理を実行する「JP1/Cm2/Extensible Agent for Extension Mib Runtime」を製品化します。

  今後も、映像や音声などのコンテンツ配信システムの稼動・性能管理、高速アクセスライン(ADSLやFTTHなど)の機器管理メニューの追加、VPNやMPLSを始めとするセキュアな通信機能に対応した構成管理の提供など、ブロードバンドネットワークに対応したネットワーク管理機能を継続的に強化していく予定です。

■ホームページ

URL http://www.hitachi.co.jp/jp1


■主な新製品の価格・出荷時期

稼動プラットフォームは、Windows NT 4.0、Windows 2000、HP-UX、Solarisです。


■他社商品名称に関する表示
JP1/Cm2/Network Node Manager Enterpriseを始めとするネットワーク管理基盤製品のソフトウェアおよびドキュメンテーションは,米国Hewlett‐Packard Companyとのライセンス契約により、OpenViewをベースにしています。
Cisco、Cisco SystemsおよびCiscoロゴは、米国およびその他の国におけるCisco Systems, Inc.の商標または登録商標です 。
HPは、米国Hewlett-Packard Companyの会社名です。
HP OpenViewは、米国Hewlett-Packard Companyの米国および他の国における商品名称です。
HP-UXは、米国Hewlett-Packard Companyのオペレーティングシステムの名称です。
Juniper Networksは、Juniper Networks, Inc.の登録商標です。
Microsoftは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corporationの登録商標です。
NETSCREENは、NetScreen Technologies, Inc.の米国における登録商標または商標です。
Solarisは、米国Sun Microsystems, Inc.の登録商標です。
Windowsは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corporationの登録商標です。
Windows NTは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corporationの登録商標です。
Windows(R)の正式名称は、Microsoft(R) Windows(R) Operating System、Windows NT(R)の正式名称は、Microsoft(R) Windows NT(R) Operating Systemです。
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

以 上




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